ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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『駆け引きはベッドの上で』 のリンク作品です。ただ、こちらは 『駆け引きは…』 から2年も前の話だそうで、独立した話として読むことができます。


龍を飼う男
ふゆの 仁子 著
竹書房 (2005.10)
ISBN : 4812423538
価格 : \600


【こんな話】
高柳は、アメリカの大手スーパーチェーン "ウェルネスマート" で、アジア圏進出に関する仕事をしている。だが、ウェルネスが香港へ市場を展開しようとしたところ、マフィアが妨害をしかけてきた。
そんなとき、高柳の脳裏に浮かんだのが、大学時代の同級生 ティエン・ライだった。
ティエンが香港に戻っているという情報を得た高柳は、彼のマンションを訪ね 「僕を買ってほしい」 と申し出る。

【ひとこと】
ひとつ腑に落ちないのが、いったい高柳はティエンにどうしてもらいたかったのか、ということ。
確かに、ティエンはマフィア界のNo.1 黎 (ライ) 一族の血を引いているのですが、高柳はそのことについて何も知らなかったんですよね。
それどころか、ティエンについて知っていることといえば 「中国系のアメリカンで、かなりの金持ち」 ということと、それにプラスして、在学中に、銃を発射している彼を目撃した… その程度だったのです。

その状況から、いきなり 「僕を買ってもらいたい」 となるのは、少し強引かなと思いました。
実際、そう言われたティエンも不愉快に… なるのかと思ったら、違いましたねぇ。

ふたりのエッチ ("ティエンの" エッチと言うべき?) は、痛いし染みるし、大変です。
噛んでます、首筋や胸を、血がにじむほど。で、そのあと、鉄の味がするキスをする。うぅ…
で、染みるっていうのは、ウィスキーを頭からかけられちゃうんですが、これはかなり染みそうですよ。もちろんやったことはないですけど。
(余談ですが、このウィスキーのシーンはカラー口絵になってます。最初、ボトルの底が、18禁ゲームの画像処理に見えちゃった私です)

しかし! そんなティエンの鬼畜な行動は、嬉しさの裏返しだったわけです。高柳を苛めながら、心の中では高柳との再会に喜びふるえていたんだと思います。
え、違う? まぁいいや、私はそんなふうに考えました。だって、この小説を、純愛小説にしたかったんだもの。
学生時代、お互いに想いを寄せ合っていたにもかかわらず、結ばれることのなかったふたりの感動の再会! ってね…(笑)

で、話を戻しますが、そうなると、実際の立場は、高柳のほうが上ですよね。
再会したときの高柳の

「君は学生時代 僕のことを好きだったんじゃないのか?」

っていうセリフ。結局はこれが、このふたりを象徴しているような気がします。
というか、象徴してほしい! (笑)

ふたりの想いは、ちょっと質の違うもので、重さでいえば、ティエンの想いのほうがず????っと重たいような気がします。
え、またまた違う? いいのいいの、私はティエンが可愛いくてしかたないんだから。

「エピローグ」 が、微笑ましいです。
ティエン、キミは可愛いよ! でも、ちょっとオバカさんかもね。
(★★★+0.5)


さて、ふたりを見ていて思い出したのが、ミスポリの六条とユキ。
話の途中、ティエンの計画によって、高柳が思わぬ危険な目にあうところがあるんですが、六条だったらゼッタイこんなことしないでしょうね。ユキが傷つけられる可能性のある作戦なんて、とんでもない!

だけど、ティエンと六条でどっちが好きかって言われたら、ティエンなのです。
うまく書けないんだけど、六条にもティエンのもつ、ある意味 「うっかり」 的な部分があればいいのになぁって。
用意周到すぎる六条に、いつも鬱陶しさ?のようなものを感じているせいか、ついつい比較してしまいました。
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Comment

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ボトルのソコだったんですねぇ~
TBありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきました。

私も扉絵はボカシだと思ってました(>_<)ゞ
奈良先生、大胆だなぁ~と。違ったんですね・・・恥ずかしい。

結局、「龍を飼う男」は高柳でティエン(龍)は飼われちゃったんですよ。
絶対高柳優位、絶対ヨシュアの陰謀・・・だと。
ティエンは可愛くて愛しいキャラです。

では、また遊びに来ますね。


櫻井サクラ | URL | 2005/09/27/Tue 20:55[EDIT]
>櫻井サクラさん
こんにちは。

あのイラスト、紛らわしいですよね。
なんだってこんな処理? って。
でも、そんなふうに思った人が私だけでなくて、安心しました~

>ティエンは飼われちゃった
うんうん、そう考えると、深いタイトルですね。
イラストも相まって、ハクがあると思いません?
「エス」とはまた違った魅力がありました。

TBありがとうございました。
リリカ | URL | 2005/10/02/Sun 08:26[EDIT]
リリカさんこんにちは。
リリカさんのおっしゃる通り結構強引なオープニングですよね。いきなり「好きだったんじゃないのか?」言われても…。でもそう言ってしまう高柳は“天然さん”なんでまぁしょうがないのかなと納得しています。
クールなティエンもいいですが、オチャメなティエンも可愛くて良かったです。



木蓮 | URL | 2005/10/13/Thu 17:19[EDIT]
>木蓮さん
こんにちは、木蓮さん。

木蓮さんのブログで、読書中!となっていたので、感想を楽しみにしてました。
高柳も天然なら、それに気がつかないで、まんまと乗せられちゃったティエンも同じようなもんですよね。

TBありがとうございました。
リリカ | URL | 2005/10/14/Fri 19:11[EDIT]
不愉快だったけど想いの方が強かったんじゃない(笑)
一種の純愛モノって感じですよね、駆け引き~の方もそんな感じだったけど。

>ボトルの底が、18禁ゲームの画像処理に見えちゃった私です

ここ、笑っちゃいました(笑)
確かにそんな風に見えなくも無いですね、大事な部分は隠さなきゃって事で…。

TBさせていただきました
ではでは
Jura | URL | 2005/10/24/Mon 19:00[EDIT]
>Juraさん
こんにちは。

>純愛モノ
どっちも恋愛下手な感じですよね、ふたりとも子どもっぽいし。

>そんな風に見えなくも無い
私なんて、いま見てもボトルには見えないですよ~(笑)

TBありがとうございました。
「駆け引き」の感想も頑張って書きます。
リリカ | URL | 2005/10/25/Tue 11:49[EDIT]
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