ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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"哲学" しました。不思議な読後感です。
この "寂しさ" は何?


Fool for you
藤崎一也
幻冬舎コミックス (2005.6)
ISBN : 434480578X
価格 : \693


【こんな話】
宗吾は、猫のような不思議な瞳をした転校生・古瀬とつきあい始めて1カ月。少しずつ距離を縮めていくふたりだが、関係はまだ微妙なままで…。

【ひとこと】
話は、古瀬が宗吾のあとをつけまわすところから始まります。つけまわす、といっても、ストーカーとは違うんですよね。
宗吾のイトコが 「追っかけ」 と表現していますが、これもまた違う気が。
音も立てずに、ただついていくのです。宗吾に気づかれても、隠れるでもなく、おそらく見失っても焦って探すこともしない… そんな感じです。

宗吾も、そんな古瀬をうるさがったりせず放っておくのですが、あるとき 「なんで付きまとうか」 って訊くんです。
そして、古瀬の答えが… 

ここでうまく説明できない私は、ふたりの気持ちがわからないのかもしれません。
ふたりの関係は、本文中でもいわれているように、まさしく 「微妙」 です。深くつながっているようで、希薄にも見える。

そして、それはこのマンガに出てくる、他の少年達との関係にもいえるのかなぁ、と思いました。
毎日毎日つるんでいるけれど、ある日突然誰かがいなくなったとしても、少し時間がたてば、また何事もなかったように平凡な毎日が訪れるような。
そんなことを思いつつ読んでいたら、むしょうに悲しくなりました。

ただ、どんなにふたりの関係が 「微妙」 でも、ふたりがお互いを特別に思っていることだけは確かです。
だって、宗吾も古瀬もふたりきりのときは、少し別人のようだから。
ふたりでいるときだけ、宗吾は違う優しさを見せるし、古瀬は違う可愛さを見せるのです。

宗吾が、友人たちに古瀬のことを尋ねられ、のらりくらりとかわすところが気持ちいいです。
(★★★★☆)


すすめてくださってありがとう>Mさん
何度も読みたくなりますね。
(BL×B.L. の 【TB企画】旅の友 にトラックバックさせていただきました。まさにぴったり)


BL×B.L. 【TB企画】旅の友

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