ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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「血を見ると 興奮するんだ… ひどい目にあわせたくなる」
表紙イラストは、ほら、まさに血を吸わんとしているところです (大嘘)
『恋は淫らにステップアップ!』 『過激な愛にホールドアップ!』 の番外編です (←タイトルをクリックすると、それぞれの感想に飛びます)


壊れものを抱くように
真崎ひかる
オークラ出版 (2005.5)
ISBN : 4775505424
価格 : \900



【こんな話】
游(ゆう)が持つ、たった一枚の家族写真。そこに写る優しい義兄とはもう二度と会わないはずだった…。けれど、大学生になった游は、義兄の小篠大地と再会する。男を渡り歩いていると誤解された游はショックを受けるが、大地の興味を繋ぎとめるため男に抱かれ慣れている振りをする。そんな游に大地は 「俺だけに抱かれていろ」 と。

【ひとこと】
(小篠=大地をお忘れなく)
今までの2冊はコメディタッチでしたが、この番外編はガラっとシリアスです。
『過激な…』 で、游が景に 「大地は僕の兄貴なんだ」 と言うシーンがあります。さんざんからかわれたあとだったので、景はまったく信じていませんでしたが、本当に兄弟だったんですね。義理だけど。

空腹で行き倒れた游を拾ったのが、あの廣岡。廣岡は、同僚 (ふたりは医者) 小篠から "生き別れになった義弟・游" について聞かされていたらしく、すぐ小篠を呼びつけます。そこで、3年半ぶりの再会、となるのですが、わけあって二度と会わないと決めていた游は、男をあさって歩いている風を装ってしまいます。
小篠は小篠で、必死で探し回っていた游の変貌ぶりにショックを受けるあまり、暴走してしまっ… たんでしょうか?

コトが済んだあと、小篠は、

「長時間の手術の後で 神経が興奮状態だったんだ。勝手に挑発されている気分になって無茶苦茶なことをした」

と "苦しそうに" つぶやくのですが、ちょっとちょっと! いい大人 (しかも兄) がそんなこと!
廣岡もかなりエッチですが、本能に忠実というか、見ていて小気味よいものがあるんですよね。でも、小篠のエッチって、どこか病的な執拗さがあって薄気味悪いのです。ただ、その薄気味悪さのせいで、わりと長く続くエロシーンも冗長にならず、楽しく(?)読むことができました。

しかし、小篠は少々やばいです。
危険にエロいし、嫉妬はすごいし、こんな男を敵に回すわけにはいきません。游が家庭教師をしている子や、恩師 (笑) にまでヤキモチやいています。そして、つらつらと恨み言を並べたあと、しつこいエッチに突入…。
ただ、小篠の心情もわかってあげなければいけませんね。会ったときから游が好きで、廣岡の話では、游が突然いなくなってしまったときは、ずいぶん荒れていたそうですから。

游が、大地には二度と会わないと決心した理由は、ここでは書きませんが、游の優しさと、人間としての大きさを強く感じました。短編の 「あの頃の夢」 には、游が小篠家を去ったときのことも書かれています。この短編には、ちょっと可愛い大地も出てくるんですけど、すぐに凶暴化しています。怖くて、夢に見るかと思いました…。
(★★★★☆)

シリーズ1冊目の感想に、「この番外編から読んだほうがいい」 と書きました。もちろん、人それぞれなのですが、游という男を満喫するにはそのほうがいいかと。

あとね、イラスト (大峰ショウコさん) がいいんですよ?。表紙は、レジに出しにくかったですけど、中のイラストはとってもステキです。私のお気に入りは、車中のキスシーン。もう、素晴らしいです。
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続編です (今までの話はこちら
廣岡 (メインカップル攻め) よりも、脇キャラ・游がひたすら黒い。


過激な愛にホールドアップ!
真崎ひかる
オークラ出版 (2004.6)
ISBN : 477550357X
価格 : \900



【こんな話】
2学期が始まり、すっかり廣岡と過ごす時間が減ってしまった景(けい)。
そんなとき、新しいカフェの常連・長谷川が声をかけてきた。「おれの弟に雰囲気が似てる」 と言われ、つい一緒に出かけてしまう景だが…。

