ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

なつかしい人たちも出てきました。


教えてよ
桜木 知沙子
新書館 (2004.12)



【こんな話】
利仁は歯学部の5年生。不真面目がたたり、口腔外科学の再試験に学年でただひとり落ちてしまった。留年をかけた再々試を前に途方にくれる利仁だったが、「担当講師の永野と一晩過ごせば単位がもらえる」という噂を耳にして…。
(「教えてよ」「言わせてよ」「みつめてよ」の3編を収録)

【ひとこと】
感情を表に出さない永野を前に、心臓をバクバクさせたり、うっとり見とれちゃったり、衝動を抑えきれなくなる利仁がかわいいです。うっかり告白しそうになって、まだ言っちゃダメだと思い直したり、先生はきれいですと言いそうになって慌てて口をつぐんだり…、今までさんざん女の子と遊んできた利仁が、すっかり永野にメロメロで、読んでいてニヤニヤ笑いが止まりませんでした。

だけど、そんなかわいい利仁に、永野はなんてそっけない。
よかれと思ってやってるのはわかるけど、利仁はまだまだ子どもだから、もっといい子いい子してあげてよ?って感じでした。
永野の気持ちと、いま深い関係になってはいけない理由を、ちゃんと説明してあげれば、利仁も早く安心できたのに。でも、そうなったら最後、利仁のことだから有頂天になって勉強も忘れて突っ走ってしまったんじゃないか、とも思うし。
よくよく考えれば、永野のやり方は利口だったんですね、きっと。

それにしても、こんな状況の中で、利仁はよく勉強を続けられたと思います。偉い、のひと言です。私だったら、即留年、いや退学させられてるところです。私は結構、公私混同な人間なので、とてもじゃないけどこんな生殺しみたいな状態は…。
もしかしたら、遊び人を返上して真人間になった利仁にとっては、ストイックな状況も気持ちよかったりしたんでしょうか。

最後のほうで永野が、「寝ない理由」について話すところがあります。ここが好き。この言葉で利仁は、自分と同じくらい(それ以上?)永野も自分のことを想ってくれてるんだって安心できたんじゃないかな。
(★★★★☆)

かなりまどろっこしかったです。
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © 小夜すがら 其ノ壱. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。