ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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2000年にノベルスとして刊行されたものが、加筆修正されて文庫になったそうです。いちばん下に、ノベルスの表紙も載せてみました。みなさんは、どちらがお好きですか。


らしくない僕ら
櫻井ちはや
オークラ出版 (2005.4)
ISBN : 4775505386
価格 : \690



【こんな話】
高校3年生の鷹羽 由岐成(ゆきなり)と澤木 渚は、幼なじみで親友。口うるさいけれども何かと自分の世話を焼いてくれる渚の存在に、由岐成は心のどこかで安らぎを感じていた。ある日、部活の罰ゲームで、由岐成がボーイズの出会い系サイトで呼び出した美少年と会うことになり、そのまま相手に「すっげぇ好き!」と告白され…。しかも、いつもクールな澤木が、今回は必要以上に怒り、取り乱しだして!?
(カバー裏から転載。わかりにくいので、名前の表記方法を少し変えてあります)

【ひとこと】
若い! そして青い! まさに青春ラブストーリーです。高校生男子たちが、ピーチクパーチクやってるのが、可愛らしくてしかたありません。

澤木は、幼なじみの由岐成のことを、ず?っと好きで、でも、その由岐成はそんなことにはまったく気がつかないで、次から次へと彼女をとっかえひっかえ…。
よくある設定なんだけど、心から、ああよかった?と思えるところがありました。
それは、澤木が由岐成に気持ちを打ち明ける前に、由岐成に "澤木を愛しいと思う" 心が芽生えたこと。
「もしかして澤木は俺のこと好きなんじゃないか?」と思う前に!なんです。澤木の気持ちに気づく前に、自分から澤木を好きだと思った。それが、とっても嬉しかったです。

このカップルの話と平行して、いろいろな問題が同時進行していきます。
まず、由岐成が伝言ダイヤルで出会った美少年とその彼氏。このカップルは、かなり楽しかったです。思いっきり乙女系の受けだと思われた美少年が、実は主導権握っていたかと思えば、もうひとりは二重人格まがいだったり。この二重人格クンが、ちょっとツボでした、好き(笑)

また、由岐成と父親との関係も、興味深かったです。由岐成は、早くに母親を亡くしているんですが、どうしても父のことを受け入れることができなくて。でも、やっぱり親子なんですよね、父の愛に少しうるっときました。

書き下ろしで「wish」という短編が収録されています。
由岐成と澤木の高校卒業後のお話です。これは、意外な展開でした。
これまで、可愛い可愛い、いい子ねいい子ね、と思ってきたふたりが、実に大人な選択をして、そして、彼らの設計通りに幸せへの第一歩を踏み出して行ったのに、じんときました。
この書き下ろしで、一冊がぐっと引き締まった感じです。
(★★★+0.5)


澤木が健気です、可愛すぎます。
「泣いたりするかもしれないけど、大丈夫だから」
ていうセリフと、オビにあった
「由岐成のこと、ずっとホントに大好きだから」
というセリフが、頭から離れません。

↓これが、2000年に刊行されたノベルスの表紙です。
由岐成(右)はこっちのほうが好きかな、色っぽい。



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