【ひとこと】
大学生ならまだしも、景は高校生、しかも1年生なので、毎日学校に行かなければなりません。今までは、廣岡の都合に合わせて、週に何度か会えていたのに、すっかりご無沙汰になってしまいました。
この歳になったからこそ、私にもわかることだけど、大人は少しくらい会えない日が続いても 「しかたない」 って割り切れますよね。でも、高校生の景には、かなり辛かったんだろうなぁって思いました。小さな不安やわだかまりが、次から次へと重なって、どーんと落ち込んでしまうんだけど、この性格だから素直になれない。ギャンギャン騒いでる様子が、すごく痛々しいです、かわいそ。

なのに、廣岡ってば大人げないんですよねぇ。ヘンに鬼畜入ってしまって、意地悪しまくりです。今までは、私も 「もっと苛めちゃえ?」 と思いながら読んでいたんですが、景がカーテンレールに吊されちゃったときは、思わず 「負けるな!」 と応援しましたよ。
ここの廣岡はダメ!

さて、そんなときにいかにも優しそうな (だけどいかにも妖しい) 長谷川が、景にちょっかいを出してきます。景も、頭の中では 「誘いに乗っちゃいけない」 ってわかってるんだけど、廣岡はあんなだし、むしゃくしゃするしで、ついて行っちゃうのです。わかるなぁ、その気持ち。まだ高校生なんだもん、素直に楽しい恋愛がしたいに決まってます。

そして、そんな景に危険信号を送る、黒ネコ・游。游もね、もっと違う言い方で、景に忠告してあげればいいのに、腹黒なもんだから、わざと反発かうようなことしか言わないんです。だから、景は余計に意地を張ることになってしまいました。

この話、前作も含めて、ストーリーはよくある展開なんです。でも、廣岡の男っぷり+景のけなげなまでの意地+游の妖しさ、そして、よくわからないながらもなんだか魅力的な小篠… この4人の魅力でぐいぐい読ませてくれます。
特に、余裕しゃくしゃくに見えた廣岡が、実はいちばん振り回されてイラついていたというのが嬉しかったですね。
(★★★★☆)

前作に続いて、★4つ。やっぱり私は、この人たちが好きだわ。
明日は、游と小篠の番外編(感想はこちら)です。

少し前の本ですが、つい最近、番外編が発売になったので、まとめて感想を書いてみます。
この本のあとに 『過激な愛にホールドアップ』 という続編があり、『壊れものを抱くように 』 で脇カップルのなれそめが明らかになっています。
私は、普通にこの順番で読んだのですが、もしこれから読んでみようという方がいらっしゃいましたら、ぜひ番外編から読んでください。そのほうが、ゼッタイ楽しいので。


恋は淫らにステップアップ!
真崎ひかる
オークラ出版 (2003.12)
ISBN : 4775502360
価格 : \900



【こんな話】
高1の景(けい)は、バイト先のカフェで強面の男と出会った。この容貌からして、きっと危ない世界の人間に違いないと思った景だが、なんと男は小児科の医師だった。
ある日、所用で病院に出かけた景は、その男・廣岡のあらぬシーンを目撃し大騒ぎするが、口封じと称して廣岡にキスされてしまい…。

【ひとこと】
30歳×15歳です。
景のほうは、廣岡の口封じがファーストキスでもあり、もちろん廣岡が初めての恋人です。でも、廣岡はどうだったんでしょうねぇ。女性経験は豊富らしいんですが、これまでにバイの自覚があったのか、それとも景に初めてちょっかい出したのか、続編まで読んでもわかりませんでした。
ただ、廣岡の男っぷりにクラクラな私は、そんな細かいことはまったく気になりませんでしたけど。

ファーストキスを奪った責任をとって恋人になれ! と迫る景に、廣岡は条件を出します。
これからいろんなことを (つまりエッチ) 教えるから、最後まで着いてこれたら恋人にしてやる。一度でも 「嫌だ」 と言ったら終わり… と。
意地っ張りの景は、もちろんこの勝負?を受けて立つのですが、廣岡はもう "エロ岡" と名乗ったほうがいいような男なので、一方的に景が苛められてるみたいになってます。
そういうのが好きな方は読むべし (笑)

