ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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これは…、ダメでしょう?


繋ぐ、指先。
竹内 照菜 / 竹内 照菜著
竹書房 (2004.12)
ISBN : 4812418976
価格 : \600




【こんな話】
ミスポリの7冊目です。
あるコンビニ店員(以下、バイト君)が、行弘にひと目惚れ。不幸なことに、彼には少々倒錯の気というか、妄想癖がありました。店に来た行弘を盗撮したり、レジでかわしたほんの少しの会話に欲情したり…。そして彼のとった行動は、行弘に手紙を書くことでした。それも、素直に自分の気持ちを綴ったものではなく、行弘を卑猥な言葉で中傷するような手紙を。
手紙を受け取った行弘は、部下の千葉に相談。どう処理したものか、頭を悩める。と同時に、成湫には話さないでおこうとも思うのだったが、あの六条成湫がそれに気づかないはずもなかったのでした。

【ひとこと】
引きました、今回ばかりは。今まで、成湫がどんな酷いことをしようと(つまり殺人)、さらっと読み流してきた自分が不思議に思えたほど、成湫の行動を受け入れることができませんでした。
バイト君は、一般社会で普通に生活する一介の大学生だったんです。そりゃ、警視庁に行弘宛ての手紙を送ったのは、行き過ぎていたかもしれません。だけど、所詮は素人です。素人相手にそこまでするなんて、いくらなんでも酷すぎやしないですか。
「人を好きになることは自由」だなんて、成湫にとってはきれいごとでしかないんでしょう。でも、殺さなくても!しかも、あんなやり方で…。

実は、本当に殺すとは思ってませんでした。「殺してやりたいほど憎いけれど、俺と同じ、ユキに惚れた男同士ということで、大目に見てあげますよ」とか言って、ボコボコにするくらいに終わるんじゃないかと。だけど、違った。
実際に、成湫がバイト君に手を下すシーンは、読まずに飛ばしてしまいました。だから、詳しい描写は読んでないんですが、それでもどうやって殺したかはわかりましたよ。あんまりだわ。

千葉はいい奴ですね。行弘と千葉が一緒にいると和みます。
バイト君からのラブレター(?)を前にしたふたりの会話で、自分は(成湫と)やましい付き合いはしていない、という行弘に千葉が、
「でも世間はそうは思わないから、こんな変な手紙が来るわけでしょう?」
って言うんです。千葉も言うようになったなぁ?と思うと同時に、行弘もいい加減目を覚ましたら? と腹が立ってきました。極論かもしれないけど、自分たちの恋愛が、そして自分の天然さ加減が、別のところで犯罪を生んでるんですから。
(★★☆☆☆)


私の理想の成湫は、ヤクザとしては極悪非道で結構、人殺しでもなんでもご自由に。でも、行弘に絡むことに関してはてんでダメになってしまう。そういう二面性をもった成湫です。
ええ、今も二面性はあります。だけど、行弘のこと盗撮したり盗聴したり、先回りして行弘の周囲を操作したりしてるわけですから、完全に二面になってはいないでしょ。バイト君撲滅のために、身を粉にして奮闘して、それでも失敗しちゃってダメダメな成湫… そういうのが見てみたいんです
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