ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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新刊ですが、2001年の作品です。2段組で、久しぶりに読むのに時間がかかったけど、満足。


蒼天の月
蒼天の月
posted with 簡単リンクくん at 2005. 5. 5
可南 さらさ
幻冬舎コミックス (2005.2)
ISBN : 4344805313
価格 : \898



【こんな話】
ある晩、庭先で、大学生・遙は牙威(がい)という青年と出会う。牙威は、神から選ばれた "龍神" だった。龍神が、神通力を使うには、巫覡(みこ)と契約して気をもらわなければならない。牙威は、遙に契約を持ちかける。

【ひとこと】
牙威は、冠城家に身をおいて、怨念と戦ったり、封じ込めたりする仕事をしています。そして、牙威が仕事で負った傷を回復させたり、失った力を戻すために、遙の力が必要になるのです。遙が手をあてたり、キスすることで、少しは気が伝わるのだけど、深く交わることで、もっと大きな気を牙威にあげることができる、そう、つまりそういうことです(*^-^*)

1作目「蒼天の月」では、ふたりの出会い、そして、遙がアルバイトしている予備校に現れた、怨霊(物の怪?)を退治する話になっています。やっていることは物騒で気味が悪くても、牙威と遙(特に、遙)が真っ直ぐな気持ちで戦っているのが救われます。
戦いの最中、余裕が全然ないときでも、牙威は遙に「どうしたいか?」と尋ねてくれるんですが、このときの遙の選択は "怨霊となった人々を助けたい" という、理想的だけれど少々面倒なもの。牙威にとっては、まとめて全部やっつけちゃったほうがラクなんです。でも、牙威は笑って「分かった」って。この思いやる関係がいいです。

2作目「蒼天の月 2」は、私の苦手な「児童虐待」がテーマでした。虐待を受けて命を落としていった子供たちが餓鬼となり、やはり虐待を受けている少女・万里に取り憑くという話。万里に接する遙が優しくて優しくて、和みます。そして、それに嫉妬する牙威も、まあ可愛らしいです。
実は、牙威にも万里と似た経験があって、言葉は辛辣ながらも、万里のことを心から考えて、最善の方法を取ろうとします。カッコいいです。それと遙の思いやりが相まって、涙々の結末です。

描き下ろし「やがて祈りになる日まで」は、牙威と遙の仲が深まる、初々しい感じの短編。
恥ずかしがり屋の遙と、ぶっきらぼうの牙威が、それぞれ素直な気持ちを口にする様子にほのぼの。
(★★★★☆)

私、2時間ドラマはよく見るほうです。でも、児童虐待と誘拐、闘病ものだけは、ぜったい見ないんです。引きずって次の日まで暗くなってしまうから。この本の「2」もいたたまれないものがありました。


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