ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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友だちに貸してもらって、あんまりよかったので、自分でも買ってしまった本。


幸福(しあわせ)のカテゴリー

西村しゅうこ
コアマガジン (2002.6)
ISBN : 4877345396
価格 : \680




【こんな話】
大手新聞記者の土屋は、自分の書いた記事のせいで、友人の深沢を自殺に追い込んでしまった。その後、会社を辞めて小さな通信社を始めた土屋は、二年間かけて、福沢の息子征久(ゆきひさ)を捜し出す。深沢への償いの思いもこめて、征久の面倒をみようとする土屋だったが…。

【ひとこと】
高校を中退している征久と土屋は、ちょうどひとまわり違うくらい。このくらいのトシの差カップルがやっぱり好きな私です。

いきなり知らない人間に「俺のところで働かないか」と言われたら。
普通なら、こっちが相手を疑いますよね。この人 信用して大丈夫なのかな、とか、なんか裏があるんじゃないか、とか。
でも征久は逆なんです。「あんた、人のこと疑ったことないの?」って。自分のことを信用していいのか、って訊くんですよ。
死んだ父親を悪く言う元同僚や近所の人、手の平を返すように冷たくなった友人たちが、彼をそんなふうにさせてしまったんですね。
ある程度は覚悟してたとは思うけど、土屋の受けた衝撃は大きかったはず。この青年をこんなふうにしてしまったのは自分なのだから。

その後、しばらくは父親の真似事をしていた土屋の感情が、愛情へと変わっていくのですが、実はここのところがよくわからない私です。
土屋に遠慮して出て行こうとする征久を引きとめて、「一生面倒をみたい」 と体を繋げてしまうんです。これは、引きとめるための手段だったのか、それとも父親のように接しながらも、だんだん可愛くてしょうがなくなって、違う目で見るようになってしまっていたのか。
私の読み方が足りないんでしょうけど、みなさんはどんなふうに思ってらっしゃるのか知りたいところです。

そのあとは、邪魔が入ったり(←女性)、事件があったり、ちょっと誤解があったりで、ハラハラするけれど、単行本だから大丈夫。ハッピーエンドです。
ただ最後のページで、無理に「幸せのカテゴリー」という言葉を使わなくてもよかったんじゃないかな。それがなくても、じゅうぶん表現できてると思うから。

描き下ろしのミニストーリーが可愛いです。高校生男子の水着姿にクラっとくる30間近(推測)の男が…、ふふ。
いたって、真面目なお話なんですけどね。
(★★★★★)
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