ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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表紙。ボール持ってるなんて、ちっとも気がつきませんでした。


解放の扉
桜木 知沙子
徳間書店 (2005.2)
ISBN : 4199003398
価格 : \540


【こんな話】
大学院に進んだ井坂は、中学時代の野球部の先輩・羽住(はずみ)と出会った。井坂の記憶では、羽住はおとなしくて口数も少なく、暗い部類に入る人間だったが、再会した羽住の雰囲気は、まるで変わっていた。
また羽住は、ゲイであることをカミングアウトしていて、井坂に「どうせだし、やってみない?」と誘いをかけてくるのだった。

【ひとこと】
ガラス細工のようなイメージでした、羽住先輩の心が。
先輩と井坂が再会できて、本当によかった。
中学のとき、井坂のことが好きになって以来、その気持ちを "心のきれいなところで、ずっと大事にしまってた" というのを読んで、逆に、再会できなかったらどうなっていたんだろうって、少し薄ら寒い思いがしました。

確かに、羽住先輩はいくぶん明るい人間に変わっていて、昔の面影はもう残っていなかったけれど、なんとなく空回りしてる雰囲気はありました。
もしかしたら、私がそう思いたいだけだったのかな。学校にいるときの先輩、井坂と飲んでるときの先輩、みんなで飲んでるときの先輩、初めて井坂と寝たときの先輩…、どれをとっても、どこかヤケクソになってるようで、でも、それでいて淋しそうだから、早く幸せになってほしいなぁ?、でもまだこんなにページ数残ってるしなぁ?と、ラストが待ち遠しかったです。

一方、井坂のほうは、中学のときとまったく変わってなかったわけです。それもよかった。
井坂に、同性愛を否定されたりしたら、羽住先輩はいったい?(あくまでも、羽住先輩擁護視点な私)
井坂は、鈍感野郎のように見えて、すっごく細やか?な子です。こういう男は、女性に嫌われやすいので、先輩と幸せになって正解だと思います。
ラストのふたり、特に先輩!が、幸せそうで、読後感は最高でした。

(★★★+0.5)

気になる人、それは、お義兄さんの俊弥。長年のストレスの原因がお義母さんにあるのなら、まだそのストレスは続くわけでしょう?
先輩には井坂がいるけど、俊弥はひとりだから。
強がっているのがまるわかりな人だけに、少し心配です。

あ、もうひとつだけ。
羽住先輩と野球が、まったく結びつきません。
ボールを投げてるところを思い浮かべようとしても、う?ん、どう考えてみても、園芸部のイメージくらいしか…(笑)


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