ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

究極の三角関係の築き方…




マキは、教師の水口に勧められた塾で、春路 (以下 ハルジ) と知り合いカラダの関係をもつ。
しかし、水口とハルジが過去に、そして今もつながっていることを察し…


                 ■□■□■

「春路は 昔 オレが教えたから」
「何を?」
「数学」
「アンタ 英語の先生じゃん」


マキがハルジに声をかけたのは、男に興味があったというよりは セックスそのものをもっと知りたい と思ったから。
そして、予想外にもマキはハルジに強く惹かれていくわけですが、スキという感情をもつ前に、水口との過去に気づいてしまいます。
それが、上の会話。マキは、人の心が見える子なのです。もうそれが悲しい。

関係を続けるうちに、マキとハルジのあいだには、恋愛ではない 「情」 が生まれます。
でも、それを恋愛ではないと決めつけているのはハルジだけで、マキはいつでもしっかりハルジのことを見つめていましたね。
ハルジが "(自分が) マキを好きになることはない、それをマキも知っている" なんていうこと自体、マキの愛情を感じていた証拠だと思うんだけど、あくまでも乾いた関係を続けるふたりには息が詰まりました。

そして、マキがきっかけとなって、ハルジと水口は再会することに。
このときのハルジは、今までの彼となんだか雰囲気が違って、こんなハルジはマキも見たことなかったんじゃないかと思うと、面白くありませんでした。

ハルジはともかく、水口は私ちょっと許せないな。
水口は、マキからハルジのことを聞かされなければ、何もアクションを起こさなかったと思うから。


ハルジと水口は、実はキスをしたことがなくて、よりを戻して初めてキスをします。

ふたりはキスをするとき、そこにマキの存在を感じて
ふたりが一緒にいる限り、マキも一緒にいる。


これって、究極の三角関係じゃない?
ふたりの幸せを願いつつ、自分もともにいることができるって、別の意味でまたしあわせかも。
ハルジと水口も、マキの存在があるからこそ今度は失敗しないんだと思うし。

なんだかマキって、カリスマキューピッドみたい。


最後は、マキとレニの話 「カンジョウカイロ」。
このレニとの出会いとその後の話は、『フェイクファー』 というコミックスに収録されています。
レニがルームメイトとして、マキをひっかけたのがきっかけです。

オンライン書店ビーケーワン:フェイクファー

レニはマキと寝ながら、マキとのセックスに潜んでいるほかの男の存在 (つまりハルジのこと) を感じるのですが、この話を読んだとき、実はレニの気持ちが理解できませんでした。
ハルジの存在に妬いているように見えるのに、マキにずいぶん冷たいし。
でも、今回の 「カンジョウカイロ」 で、やっぱり妬いてたんだって確信がもててホッとしました。
レニのことはなぜだか、嫌いになれません。

『フェイクファー』 を読んでいないと、あれ?と思う箇所があると思います。
ぜひ読んでください、レニをより深く理解するために (笑)
(★★★★☆) 


そして、『フェイクファー』 を買ったあなたは、あとがきを読んで今度は 『スリークォーター』 が読みたくなります…
わらしべ長者?
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

リリカさん、こんばんは。

やまがたさとみさん、は何気に好きで。
すっごく線が細くて、絵が綺麗で、儚げ~な感じがして、キャラも女の子みたいな顔、してるけど、
体がちゃんと男なんですよね、すらーっとしてますけど。
で、絡んでるのが、何となく、えろかったり。
そのギャップが凄く好きだったりします。

フェイクファーも、スリークォーターも、持ってますよ~
あと、ビブロスから出てる、ハニーベイビーも、よかったです。
先生×生徒で。

この本、読めたら、また、お邪魔します♪
| URL | 2006/01/11/Wed 18:00[EDIT]
>凛さん
こんにちは!