さて、この話でメインカップルよりも気になる男が、同じカフェでバイトしている大学生・游(ゆう)。廣岡の同僚・小篠の恋人で、もう最初に読んだときから、この游が出てくるのが待ち遠しくて、台詞ひとつひとつを噛みしめて読んだほどの魅惑キャラです。
ただ、景のことをやたらに可愛がって、親切すぎるくらい世話を焼くので、ちょっと妖しく思えるところも。3冊目の番外編まで読めば、游のことがちゃんとわかるのですが…。最初に私が、番外編から先に読んでくださいと書いたのは、こんな理由からなのです。

最後に、廣岡先生のカッコいいところをひとつ。廣岡が景の前髪を掴み、顔を上げさせるところが何度か出てきます。これだけ書くと、まるで 「おらおら、顔上げてみろよ」 みたいな雰囲気ですが、ちょっと荒っぽいだけでとにかくカッコいいです、素敵! 何かと乱暴な廣岡だけど、本気で苛めてるわけではないので (多少変態かもしれないけど) 行動すべてが 「萌え」 です。
こんな感じの "攻" が好きな方は読むべし (笑)
(★★★★☆)

んー、★4つはちょっと甘いかも。
廣岡がね、どうして口封じにキスしたのかが、やっぱりわかんないんですよね…
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選手権とか、あったりするんでしょうか。


誓約のうつり香
秀 香穂里
徳間書店 (2005.6)
ISBN : 4199003533
価格 : \570


【こんな話】
7年ぶりに再会した親友・誓史 (ちかし・以下チカ) は、伝説のSMプレイヤーになっていた!?
しかも、千宗 (ちひろ・以下センちゃん) のことがずっと好きだったと告白されて…。

【ひとこと】
SMです。
小説では 『キャンディ (ひちわゆか)』 (感想) 以来だったんですが、とっても面白かったです。覗いてみたくても、なかなかそれが叶わない世界なので。
でも、私もセンちゃんと一緒に、背中に汗かいたり腰が砕けそうになったわりには、特に書くことがないんです。ぜひ、ご一読ください、という感じかな。

チカは、いわゆるサドなのですが、叩いたり縛ったりというよりは言葉で攻めるタイプ。どうりで饒舌です。でも、普段の会話では過激なことを口にしたり、追い詰めたりはしません。むしろ、センちゃんと話しているときは、とっても紳士的なんです。だけど、なーんかバカ丁寧というか、ガイジンが敬語使ってるみたいというか… やっぱり妖しい!
おかしかったのは、キスやら何やらいろいろしちゃったあとで、センちゃんに名刺交換しようって言うところ。

「多くの奴隷を相手に 夜な夜なショウを開いています」

この自己紹介が笑えました。

最初は驚いていたセンちゃんも、あっというまにチカの虜になってしまったわけですが、最終的にセンちゃんが堕ちたのって、結局は奴隷A・橘クンのおかげもあったと思いませんか。
センちゃんの性格からいって 「好き」 と思っても、なかなか踏み出せなかったと思うんですよ。でも、橘クンがからんでくるから、つい 「奴隷だってなんだってやる!」 なんて爆弾宣言しちゃって。

このシーンだけでなく、センちゃんはいろいろと恥ずかしいこと言ったりやったりしてくれて、読んでいて恥ずかしかったですね。
チカに鎖を巻かれちゃったときも (どこに) いじっちゃいけない鎖を勝手にいじってるから、ゼッタイ見つかるぞーと思ってたらやっぱりだし (笑)
でも、意地悪バージョンのチカはイヤでした。台詞もさらっと流し読みしちゃいました。あんな口調でも、愛はあったのかな。チカも辛かったようなこと言ってたけど、たとえセンちゃんにマゾっ気があったとしても、あれでは快感どころではないですよね。

気になるのは、これからの二人。
チカがいくら 「センちゃんは 普通だから好き」 と思ってても、ずっとこのままってわけにもいかないような…。だって、チカは筋金入りのSなんだもん!
それは、センちゃんもよくわかっていて、書き下ろしの 『ダイヤは胸に飾るもの』 にセンちゃんの気持ち (というか不安な胸の内) が切々と綴られています。
多分、エスカレートしていくんだと思います、この二人 (笑)
(★★★★☆)

