ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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このマンガ、ゆずの話しか読んだことがなかったので、コミックスになってよかった。
CDにもなるんですね、この雰囲気がそのままドラマになれば素敵です。少し期待。
ゆず役が私の好きな声優さんだし。
(追記:その後、ドラマCDを購入しました。感想はこちら

Hybrid child
中村 春菊
ビブロス (2005.3)
ISBN : 4835217225
価格 : \600



時代は、幕末からそれ以降。
ハイブリッド・チャイルドとは、"持ち主の愛情度合を反映して成長する"人形のこと。
ちゃんと言葉も覚えるし、背も高くなる…、可愛いような怖いようなシロモノです。
そのハイブリッド・チャイルドと持ち主との話が二編(第一部・第二部)、
ハイブリッド・チャイルドが世に生まれたきっかけを描いた話が一編(第三部)、そして、短い描き下ろしが収録されています。

==================================

【第一部】
大財閥の次期当主・小太郎と、ハイブリッド・チャイルドの葉月の話。
何度も何度も捨てられた葉月を、拾ってきて育てたのが小太郎。
でも、小太郎が葉月を育てているというよりは、むしろその逆。小太郎の勉強を、葉月がビシビシしごいてるといったほうがいいみたい。
ある日、葉月の様子がおかしくなったので、作り主・黒田のところへ持って行くのですが、もう古くなって内側から腐ってきていると言われてしまうのです。そして…
                   ※※※
素直じゃない小太郎と、口うるさいことを言うくせに肝心なことは口に出さない人形の葉月と。
普段は衝突ばっかりだけど、気持ちは…ね。
黒田のところで、葉月が自分が拾われたいきさつなんかを話すところが、ずっしりと重いです。

【第二部】
元藩士の瀬谷と、ハイブリッド・チャイルドの ゆず の話。
瀬谷は黒田(前述・人形の作り主)の旧友なのです。
ゆずは、↑前に出てきた葉月とは正反対で、小さくて可愛い人形。瀬谷のことが大好きで、一日も早く瀬谷と同じくらい大きくなりたいのに、ちっとも背が伸びない。どうして!?
                   ※※※
はしゃぐ ゆず、思い悩む ゆず、みんな可愛いです。
妙なことを吹き込まれ、瀬谷を誘惑しようとする ゆず と、ビビる瀬谷。春菊さんらしいこのシーン。可愛い、以外の形容詞が見つからなくてごめんなさい。
そのあと、少し悲しいことが起きて、ゆずは「どうして自分が大きくならなかったのか」結論を出します。
最初に読んだからか、この話には愛着があります。瀬谷の優しさと、やっぱり ゆずの可愛さが魅力の作品。

【第三部】
このシリーズの核となる、第二部よりも少し前の話です。
黒田と瀬谷、そして、家老に就任したばかりの月島。3人は幼なじみ。
口の悪い黒田と子どもっぽい月島がギャーギャー言い合いしているのを、瀬谷が穏やか?に見守っている、それが3人の定位置です。でも、時代が時代、ある日、戦が起こってしまって…
                   ※※※
ケンカばっかりだった黒田と瀬谷が、最後の最後にやっと分かり合えて、ひょっとしたら、運命が変わってくれるかな、と思ったんだけど。
瀬谷が、月島に似た人形を名付けもしないで、ただ傍に置いていたときの気持ちを考えると、なんともいえません。「月島の身代わりじゃない」と言いつつも、やっぱり黒田は、月島への想いを断ち切れなくて、何か自分の傍に置いておきたかったんでしょうね。でも、そのおかげで、すごく不思議で素晴らしいことが起こりました。
黒田はこれからも辛い思いをしそうだったけど、思わず、よかったね、と声をかけたくなりました。
最後の黒田の語りがどうしようもなくせつないです。

(★★★★★) 
満点。


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Comment

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ありがとう&すみませんでした。。
リリカさん、こんばんは。魚住惟森です。
へんてこな拍手をしてしまって、ほんとうにごめんなさいでした。
なのに、やさしいお言葉くださって嬉しかったです。
知っててくださったのですね。。。(照)光栄です。。

『Hybrid Child』、ほんとうに素晴らしい本ですよね!
何度読んでも、というか、思い出すだけで、ぐっときてしまうのです。。
中村先生は強烈な感情を読み手に持たせる天才と思います。
ロマンチカも面白かったり苦しかったり、忙しいです。

トラックバックさせてください。。
ありがとう 魚住
魚住惟森 | URL | 2005/05/24/Tue 20:44[EDIT]
ありがとうございます>魚住惟森さん
魚住さん、コメントとTBありがとうございます。

ほんとに、この本は考えれば考えるほど、悲しいです。
黒田も月島も、ああなるよりほかに選択肢はなかったんだと、わかっているのだけど、黒田の無念さを思うと、いくらでも泣けてしまいます。

魚住さんの感想も、読ませていただきますね。
それと、右の「BLなみなさま」のところに、リンクさせていただいてよろしいでしょうか。ヘンな括りでごめんなさい…





リリカ | URL | 2005/05/24/Tue 23:21[EDIT]
こんばんは、リリカさん。魚住です。
おいでくださってありがとうございました。
ネチこい感想失礼しました。。。

「BLなみなさま」リンク、もちろん嬉しいです!
では私もリンクさせていただきますね。。
ただエキサイトはページのなかにBlogPeopleを表示出来ない作りですので、
目立たないかもしれなくてすみません。。

これからもよろしくお願いします。
ありがとう 魚住
魚住惟森 | URL | 2005/05/26/Thu 23:34[EDIT]
魚住さん、こんにちは。
OKをいただく前に、既にリンクしちゃっていたので、ちょっと恐縮しました…
これからもよろしくお願いします♪
リリカ | URL | 2005/05/29/Sun 09:36[EDIT]
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