ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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榊さんの本は、久しぶり。




【こんな話】
角膜移植により、3年ぶりに視力を取り戻した真昼 (まひる) は、ゲームセンターで商社マンの久野木と出会った。久野木は、クレーンゲームで手に入れたぬいぐるみと名刺を真昼に差し出し、去って行った。
この出会いが心に引っかかった真昼は、名刺にあった番号に連絡を取り、ふたりの "デート" が始まった。
久野木は真昼のことが好きだと言うが、真昼は久野木に惹かれつつも、彼が時折見せる暗い部分が気になって…。


【ひとこと】
臓器 (角膜) 移植が行われるとき、患者さんにはいっさいドナーに関する情報は知らされないそうです。
それはなぜかといえば、この本のようなことが起こらないようにするためです。

(ネタバレしてます)
この話の設定、そしてどこか気味の悪い久野木の言動から、真昼に角膜を提供した人間が久野木の大切な人であったことは、すぐわかります。
目を舐めちゃうくらいだから、婚約者? ちょっと気持ち悪いけど、母親? あ、恋人(♂)? あれこれ考えてはいたものの、まさか弟とはね…。
久野木によれば、その弟とは 「深く深く愛し合っていた」 そうですが、この設定って必要かしら。
彼の亡き弟への執着は、そんな愛がなくたって、よーく理解できます。
愛する家族の角膜が、新しい環境でどんなふうに役立っているのか、深く愛してようがなんだろうが、気になって当たり前だと思うんです。
まぁ、眼球にキスをするというネタには、このくらいあやしい伏線がないとつじつまが合わないかもしれませんが。

でも、
「君の目の本当の持ち主だよ」
というセリフは怖かったです。
こんなふうに言われたら、どうしようもありません。今になって、君になんて提供しなければよかった、言ってるのと同じでしょう。

私が真昼だったら、大ダメージくらっちゃうところですが、このときの真昼は、もう久野木のことが大好きで大好きでしかたなくて、そっちのほうに気がいってしまっていたようでがっかり。
もうちょっと、久野木の気持ちをわかろうとしてあげてもよかったんじゃないかな。これは全編に渡って感じました。

ただ…。
ここまで心にしこりがあって、むちゃくちゃに傷つけてやりたいとまで思った真昼のことを、久野木は好きになれるんでしょうか。
いくら真昼が可愛くても、純真でも、ぜったいにほだされないような気がします。
まして、弟と 「深く深く愛し合っていた」 のなら (どうしてもここにこだわる私)

それに、真昼は本当に久野木でいいの?
久野木が真昼を愛しているのは、おそらく本当なんでしょうけれど、真昼の瞳にはいつも亡くなった弟がいるわけでしょう。
久野木が本当に自分を見てくれているのか、それとも弟の面影を追っているのか、不安になったりはしないのかしら。
(★★★☆☆)


続編で、真昼に冷たくされて困っている久野木は好き。

読んでくださってありがとう


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Comment

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こんばんわ。
コメントTBありがとうございました。
こちらからも送らせていただきます。
なんか、私の感想、すごーく大雑把なんですけど。(^▽^;)
つっこみどころ多すぎたので、軽く流してしまいました。

真昼は、とにかく初めての恋に夢中なだけかもしれないですね。
だから久野木の気持ちより、自分の気持ちで精一杯なのかも。
あすた | URL | 2006/03/06/Mon 21:59[EDIT]
>あすたさん
こんにちは。

突っ込みどころ多かったですよね。
というか、突っ込む以前の素朴な疑問ていうか。

あすたさんが私のコメントへのレスで書いてくれたように、痛めつけるならもっといろんな方法があっただろうに、すごく不思議です。

私、榊さんの話は、大人の話のほうが好きだなぁ(受攻両方大人)
若い子の会話があんまり好きじゃないです。
…ってこんなとこで不満たらしてすみません。

今日はいい本、探してきます。
すっごく面白かったです~!って書きたいなぁ。
リリカ | URL | 2006/03/07/Tue 11:03[EDIT]
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