橘クンがかわいそうでした。
センちゃんが出てこなかったら、チカとよりよい主人と奴隷の関係を保てたかもしれないのに。真柴さんによくしてもらえるといいけど、かなり心配です。

書くことがない、とか言いながらだらだらと書きましたね、私…

氷栗さんの表紙+ "借金背負ってホスト" ときたら 「クールビューティ鬼畜攻×身も心もボロボロ弱気受」 と思うじゃないですか。でもぜんぜん違うのです。
そうねぇ 「借金返すぞ!ホスト千晴のガンバル日記」 そんな感じ。


リスキーなくちづけ
秀 香穂里
海王社 (2005.7)
ISBN : 4877245065
価格 : \620


【こんな話】
大学生の千晴は、小学生の妹とふたり暮らし。借金返済のためにまとまった金が必要になり、六本木の高級会員制ホストクラブで働くことに。しかし、オーナーの深墨(みすみ)から 「僕を好きになってみませんか」 と言われ、なしくずしで恋人関係になってしまうのだが…

【ひとこと】
私が期待し過ぎたのか、ちょっと肩透かしな感がありました。

まず、このホストクラブが、普通のホストクラブとは雰囲気がだいぶ違いました。フロアが狭くて、会員制のしかも予約制。ものすごくアットホームなんです。それに、ホストが主人公の千晴を入れても、5人しかいない。
同僚ホストも、癖はあっても根っからの悪人はいないので、千晴のホスト道も順調な滑り出しをしたかに思えたのですが…

些細な失敗で、千晴が 「辞める」 と言い出して、びっくりした人はいませんか (=私)
そんな子じゃないはずなんです、千晴は。だって、両親を亡くしたあと、小学生の妹を養ってるんですよ。お客とちょっと揉めたからって、そんな弱音を吐くなんて。
そんなとき、深墨さんから 「君には色気が必要だから、ちょっと僕の恋人になりなさい」 (やや曲解) と言われるわけです。

深墨さんの手練手管に、どんどん堕ちていく千晴くんはとても可愛いです。最初は戸惑っていたくせに、深墨さんに仕事上ではなく本当に好きになってもらいたいと思うようになって、やりきれなくなる。で、どうしたかというと…
ええっ、また 「辞める」 って嘘でしょーっ!?(笑)
根性出せ!と言いたいところなんですが、ひとり絶望に打ちひしがれて泣く千晴のモノローグを読んでいると、やっぱりかわいそうなんですよね。

ところで、この本には、魅力的な人物がたくさん出てくるんです。でも、深墨さんと千晴以外は、あくまでもサブのサブで終わってしまうのがとっても残念です。
おそらくすごくカッコいいであろう麻宮とか、私ならゼッタイ指名しちゃう料理上手で穏やか?な石田さんとか、妖しいシャム猫ちゃんの秋津とか…
あー、この秋津が意味深なんですよねぇ、いろいろと。もしかしたら、千晴のこと、気に入ってたのかもしれません (p.214の笑顔が気になってしかたない)

でも、なんといっても、消化不良なのは、深墨さんの知人・室峰さんです。ちょっと当て馬っぽく出てくるんですけど、本当の当て馬ではないんです。もっと出しゃばってくれてよかったと思います。
あるいは、みんなで千晴争奪戦しちゃうとか、千晴が他の人を好きになっちゃうとか、そういうハラハラドキドキ要素が欲しかったです。

ああ、でも、こうして振り返ってみると、ほのぼのとしていいお話だったのかなぁ。
あとがきで秀先生も 「しあわせな気分になっていただければ」 って書いてらっしゃいます。そうなのかもしれない…
(★★★☆☆)

氷栗さんのあとがきが素敵です。某・啓太みたいで可愛い。

月と凌霄花 の 秋月さんから 「本棚バトン」 をいただきました。
秋月さんのご回答はこちらです
そして、私の回答。面白くなかったらごめんなさい。


■家にある本棚の数■
私専用の腐った本棚が1つ
家族と兼用のが4つ
あとは、キッチンにこっそりごっそり収納


■今読んでる本■
オンライン書店ビーケーワン:Try me free
『Try Me Free』  松前侑里
ちょうど読み終わりました。少ししたら感想書きます。

オンライン書店ビーケーワン:恋に濡れて
『恋に濡れて』  きたざわ尋子
web拍手で教えていただきました。こういうの好きそうに見えるのかな… 当たってるけど(笑)

