ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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花降楼シリーズ (?) の第2弾。
前作 『君も知らない邪恋の果てに』(感想) とは違い、ほぼ遊郭街の中でのお話なので、現代設定もさほど気になりません。


愛で痴れる夜の純情
鈴木 あみ著
白泉社 (2004.10)


【こんな話】
男の遊郭・花降楼。
そこでトップを争っているのが、蜻蛉と綺蝶だった。
プライドが高く、客に笑顔すら見せない蜻蛉と、誰とでも親しみやすく、客とも友だちのように接する綺蝶。
何かと正反対で、ろくに言葉もかわすことのないふたりだったが、吉原に来たばかりの頃はふたりで過ごすことも多かったのだ。

【ひとこと】
前作で、年季の明けた綺蝶がどうして花降楼を出て行かないのか… と、主人公の蕗苳が不思議がるシーンが出てくるのですが、綺蝶は蜻蛉の年季が明けるのを待っていたんですね。
花降楼に来たばかりの頃、屋根の上に腰かけてふたりで約束するんですよ、指きりして。
「一緒にあの門を出て行こう」
このエピソードとイラストだけで、かなり満足。

綺蝶は、艶っぽい外見とは裏腹、気前のいいダンナさんタイプです。
どうせお客と寝なくちゃいけないんだったら、楽しまなくちゃ、と割り切れるんですね。
でも、本当に楽しんでるように見えても、綺蝶だって彼なりに思うところがあるわけで、この本ではそんな裏側もチラリとうかがい知ることができました。

そして、蜻蛉。
花降楼で働く覚悟はしたものの、とても綺蝶のように愛想をふりまくことはできません。
おまけに、綺蝶がお客をとるたびに嫉妬までする始末。まさしく "お姫様" です。
嫉妬したなら、そう綺蝶に言えばよかったのに、蜻蛉は素直な子じゃないですからね、ふたりの仲はだんだん疎遠になってしまいました。

うーん、蜻蛉がもうちょっと素直になって、優しく可愛く綺蝶に接してくれればよかったのになぁ、と思いました。これは、もう最初から最後までずっと。
ただ、救いなのは、綺蝶がちゃんとわかってくれていたことかな。蜻蛉が素直になれないのなんか、ちゃんとお見通しでしたよね。

最後は…

ひとあし先に身請けされた綺蝶が、男性の装いで蜻蛉をさらいに来るという "お姫様" にぴったりのエンディングでした。
乙女な私は (?) いくつになっても、こういうのが好きです。
(★★★★☆)


3作目は 『夜の帳、儚き柔肌』 。
別カップルの話ですが、綺蝶と蜻蛉のお話も入ってます。
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Comment

 秘密にする

リリカさん、こんにちは。
初めてお邪魔いたします。
この作品の小説はまだ読んでませんけど、前日発売のドラマCDを聞いて、いい話だなっと思います。
これから、原作を買う予定なんですけど、この作品はシリーズの二作目ということで。
リリカさんのほかの2作のご感想も拝見させていただきましたが、本編はまったく別のカップルの話みたいで、買うか買わないかちょっと迷っている・・・v-393
蜻蛉と綺蝶の話、前作はどのくらいの出番があるのか、シリーズ3の番外編はどんな話だろうか、すごい気になってて・・・
リリカさんにぜひご感想を読ませてもらいたいです。
どうかよろしくお願いしますv-436
マノーラ | URL | 2006/12/24/Sun 16:20[EDIT]
マノーラさんへ
マノーラさん、はじめまして。
ずっとほったらかしのサイトに、どうもありがとうございます。

蜻蛉と綺蝶、いいでしょう?

1作目の『君も知らない…』ですが、こちらは必読…かな?(笑
ふたりの性格や関係を知るには、必読だと思います。話もおもしろいです。

そして3作目の『夜の帳、…』ですが、出番は少ないながらも、ふたりがいいエッセンスになっていると思います。ただ、巻末の番外編は、とても短いです(15ページ) でも、ふたりが好きならぜひぜひ。

ご参考になりますでしょうか?
ドラマCD、よかったですか。
聞いてみようかしら~
リリカ | URL | 2006/12/24/Sun 20:42[EDIT]
ご返事ありがとうございます。
すごい助かります。
リリカさんがそう薦めてるなら、やっぱ三巻全部買うかな(^^)

ドラマCDでは、緑川光さん(蜻蛉役)と平川大輔さん(綺蝶役)が演じてて、かなり良い作品だっと思います。リリカさんもぜひ聞いてみてください♪

今回は本当にありがとうございました。
またおじゃまにくるかもしれませんので、よろしくお願いします(^-^)
マノーラ | URL | 2006/12/24/Sun 22:13[EDIT]
マノーラさんへ追伸
あ~、もう見てくださってないでしょうか。
書き忘れましたが、4冊目『華園を遠く離れて』 も出ています。
私はまだ読んでいないのですが、オールスターキャストのようで、気になります。
表紙も勢揃いですよ。

リリカ | URL | 2006/12/24/Sun 23:30[EDIT]
教えてくれてありがとう♪
「華園を遠く離れて」の表紙を見ました~v-238
本の内容紹介によると、蜻蛉たち身請けされたあとの話だそうです。
気になりますね~
マノーラ | URL | 2006/12/27/Wed 00:25[EDIT]
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