ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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ドラマチックな設定ばかり。
あすたさんのところで感想を拝見して、買ってみました。


誘惑の羊
前田 紅葉著
心交社 (2005.10)
ISBN : 4778101561
価格 : \610


(5編収録)


■誘惑の羊 (+番外編)
どうしようもない遊び人の貴族 アルベール。
退屈しのぎに、若い神父 ニコラに手を出すのだが…。


私的に、背徳OK、禁忌OKなのですが、どうしても気にかかることが…。
アルベール、初登場シーンを見る限り、かなり冷血な人間なのです。その印象が強いので、その後の言動をどうも素直に受け止められなくて。

特に、自宅で亡き母について話すところ。あれは、彼の素の姿なんでしょうか。
これが素の彼なら、ここはいちばん好きなシーン。
そうでないなら、いちばん嫌いなシーン (笑)

意外にも、ちゃんと告白したのは、ニコラのほうなんですよね。
ここが救いかも。

この先、ニコラは、神父をやめるのかしら。
それとも、死ぬまで、アルベールと懺悔ごっこを続けるのかしら?

アルベールの付き人(?)で、シモンという青年が出てきます。
彼とニコラとの会話がよいです。というか、シモンがいなければ、気の抜けた話になってしまったはず。


■海に棲む鷲
艦長の息子と乗組員として知り合った、ハリスとイーグル。
しかし、親しかったふたりに突然の別れが…。
13年後、ハリスは海軍士官に、そしてイーグルは海賊船の船長になり、追うものと追われるものの関係に。


非常に胸ときめく設定です。
が! エンディングが不満。ええっ、ここで終わるかな!? って感じ。

ハリスもイーグルも、いまの立場を捨てることができないのは、重々承知なんですが…
こういう 「俺に会いたければ追ってこい」 系は、いろいろな世界に存在しますね。
警察とヤクザとか、スポーツ選手同士とか。
甘々イチャイチャが好きな私には、どうも歯がゆい。

でも、好きです、これ。
海の男って、どんな犯罪を犯していても、心は澄んでるような気がしますね (←騙されてる)


■伯林浪漫譚 (べるりんろうまんたん)
ベルリンの軍事アカデミー教官 ゲーリング少佐と、留学生の藤堂少尉。
日本人嫌いのゲーリングが、一生懸命な藤堂にほだされていく話… であってますか。


昔の匂いがするマンガ。
苦悩する少佐はステキなのに、ラストのニヤついた彼はどうなんだろう。
きっと、このスーツ姿がダメなんでしょう。軍人さんは、軍服を脱いではいけません。


■孤独な夜に抱きしめて
ギムナジウム! ルームメイト!
過去を背負い、他人を拒み続けるギルベルトと、それを放っておけない委員長のテオドール。


王道です、寄宿舎! 制服! 胸元のリボン! (わかったから)
よくあるストーリーなのですが、私

「どうしてくれる」

ってセリフ、好きなんです。
2回も言ってくれてありがとうね>ギルベルト



【まとめ】
あすたさんも書いてらっしゃいましたが、ひとつひとつのお話をもっと描き込んでほしかった!
特に、最初の2作。
掴みはOKなのに、残念です。
(★★★☆☆)


表紙だけ見ると、少年に呪いをかける悪徳神父のようです。
街中の美少年を集めて、教会に軟禁してるの (笑)
(実際は、左がニコラ神父。衣装でわかるんですけどね)
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Comment

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こんばんわー。
萌えはあるけど、ストーリーはどれもあと一歩!なのが残念ですよねー。

>掴みはOKなのに

そう!そうですよね!!
ほんとに。

私はアルベールの告白、多少大げさに言ったとは思うけど、本心だと思いましたよ~。
騙されてる?(笑)

あすた | URL | 2005/10/13/Thu 19:54[EDIT]
>あすたさん
こんにちは。

なんとなく、作家さん自身が楽しいから描いている… そんな感じでしたよね。
もうちょっと、「売る」ことを意識してほしかったというか。

>アルベールの本気
ならよかった。
あすたさんがそう言うなら、きっとそうだと思う。

ニコラは、神父協会(そんなのあるのか)から追放されちゃったりしないんでしょうか。
リリカ | URL | 2005/10/14/Fri 19:24[EDIT]
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