ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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氷栗さんの表紙+ "借金背負ってホスト" ときたら 「クールビューティ鬼畜攻×身も心もボロボロ弱気受」 と思うじゃないですか。でもぜんぜん違うのです。
そうねぇ 「借金返すぞ!ホスト千晴のガンバル日記」 そんな感じ。


リスキーなくちづけ
秀 香穂里
海王社 (2005.7)
ISBN : 4877245065
価格 : \620


【こんな話】
大学生の千晴は、小学生の妹とふたり暮らし。借金返済のためにまとまった金が必要になり、六本木の高級会員制ホストクラブで働くことに。しかし、オーナーの深墨(みすみ)から 「僕を好きになってみませんか」 と言われ、なしくずしで恋人関係になってしまうのだが…

【ひとこと】
私が期待し過ぎたのか、ちょっと肩透かしな感がありました。

まず、このホストクラブが、普通のホストクラブとは雰囲気がだいぶ違いました。フロアが狭くて、会員制のしかも予約制。ものすごくアットホームなんです。それに、ホストが主人公の千晴を入れても、5人しかいない。
同僚ホストも、癖はあっても根っからの悪人はいないので、千晴のホスト道も順調な滑り出しをしたかに思えたのですが…

些細な失敗で、千晴が 「辞める」 と言い出して、びっくりした人はいませんか (=私)
そんな子じゃないはずなんです、千晴は。だって、両親を亡くしたあと、小学生の妹を養ってるんですよ。お客とちょっと揉めたからって、そんな弱音を吐くなんて。
そんなとき、深墨さんから 「君には色気が必要だから、ちょっと僕の恋人になりなさい」 (やや曲解) と言われるわけです。

深墨さんの手練手管に、どんどん堕ちていく千晴くんはとても可愛いです。最初は戸惑っていたくせに、深墨さんに仕事上ではなく本当に好きになってもらいたいと思うようになって、やりきれなくなる。で、どうしたかというと…
ええっ、また 「辞める」 って嘘でしょーっ!?(笑)
根性出せ!と言いたいところなんですが、ひとり絶望に打ちひしがれて泣く千晴のモノローグを読んでいると、やっぱりかわいそうなんですよね。

ところで、この本には、魅力的な人物がたくさん出てくるんです。でも、深墨さんと千晴以外は、あくまでもサブのサブで終わってしまうのがとっても残念です。
おそらくすごくカッコいいであろう麻宮とか、私ならゼッタイ指名しちゃう料理上手で穏やか?な石田さんとか、妖しいシャム猫ちゃんの秋津とか…
あー、この秋津が意味深なんですよねぇ、いろいろと。もしかしたら、千晴のこと、気に入ってたのかもしれません (p.214の笑顔が気になってしかたない)

でも、なんといっても、消化不良なのは、深墨さんの知人・室峰さんです。ちょっと当て馬っぽく出てくるんですけど、本当の当て馬ではないんです。もっと出しゃばってくれてよかったと思います。
あるいは、みんなで千晴争奪戦しちゃうとか、千晴が他の人を好きになっちゃうとか、そういうハラハラドキドキ要素が欲しかったです。

ああ、でも、こうして振り返ってみると、ほのぼのとしていいお話だったのかなぁ。
あとがきで秀先生も 「しあわせな気分になっていただければ」 って書いてらっしゃいます。そうなのかもしれない…
(★★★☆☆)

氷栗さんのあとがきが素敵です。某・啓太みたいで可愛い。
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Comment

 秘密にする

そうだね
秀さん大好きの私が言うのもナンだけど、私も「肩透かし」でした。キャラひとりひとりはすごくいいのです。千晴も深墨もサブキャラも。でも、ひとつのホストクラブ物語になると、なーんか同化できなくて。
そんな中、私がいがいに好きだなと思ったのは室峰です。私は室峰と深墨が過去恋人関係であってほしかったなぁ。
ごまくり | URL | 2005/07/22/Fri 18:57[EDIT]
ごまくりさんへ
こんばんは。

室峰さん、最初はイヤな人かと思ったけど、とっても大人でいい人でしたよね。ごまくりさんの言うように、深墨さんともしっくり来るし。
イヤなキャラが出てこないぶん、余計に残念でしたよね。

秀さん、お好きなんですね~。
私はそんなに読んだことないんですけど、これはぜひ!というのがあったら、また教えてくださいね。
リリカ | URL | 2005/07/23/Sat 23:00[EDIT]
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