ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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ヤクザの話の感想を書くのは久しぶりで 『今宵、天使と杯を』 以来。『今宵…』 もよかったけど、この話も心に残りました。


夜が蘇る
英田サキ 著
プランタン出版 (2005.8)
ISBN : 4829622954
価格 : \560


【こんな話】
わけあって警察を辞めた秋津は、小さな事務所で探偵を務めていた。
その事務所を訪れては、秋津にちょっかいを出すのが、ヤクザの久我。
しかし、秋津は同じくヤクザだった情人を亡くした過去をひきずっており、なかなか久我に心を開けないでいた。
そんなとき、久我が秋津の仕事を手伝うことになる。一緒にいる時間が増えたことで、秋津の心は揺れ動かされ…

【ひとこと】
ヤクザ×探偵。
私、受けキャラにメロメロになることって少ないんですけど、秋津にはやられました。

久我が軽口を叩いても、まったく耳を貸さない秋津が、どんなふうにほだされていくのか… と思ったら、そんな話ではなかったんですね。ちょっと予想外でした。
久我のキャラからして、思ったのと違いました。

てっきり、ただの女たらしかと思ったら、秋津のこと、ずっと想ってたっていうんですから。
おまけに、秋津の前の男 羽生の死についてもよく知っていて。

その羽生。
話の中では 「情人」 って言葉が使われています。恋人ではなかったんですよね。愛人というのとも違う。
どんな繋がりだったんでしょう、お互いになくてはならない存在だったのはわかるけれど、もう少し、羽生について知りたかった気がします (同人誌では書かれていたのかしら)

もし久我が、秋津の反応を見ながら、ゆっくりくどくタイプだったら、秋津もなかなか心を開かなかったと思います。羽生のことを思い出して、ますますふさぎ込んでしまいそうです。
でも久我は、いくら秋津に邪険にされても、しつこく食らいついてくる感じです。秋津も、それに抗ってるときは、寂しさを忘れることがあったかもしれませんね。

"久我と一緒にいたら、羽生のことを忘れられる…" と、思ったかどうかは知りませんが、少しは気が紛れたんじゃないかなぁ、と。
それも久我の作戦のうちだったら、すごい。

久我は、鬼畜っぽいように見えて、本当に優しいんですよね。
"死んだ男のことは忘れろ" といいつつ、秋津の迷いを読み取れば、ちゃんと "無理に忘れることはない" って言ってあげられる、懐の大きい男です。
組のNo.2 ともあろう男が、クサいセリフいっぱい吐いて、いつの時代のメロドラマかと思うようなことやってるのを見ると (バスローブの件なんて特に) 本当に秋津のこと好きなんだなぁって、その純愛っぷりが嬉しかったです。

秋津も、久我と心中する決心がついたのに (たぶん)、なかなか素直になれないんですよねぇ。もちろん、「久我の死」 を恐れているというのもあります。
でも "進むのも地獄、戻るのも地獄" なんて寂しいこといわないで、秋津には穏やかな毎日を送ってほしいです。

それに大丈夫、久我は殺してもきっと死なない(笑)
(★★★★☆)


最後に、声出して笑っちゃったセリフ。
「秋津さん、ナッツありますよ。どうぞ」
裕樹、かいがいしい。


その後、英田先生ご自身のサイトで、他のお話を読みました。羽生との関係について、わかった、というほどでもないですが、少しだけ真理 (というものがあるならだけど) に近づいた感じです。

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Comment

 秘密にする

久我は殺しても死なない…
確かにそうかもしれない、そんな雰囲気の男ですよね(笑)

裕樹とか他の舎弟さんたちの存在が妙に笑えました。
TBありがとうございました。

ではでは
Jura | URL | 2005/08/23/Tue 10:27[EDIT]
>Juraさん
こんにちは。

久我だったら、要領よく仕事も、秋津のことも、こなしてくれるんじゃないかなと思ってます。
探偵とヤクザだったら、仕事上も便利なことこの上ないし(笑)

TBありがとうございました
リリカ | URL | 2005/08/23/Tue 11:48[EDIT]
こんにちは~♪
笑っちゃったセリフ…。
「……まさか、真珠を抜いたのか?」
やっぱりコレでしょう!(^▽^)

久我って下ネタ強そうじゃないですか?裕樹とかそれで爆笑してそう。 んで、秋津に言ってみたらつめたーい視線で黙殺されたりして(笑) うん。楽しそうですよね。…想像だけど。

