ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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私にとっては、ちょっとどんでん返しでした。


愛が足りない
桜木 知沙子
新書館 (2003.12)
ISBN : 4403520782
価格 : \588



【こんな話】
口の悪いクールビューティ刈谷彰吾は、実は義弟の優より大切なものはないというブラコンだった。だが、優の友人兼会社の同僚・樋口と東京へ出張に行った折、ついうっかり肉体関係を持ってしまい、さらに樋口から「好きだ」と告白されてしまった。樋口はイイ奴だし体の相性は合うものの、彰吾が一番大事にしたいのは優だ。ややこしくてまぎらわしい、三角関係(?)の行方は……?

【ひとこと】
彼女にフラれて兄に泣きつく(ほんとに泣いてる)弟、そして、弟が彼女と別れたと知ってホッとする兄…。彰吾だけでなくて、優もブラコンです。それも、いいトシして重症。でも、義理のきょうだいならそれもいいか、とそういう展開を予想して読んでいたら、思ったのとは違いました。

それにしても、樋口が泣けてくるほどいい男でした。出張先のホテルでの、関係をもってしまうまでのやりとりが、手に汗にぎるというか、ドキドキものというか、その雰囲気がなんともいえません。

出張先で、想いを寄せる先輩とせっかく水入らずで過ごせると思っていたら、なんと優から電話がかかってきちゃって、そうしたら先輩は優の話ばっかりになっちゃうし。
血が繋がってないと思うと、余計に許せないんでしょうか。そこで、静か?に嫉妬を燃やす樋口がいいです。顔にも言葉にも、そんな様子を出さないんだけど、じわりじわりと迫っていく感じ。

でも、樋口がそうやって自分の気持ちを押し殺すから、ただでさえ鈍感な彰吾がほんとにボケばっかりかますようになって、樋口がかわいそうでした。何百歩も譲って、カラダだけの関係でいいと言ってる樋口の気持ちが、全然わかってない!
優のことを話題に出すのはしかたないとしても、3人で食事しよう!なんて、そのデリカシーのなさにはもうあ然としました。

だから、樋口の怒り爆発シーンは、拍手を送りましたよ?。
そのシーンの最後に、樋口が彰吾にひと言吐き捨てていくのですが、そのセリフに一瞬涙が出そうになるものの、よくよく考えてみるとずいぶん身勝手で笑えます。

最後は、なんか彰吾だけハッピーエンドみたいなところがあって、ちょっとずるいな、と。でも、ちゃんと言うことは言ってたから許します。ここの彰吾は素敵でした。

そして優。
ほんとに彰吾のことが好きなのかもしれないし、樋口が言ったように一時的な嫉妬なのかもしれないし。私は後者だと思うんだけど、ちょっと一筋縄でいかない感じでしたよね、ラスト。頑張れ?(笑)
(★★★★☆)

この本、とっつきが悪いような気がします。
でも、彰吾と樋口が出張に行くまで、頑張って読んでみてください。で、樋口がどんな人かわかったら、もう一度、最初のほうの樋口を読み直すといいと思います。
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