ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

私の、セリフ萌えNo.1作家さんです。


ひみつのトマト畑
夢乃 咲実
ビブロス (2005.2)
ISBN : 4835217039
価格 : \893



【こんな話】
智波(ちなみ・高1)は、北海道から東京に引っ越してきたばかり。
ある日、不安だらけの都会暮らしを思い悩み、ホームシックで泣いていたところに、優しそうな青年と出会う。彼は、智波のことを慰め、元気づけてくれるのだった。
さて、その後、智波は転入先の高校で、その青年と再会することに。でも、学校での彼は、外見も物腰もずいぶん違って別人のよう。
聞けば、椎葉(しいば・高3)というその青年は、選ばれた者だけが籍を置くことができる、「紳士クラブ」のメンバーらしいのだが…。

【ひとこと】
聞くからに危なそうな「紳士クラブ」も、夢乃先生が書いてるんなら、まあどうってことないだろう(よい意味で)と予想はしていました。そして、やっぱりその通りでした(笑)
学園の花形、紳士中の紳士が集うこのクラブの真の活動は、意外なことにずいぶん素朴なものだったのです。トップシークレットにもなっている、その真の使命とは…タイトルで想像ついちゃうかもしれないけど→(反転)畑しごとなのでした。
ね、至って学生らしい組織でしょ。

智波に親切にしてくれた青年・椎葉は、その紳士クラブで先頭切って野良仕事しちゃうような、ワイルドな男の子です。が、クラブ会員たるもの、みんなの前ではヘラヘラしているわけにはいかないので、当然、智波の前でも一応は紳士風に振る舞わないと。
でも、それが鉄仮面つけてる感じでも、二重人格な感じでもなくて、ちゃんと智波にも優しくしてくれる。これが、智波にとっても読者にとっても、非常に安心できるところです。

一方、智波は自然を愛する、可愛らしい男の子。唯月さんのイラストも手伝って、イメージとしては、中1くらい。だけど、妙に強いところがあります。
結局、告白も智波のほうからだったもんね。←この辺り、さすがの椎葉もちょっとタジタジで、面白い。
いろいろと障害は訪れるけれど、これっぽっちも揺さぶられることはありません。そう、ふたりとも強いのです。

さて、夢乃先生といえば、セリフ萌え!です。この方は、ストーリーもさることながら、セリフがとっても上手だと思います。
かならず、ゾクっとくるセリフを書いてくださいます。それが、脇キャラのセリフだったりするから、すごいのです。
今回、ゾクっとしたのは
「君がたぶん会いたがってる人に、会わせてあげるだけだから」
っていう、名もない生徒のセリフでした。

注目キャラとしては、智波のいとこ・さっちゃん(♂)。彼は、非常に小悪魔で、実にうっとうしいのですが、考えてることがミエミエで憎む気にもならない、そんな男の子です。弟に欲しいタイプ。
そのわがまま勝手ぶりに、椎葉はホントに腹を立てていたみたいだけど、さっちゃんのことを憎みきれないのは私だけではないようで、なかなか面白い展開になります。お楽しみに。

夢乃先生の作品って、一見よくある設定のようで、どっかハズれてるっていうか、バカバカしいというか…(よい意味で・笑)
でも、読むとすごく楽しい。学園ものがお好きな方は、先生の既刊本もぜひ。ヘンなのあります。ええ、だからよい意味で(笑)
(★★★★+0.5)


旧ブログのトラックバック
B-Life.SS
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © 小夜すがら 其ノ壱. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。