同人誌もチェックしてみましたが、久我×秋津の分しかないみたいですね。ちょっと残念…ですが、申し込もうか悩み中です(苦笑)羽生との話だったらサクッと申し込むんだけどなぁ。。。

PS.TBひとつ間違ってしまいました。よろしければ消去してくださいね。
椋木カオル | URL | 2005/08/23/Tue 19:37[EDIT]
こんばんわ。
裕樹、いいですよねー。
英田さんのサイトのSSでも大活躍でしたねー。

久我のセリフは、クセになります。(笑)
これも、CDドラマにしてほしいな~。



あすた | URL | 2005/08/23/Tue 21:33[EDIT]
>椋さん&あすたさん
>椋さん
真珠について、こんな生々しく書かれてるのを読むの初めてでしたよ~
「真珠を抜いたのか?」
のあとで、「惚れそうになった」「惚れろ」ってやり取りがあるでしょ。
あそこも好きです~

裕樹は、久我と秋津にはさまれて、この先も大変でしょうね。
自分は忙しくてコイビトも作れないだろうし。

英田さんのサイトに掲載されている、最後の話が好きでした。
秋津が素直で。

ではでは~♪


>あすたさん
酔っぱらった秋津vs.裕樹 は、これからもいろいろ問題ありそうです。
彼の場合、26歳にして、他の舎弟たちの指導もしてるんですね、なんか気苦労だけでほんと胃潰瘍になるか、ハゲるかですよ…

私もこれ、CDで聞きたいと思った。
でも、秋津は緑川さんにしないでほしいな(笑)
リリカ | URL | 2005/08/24/Wed 07:09[EDIT]
こんばんは、リリカさん。

みなさんに遅れること一ヶ月・・・ようやく読みましたよ。
秋津、魔性の受けのくせに、やけに淡々としていたりと、不思議な人でした。
スイッチ入ったときと、そうでないときのギャップがたまらないです。
自分の欲望に正直なのは36歳という年齢のせい?それとも性格?
でも、そんな秋津、私も惹かれました~。

>裕樹、かいがいしい。
なんか、若いのに色々苦労してそうですけど。
「ナッツ」の件では私も思わず微笑んでしまいましたよ。
祐樹のお話も、色々楽しそうですね。

やっぱ、続きが読みたいな。
CDだとキャストはどうなるのかなぁ?
秋津=緑川さんはない・・・よね(汗)
suzuya | URL | 2005/09/26/Mon 19:01[EDIT]
>suzuyaさん
こんにちは~

>36歳という年齢のせい
なんだか妙に老け感のある男だと思いませんか、秋津。
suzuyaさんのおっしゃるとおりで、ギャップが激しいですよね。

>裕樹
ぜひ幸せになってもらいたいですよー
できれば、かわいい女の子と幸せな家庭を(笑)

>秋津=緑川
ありがちです、ありがちなだけに避けたいです(苦笑)
リリカ | URL | 2005/09/27/Tue 13:03[EDIT]
私も今頃です。
長々と置きっぱなしにしてたこの本を、やっと読みました。読んでよかった~
秋津の切ない女王様っぷりが好きです。おまけに強いし。強い受け、好きです。
そしてなにより、久我の真珠への思い入れ・・・最高!真珠男嫌いの私ですが、久我、おもろいヤツですゞ(≧ε≦o)
ごまくり | URL | 2005/09/29/Thu 00:40[EDIT]
>ごまくりさん
こんにちは。

ほんと。筋金入りの女王様って感じですよね、秋津。
久我が精一杯頑張っても、もう一押し足りない感じがしたのは、秋津が高貴すぎたのかもしれません(笑)

真珠もね、こんなふうに書かれると、楽しく読めました。
あれこれ想像すると、気持ち悪かったり痛そうだったりしますが…(自粛)
リリカ | URL | 2005/10/02/Sun 08:19[EDIT]
シンが・・・
はじめましてこんばんわ。秋津は今個人的受順位の堂々第一位です。ちょっと前までは「Love&Trust」シリーズの坂東核でした。
そしてワキキャラで妙に気になってしまったのが色ゴト師のシンです。あそこまで行ったんなら秋津とちゃんとやって欲しかったです。続き・・読みたいなぁ。
twinkle | URL | 2005/11/15/Tue 19:03[EDIT]
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