ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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この話の「攻め」は、5億円もの大金をキャッシュで、しかも一晩で使ってしまうような男です。私なんて、昨日、手持ちが足りずに、歯医者の治療代も払えなかったというのに。

トラブル・オークション
鹿能 リコ
イースト・プレス (2005.3)
ISBN : 4872575482
価格 : \893



【こんな話】
音大生の星野は、名器ストラディバリを愛用していたが、家の経済事情により、泣く泣くオークションに出品することになった。バイオリンは無事に、3億9千万という高値で競り落とされたが、オークション終了後、落札者の黒須が星野に会いたいと言ってきた。黒須は、これからも星野にバイオリンを弾かせてくれると言うのだが、その代償として星野の体を要求してくる。

【ひとこと】
オークションといっても、ヤフオクとかのシケた話ではありません。セレブの集う、本格的なオークションです。
黒須は、音楽にも楽器にも、さほど知識はありません。ただ、オークションの下見会で、星野がバイオリンを弾く姿を見て、心を奪われてしまったのです。さらに黒須は、星野がバイオリンを手放す理由を知り、自分が落札すれば、これからも星野にバイオリンを弾かせてやれる、と考えるわけです。

このときの黒須は、まだ星野に対して恋愛感情はないし、お金持ちの人助けとも違うんですよね。「素晴らしいバイオリンの調べを、演奏者の星野ごと手元に置いておきたい」という、セレブ特有の独占欲みたいな感じでしょうか。まだ、この辺りは。

そして、星野を屋敷に招いた晩、さっそく黒須は星野を抱いてしまうわけなんですが、ここのHシーンって、浴槽に水をちょろちょろと細出しでためるのを実況してるような雰囲気なんです(笑) 読めばわかると思います。じれったい、とも違うんだけど、なんか妙にゆるゆると長いの。

表紙のイラストや、バイオリンという楽器から、星野がいいようにされちゃうイメージがあります。でも、星野がなかなか真っ直ぐで、強い子なんで少し驚きました。ちやほやされることに慣れている黒須は、物怖じしないで、言いたいことを言ってくる星野が、とっても新鮮で可愛く思えたんでしょうね。星野のこと、急スピードで好きになっていったような気がします。

一方、星野も、乱暴もしないどころか、むしろいちばんいいようにしてくれる黒須のことを、信頼し始めます。でも、こっちはなかなか「好き」まではいかないかな。

この後、星野が事件に巻き込まれるところは、ぐんと盛り上がります。誘拐されたって、きっと黒須が助けに来てくれる!とわかってはいるものの、またいつもの悪い癖で、先をパラパラめくってイラストを見ちゃいました。で、安心してから、また戻って読む、と。
二人の関係もさることながら、ストーリーも二転三転、ハラハラドキドキでかなり楽しめました。金にモノをいわせて、星野を助けにくる黒須はカッコいいです。

で、またHシーンについてなんですが。星野が結構やり手(?)というかねー、積極的なんです。遊び慣れしてる黒須がたじたじになる場面もあります。星野、そういうタイプじゃないと思うんだけどなぁ、意外でした。
たとえば、こんなセリフ。
「いいんです!」「いいからっ!」
どんなシーンかはご想像にお任せしますが、これも星野のかなりイメージからかけはなれたセリフで、笑ってしまいました。そんな力まなくたって!

ついでに言えば、結末もちょっとコメディ仕立てかな。人生、そんなうまくいかないでしょ?。
(★★★★☆)

採点は、ちょっと甘めかも。
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