ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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こんなピアノの先生、いいなぁ。


ワンダーガーデン
真先 ゆみ
幻冬舎コミックス (2003.6)
ISBN : 4344802608
価格 : \898



【こんな話】
音大に通う東谷春陽(とうや はるひ)は、仕送りを止められて行き倒れ状態になっていたところを、香流(かおる)と吉祥に助けられる。2人は偶然にも同じ大学の卒業生で、困った春陽に、部屋を貸してくれるばかりか、食事や仕事の世話まで焼いてくれた。特に、吉祥はなにかと春陽のことをかまってくれて…。

【ひとこと】
春陽は、線が細くて可愛らしい、典型的な受けタイプ。
そして、その春陽を拾った2人組が…
その1 香流が、色白の美人さんで、やっぱり典型的な受け
その2 吉祥が、デカくて粗っぽくて、男(春陽)の目から見てもカッコいい攻め

こんな設定を前に、私は激しく勘違いをしてしまいました。
"香流は吉祥を好き、だけど、吉祥は春陽が好き。そこで、悲しみにくれる香流は、ついつい春陽に辛くあたってしまい…"、なんて勝手に話を作っちゃったじゃないですか(笑)

実際、香流と吉祥はまったくそんな関係ではありません。なのに、私の勘違いを裏付けするような展開まで用意されていたものだから、私はその勘違いを終盤まで引きずることになってしまいました。

挙げ句、私の頭の中には、香流=悪い人という図式が。これが、この小説を読むのにどれだけ悪影響を及ぼすか…、読んだ方ならわかりますよね(笑)

実際は、かわいらしい春陽が吉祥への甘ずっぱい(?)恋心を抱え悩み、また、吉祥は吉祥で、強引に圧すか or 一歩引くかの葛藤に苦しむ……、そんないじらしい話なのです。まあ、平たくいえば、ありふれた話かもしれません。
ただ、吉祥がピアノの先生をしているというのが、私の心をくすぐりました。
自由きままにやってそうな吉祥が、普通の音楽教室の所属講師で、小さな子どもにピアノを教えて、発表会で模範演奏を奏でている。その当たり前といえば当たり前な様子に、惚れました。
…って、ぜんぜんBL小説の感想になってなくてごめんなさい。ちょっと風邪でボーっとしてるので、萌えポイントがいつもと違うのかもしれません。

残念だったのは、春陽と音楽との接点があまり書かれていなかったことです。
春陽の両親は、春陽がピアノをやることに好意的ではないんです。だから、仕送りも止められてしまったんですけどね。
春陽自身も、なぜそこまでしてピアノをやりたいかが見えてなかったのも事実で、香流や吉祥たちとのあたたかい生活の中で、自分の本当の気持ちを見つけていきます。その過程が、読みたかったのになぁ。
だって春陽、最後の最後まで、鍵盤にさわりもしないんだもん。もっと早く弾いてほしかった。
(★★★☆☆)
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