やまがたさんは、キスシーンが好きなマンガ家さんのひとりです。
クールなんだけど熱い!というか。

そうそう、女の子みたいなのにちゃんと男なんですよね。
マキとか山下くんも相沢くんも。

感想楽しみにしてます♪
リリカ | URL | 2006/01/12/Thu 14:57[EDIT]
このデカイ男共め!
コメント&TB有難う御座いました。(´▽`)ノ
shiteで~す。

>>ハルジはともかく、水口は私ちょっと許せないな。
水口は、マキからハルジのことを聞かされなければ、何もアクションを起こさなかったと思うから。

アクション起こさず、ずっと捕われたまま。とゆうカタチもあったかもしれませんね。歳だけやたらと取ってるとね、なりふり構わず動けなくなるもんです。その逆もまたアリますけど。(笑)
でも、結局両思いで障害はお互いのプライドだけみたいなもんだから、やっぱり傍迷惑なカップルだと思うのです。(笑)このデカイ男共め!


▲フェイクファーも、スリークォーターも、持ってませんよ~(笑)
フェイクファーは、確か読んだ覚えがあって、手元に無いってことは、売ってしまったんだろうなぁ。レニが出てるんだぁ。(←すっかり忘れている)

ではでは。TBさせて頂きました。おジャマしました。
shite | URL | 2006/01/12/Thu 19:16[EDIT]
>shiteさん
shiteさん、こんにちは。
私とshiteさんは、不思議な糸で繋がっているのか(一方的にそう思ってる)この本を買ったときに 「shiteさんの感想、読めそうかな」 って思ったんですよ。
shiteさんに限らず、本を買うときには、○○さん買いそうだなぁなんて考えたりするんだけど。

そしたらやっぱり書いてらっしゃったので、感激でした。

>結局両思いで障害はお互いのプライドだけみたいなもんだから
そうそう、アタマきちゃいます。
それに、あの再会シーンのふたりのニヤついた顔!
ホントにね~、マキに足向けて寝てもらっちゃ困りますよ。

>スリークォーター
大丈夫、こっちにはマキは出てないので、shiteさんが覚えてなくても当然。

瞳からウロコ、ぜひゲットしてねン。

リリカ | URL | 2006/01/13/Fri 16:33[EDIT]
はまりました
リリカさん、こんにちは。

やまがたさとみさんに、はまってしまいました。
>そして、『フェイクファー』 を買ったあなたは、あとがきを読んで今度は 『スリークォーター』 が読みたくなります…
まんまと、その罠にかかりました。
読みたくてたまりません。
3冊それぞれ、微妙に絡んでいるところが読者を罠にはめてますね~。

いろいろな感想が頭をめぐりすぎて、まとまりません…。
他の方の感想を読むと、また違う見方が出来てうれしいです。
TBさせていただきます!
読後の興奮冷めやらぬにゃんこでした。
にゃんこ | URL | 2006/03/14/Tue 12:11[EDIT]
にゃんこさんへ
こんにちは、お返事遅くなってごめんなさい。
TBお返しさせていただきました、届いたかしら?

にゃんこさんのところにも書いたんですが、「スリークォーター」もぜひどうぞ。
即物的なもの(いわゆる激エロ)が読みたいときと、この本のように一生懸命考えなくちゃならない作品が読みたいときと、ありませんか?

この本はもちろん後者ですが、考えても考えても登場人物の気持ちがわからないとき、BLだって捨てたもんじゃないよね!って自分に言い聞かせたりしてます(笑)
(奥が深い、ということが言いたい・笑)

またいらしてね。
リリカ | URL | 2006/03/16/Thu 09:40[EDIT]
お引っ越しのご挨拶もかねて・・・
こんにちは、リリカさん。
にゃんこさんの所からリンクさせて貰いました。

感想は以前に書いた物なんですが、
コミック部門がお引っ越しをしたのでご挨拶もかねて・・・

TBさせていただきました。
また遊びに来ます!
櫻井サクラ | URL | 2006/03/16/Thu 11:31[EDIT]
櫻井サクラさんへ
こんにちは、お引っ越しお疲れさまでした。
大変だったでしょう?
私は、ここに越してくるのに、足かけ3カ月くらいかかりました(笑)

TBありがとうございます。
TBさせてくれ、とか言っておきながら、まだしてませんでしたね、私。
ぼちぼちやらせていただきます。
リリカ | URL | 2006/03/17/Fri 11:42[EDIT]
Track Back
TB*URL

Copyright © 小夜すがら 其ノ壱. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。