ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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ブルーサウンドシリーズの第3弾。
比較的おとなしめだったこのシリーズ、ここに来てドカン!って感じです。


耳をすませばかすかな海
崎谷 はるひ
角川書店 (2005.6)
ISBN : 4044468109
価格 : \650




【こんな話】
全てに秀でている事が、逆にコンプレックスになっている大学生・宮上和輝。何もかもに鬱屈していた高3の夏、ただ一度勢いで肌を重ねた年上の男・笙惟(以下ショーイ)と偶然再会する。
和輝の矜持や兄・瀬里への執着を、子供の甘えと鼻先で笑う彼の、甘い毒のような色香に翻弄されるのは、いっそ心地よかったが、だからこそ真面目に向き合おうとする和輝に、彼は底の見えない瞳で笑うばかりで…。(カバー裏より)

【ひとこと】
3作目の主役は、おにいちゃん大好きっ子の和輝。
兄・瀬里のことが大好きで、かまわずにはいられなくて、ひとりじめしたくて、どうしてもいたぶるような真似をしてしまう。苛めたら苛めたで、その反応がまた嬉しくて、もっと意地悪してしまう… でも、ある日突然、瀬里が家を出てしまったことで、どうしていいかわからなくなってしまい… というのが、前作 「手を伸ばせば…」 の和輝でした。
意を決して、瀬里に会いにきた和輝が、最高に可愛かったっけ。そして、和輝をなだめる瀬里の穏やかな雰囲気がまた!
この宮上兄弟が大いにツボでだったので、今回は和輝が主役、と聞いて大喜びでした。

和輝、ずいぶん変わりましたね。
真雪をくどいたり、大智にケンカふっかけたり、はた迷惑なところは変わらないけど、みんなの輪に入れるようになった和輝にしみじみと感動。瀬里も 「ケンカはいけません」(可愛すぎ!) なんて、和輝のこと叱ったりして、ああやっぱりこのシリーズはほのぼのだなぁ、と思っていたら… ぜんぜん違いました。

ショーイと出会ったのは、和輝が高3の夏。受験におしつぶされそうなところに、瀬里の家出が重なって、どうしようもなくやさぐれていた頃です。ちやほやされるのに慣れていたせいか、自分をいいようにあしらって、甘いことも一切言わないショーイのことが、忘れられなくなっちゃったんでしょう。
せっかく再会したのに、のらりくらりごまかそうとするショーイに、放してなるものかと食い下がる和輝。なんだか、前作で瀬里に食ってかかっていた和輝と重なります。頭がいいのに、こういうときは不格好なやり方しかできないのは相変わらずです。

さて、和輝も素直じゃないけど、ショーイも輪をかけてひねくれてましたね。子どもっぽい印象でした。
そして、ふたりのエッチシーンが…。
このふたり、最中に喋りすぎじゃないですか? 言葉攻めとはまったく違います。エッチの実況中継する人もいますが、それとも違う。思い思いに、言いたいことをそのまま口にしてるというか、とにかくうるさい(笑)  おまけに長いもんで、集中力が保てませんでした。でもこの二人、ところどころでポロっと印象に残るセリフを吐くんですよね、だから飛ばし読みもできなくて。ふぅ?、疲れました。

さて、これからの二人は?
手つないで可愛くデートなんかする人たちでもないし、やっぱりこれからも体当たりのおつきあい(笑)が続きそうです。ブルーサウンドのみんなには、早くカミングアウトしてほしいんだけどな。
和輝の 「あんたじつはけっこう、俺のこと好きだよな」 ってセリフが好きです。

+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+

書き下ろしは、大智と瀬里の痴話げんか。こっちもなんだか、やりまくってます。
2冊目を読んだときに "大智ってこんな子だったっけ" と思ったんですが、これを読んだらますますよくわかりません。
崎谷先生も書いてらっしゃいますが、本質はヘタレだったんですねぇ。「鬼畜になりたくてもなれないヘタレ攻め」 とでも言ったらいいかな(笑)

私、このシリーズのキャラでは瀬里がいちばん好きです。でも、全面的に彼の味方かというと、そうでもない。大智の 「かわいいけど、ときどきはムカつく」 が、まさに言い得て妙でした。

(★★★★☆)

嘉悦さん、鎌倉に家を建てるんだそうです。
何してるんでしょう、出てきてくれないから、もうどんな人だったか忘れてしまいました。
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Comment

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発掘
これ読んだら前のが読みたくなって、
シリーズ発掘してしまいましたよー(笑)
何気に崎谷さん濡れ場でしゃべるシーンがどれも多いようなきが。
言葉攻めでしょうか(笑)
多すぎでもちょっと読むのに辛いし、難しいですねー
でも、個人的には言葉攻め好きなのでOKっすヾ(≧▽≦)ノ
アッキー | URL | 2005/06/07/Tue 22:40[EDIT]
アッキーさん
こんばんは。
確かに、崎谷さんキャラはそうかもしれませんね~。
それに、どんどん本が厚くなるのも怖いところです(笑)

あと、ここだけの話(?)和輝は受けてほしかったです~
私の中の和輝は、「受け」なんですよ~(T_T)
リリカ | URL | 2005/06/08/Wed 21:17[EDIT]
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