ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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『いつでも瞳の中にいる』 (感想) の続編です。前作を知らずとも、楽しめる内容だと思うのですが、私としては、ぜひぜひ 『瞳の中』 から読んでほしいです。


いつでも鼓動を感じてる
崎谷 はるひ著
幻冬舎コミックス (2005.9)
ISBN : 4344806352
価格 : \620


【こんな話】
高校3年生になった佳弥 (よしや) は、学校の帰り道、元就の探偵事務所に顔を出すようになっていたが、そこには晴紀という青年が居候していた。
態度が悪く、佳弥を挑発してばかりの晴紀。
元就の話では、晴紀は知人で、単なる依頼人らしいのだが、元就と晴紀のやりとりを見ていると、そんなにあっさりしたものでもなさそうで…。

【ひとこと】
前作を読んだとき、続編はないかなぁ、あったとしても甘々のショートストーリーくらいでしょ、と思っていたので、書店でこれを見つけてびっくり。ショートどころか、こんな分厚いし…。
これだけのボリュームということは、まさか 島田までホモに!? と、おそるおそる読んでみたら、それどころじゃありませんでした、ええ。

あいかわらず、大事にされてます、佳弥。
元就からも、母親からも (母親、ややパワーアップしてます) 。
そして、元就の事務所に居座っている、晴紀という青年がかなりイヤ?な感じです。
元就にはなれなれしいし、佳弥にはケンカ売ってばっかりだし。
当然、佳弥は元就に問いただすわけです。この青年は、いったいアンタのなんなのか、と。

だけど、元就は答えないんですよね。
佳弥はもう高3ですよ、ごまかしなんて効かない年齢なのに、なんで説明しないんだろう。
かなりイライラしたのですが、実は、説明したくてもできないワケがあったのでした。

(ネタバレ)
8年前、元就は綾乃という女性と付き合っていました。
このときの元就のつきあいかたがまた、愛情のかけらもない、打算的でひどい関係でした。
そしてある日、綾乃の弟 晴紀の誘いにのって、元就は晴紀と寝てしまいます。
が、コトの最中に、佳弥の名前を呼んでしまって…。
その後は、綾乃と晴紀の争いがエスカレートし、今回、元就が晴紀を匿ったのも、そんなことがあったからなのでした。


どうなんでしょう、この過去。
というか、元就ってこんな若者だったんですね…。前作で、若い頃の元就の葛藤が少し描かれていましたが、ここまで荒れていたとは思いませんでした。
確かにこれは、褒められたものではないです。でも、元就、そこまで引きずるかなぁ?。

ウブな18歳の佳弥には、ショックだったかもしれないけど、大人にとっては、なんだそんなこと… 程度じゃないですか?
元就は大人も大人、もう30歳なんだから、もっと堂々としてればいいんです。
警察だって辞めて、いまは民間人なのだし、恐れることなんか何もないのに。

でも、元就は、そんな社会的にどうのこうのってことより、佳弥にだけは知られたくなかったんですよね。
おそらく、当時10歳だった佳弥に欲情していたと思われるのが、いちばん怖かったんだと思います。
それはわかります、よくわかるけれど、赤ちゃんの頃からずっと佳弥一筋なんだから、もうなんでもアリでいいじゃない?

すべてがバレて、佳弥に問い詰められ、叱られ、ふぬけた言葉しか返せない元就が、前作とは別人です。
元就、かなりシュンとしてますが、可愛いくもなんともありませんでした、この30男が! って感じ (笑)
そのぶん、佳弥が最強モードになってます。もう、喋る喋る、止まらない。

みなさんは、どちらの元就&佳弥が好きですか。
私は、今回のヘタレバージョンの元就、そして、前作のお子ちゃまバージョンの佳弥が好きです。
…って、それだとダメダメ同士なんですが。
(★★★★☆)


↑★ひとつは、綾乃さんに捧げます。
堕ちるとこまで堕ちて、あとはもう這い上がるしかない彼女。
ラスト、あらいざらいぶちまけるところは、共感できました。
綾乃さんには、これからの人生、頑張ってほしいけど、一生しあわせになれないような気がします。
残念ながら。


あ、そうだ、島田ですが。
今回も、チョロっとしか出ていないものの、いい感じです。好きです、オッサンぽくて。
ま、とにかく無事でよかった (笑)
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Comment

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こんばんわ♪
元就にとっては佳哉は「天使」(笑)で、神聖かつ冒すべからずな存在なのかも(やることはやってるケド・・)。
そんな「天使」に欲情する自分が許しがたいんでしょうね、元就は。

多分に女である我々だったら考えないような思いもしないような感覚なんじゃないでしょうか(笑)。
だーってこんな元就みたいなへっぴり腰、
「あんた何、頭に花咲かせてるのよっ!よく見なさいよ!これがアタシよっ!!」
ってひっぱたきませんのこと?(笑)

で、それを佳哉がやってると、私はそう読みました。ははは。

綾乃さん、確かに彼女は一生幸せになれないタイプっすよね。
おほほ | URL | 2005/10/10/Mon 00:20[EDIT]
>おほほさん
あ、ご足労いただき、恐縮です、おほほさん。

>天使
なるほど。
そう考えると、元就がいきなり変態に見えてきました。
どうしよう。

>これがアタシよっ!
あはは、佳弥が攻めに回るのも、時間の問題ってことですね(違)

カバーに「人気シリーズ」って書いてあるでしょう?
でも、元就ファンの人って多いと思うんです。
今回の続編読んで、さめちゃったんじゃないかなぁ。
余計な心配ですが。
リリカ | URL | 2005/10/10/Mon 07:46[EDIT]
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