ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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ああ、もういい男でした。


ハッピータイム
高岡 ミズミ
ハイランド (2002.4)
ISBN : 489486164X
価格 : \893




【こんな話】
ある晩のこと、小島七生(ななお)は、仕事の失敗の憂さを晴らすべく酔っぱらっていた。しかし、気が大きくなって、止めてあった車に思い切り蹴りを入れたところを、持ち主に見つかり、金貸し屋 ハッピータイムに連れて行かれてしまう。100万の借金を負うことになった七生だが、そこの代表を名乗る巽(たつみ)は意外にも優しく、無利子で100万貸してくれると言い…。

【ひとこと】
こういう話は、"ここの受けの健気さがどうの"とか、"このシーンでの攻めの気持ちがこうの"とか、そんなことはどうでもよくて、ただ楽しみながら読んで「あ?、面白かった」でいいです。ベタな展開も、BLの王道っていうか、さすがっていうか。

七生は、本当に可愛くていい子なんです。
ハッピータイムなんて、麗らかな名前がついてるけれど結局は金貸し屋だし、巽は組長の息子だし…で、普通だったらオドオドしてしかるべきでしょ。でも、彼は、巽だけじゃなくて、従業員のタケオや出入りしてるマリちゃん、そして、変態監督の中田にだって、自然体で接することができる。そこが、立派だし、読んでいて気持ちがよかったです。

でも、そんなふうに裏がない真っ直ぐな七生だから、巽がひたすら大事にしてくれるのが面白くなくて、自分は必要とされてないんじゃないかと悩んでしまう。ここは、ちょっと同情します。前の職場でも、いいのはルックスだけで仕事は全然ダメとさんざん罵られてきただけに、自分が干されてるような気持ちになっちゃったんですよね。巽としては、カタギな七生を危険な目に遭わせないようにと配慮しただけなんだけど…。
やっぱり男だもんね、大切にされてるだけじゃ納得いかないよね。ちゃんと評価されたいに決まってます。
この悶々とした七生の気持ちは、次作「ハッピーハーレム」にも持ち越されていきます。

で。
とにかく、巽が素敵です。血縁にひとり欲しいです。どんな窮地に陥っても、助けてくれそう…。
でも、仕事では自信満々で堂々としてる彼も、七生のことになるとメロメロで、わがままおじさんみたいなところもあって可愛いです。仕事中、七生とイチャイチャしたくなると、従業員のタケオくんにお財布渡して「出かけてこい」って言うんです、要するに人払い(笑)
ここが、巽ぽくて好きでした。

そしてそして、やまね先生のイラストが素敵。マリちゃんにもらったシャツを着てみたところとか、歩と話してるときの横顔なんて、もう!
(★★★★★)


明日は続編の「ハッピーハーレム」(感想はこちら)について。
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