『ダヴィンチコード 下』  ダン・ブラウン
やっと下巻だ。読み終わる日は来るのか…


■最後に買った本■
オンライン書店ビーケーワン:すべては太陽のしわざ
『すべては太陽のしわざ?太陽の楼閣?』 ふゆの仁子

オンライン書店ビーケーワン:儚き運命(さだめ)をひるがえせ
『儚き運命(さだめ)をひるがえせ 少年陰陽師』  結城 光流


■よく読む本・また思い入れのある本(5冊)■
オンライン書店ビーケーワン:恋
『恋』  小池真理子
不思議で悲しい恋のお話です。ドロドロともいえるし、あっさりともいえる… でもやっぱり悲しい。


オンライン書店ビーケーワン:道ありき
『道ありき』 『この土の器をも』 『光あるうちに』  三浦綾子
三浦綾子さんの半生。壮絶な闘病生活と、その中で見出した「光」。 励まされます。


「炎の蜃気楼シリーズ」
オンライン書店ビーケーワン:真皓(しろ)き残響 上
頭がおかしくなるくらいハマりました。でも、ストーリーはどんどん私の願いとはかけ離れた展開に…。もう最後は、悲しいんじゃなくて、悔しくて泣いたくらい。でも、やっぱり好き。
画像は、邂逅編。怨霊大将だった景虎が、人間に換生し、直江と主従関係を築くまでが書かれています。シリーズが終了してから読むと、虚しさも数倍です。好きキャラは、千秋。


『ドナウの旅人』  宮本 輝
家族を置いて男とウィーンへ行ってしまう母を追う娘。せつないです、どうしようもなく。

『新・平家物語』  吉川英治
中学のとき、先生が薦めてくれました。その後、時代限定の歴史オタクに。
この辺りの時代がよいのです。


※BLからもうひとつ選ぶなら 「毎日晴天!シリーズ」 かな。


■5人指名■
いつもお世話になっているみなさまに、お中元代わり?
(色が同じだけど、リンク貼ってあります)

MOUSOUBI の あすたさん
燈香亭 の トーカさん
Lete raha の keitoさん
waking or sleeping の いづみさん
茉莉花の華 の ゆずさん


■おまけ■
いつもありがとうございます、リリカです。せっかくなので、自分のことを少し。
30歳を素直にオヤジと呼べない… そんなお年頃の人間です。蠍座B型、息子がひとりいます。
自宅で、人の書いた文章をいじったり、ときどきは自分でも書いたりする仕事をしてます。

BL歴は短いのか長いのか、ブランクありで10年くらい。
本 (BL) を買うときは、まとめ買いはネットで、数冊だったらアニメイトやマンガ専門店、1冊だったら近所の本屋さん… そんな感じです。ノベルスは古本屋さんで買うことが多いかな、だって高い。

好きなのは、年の差もの。攻めが20代後半かそれ以上で、受けが学生なのがベスト☆
特殊な業界ものよりは、なんのへんてつもない普通の話 (ベタでもOK) のほうが好きです。あとは "身寄りのない少年" や "路頭に迷った少年" "非行や犯罪に走った少年" を拾う話が大大大好き。でも、記憶喪失はあんまり…かな。

みなさんの感想を読んで、購入リストを作るのが楽しくてしかたありません。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。




30歳をオヤジと呼ぶには、私の年齢が微妙すぎるのです…


誰がおまえを好きだと言った

山田ユギ
竹書房 (2005.7)
ISBN : 4812462045
価格 : \590



■誰がお前を好きだと言った
幼なじみの弟×30過ぎ脚本家。
イヤな奴です、脚本家。
高校のとき、同級生の弟・宗次郎 (当時 小学生) から告白されてから15年くらい?のらりくらり保留してるのです。そのたび、いい加減な条件を出して逃げているんですよ。
でも 「背が伸びたら考えてやる」 って言ってるときの顔… これ罪だよねぇ。こんな優しい表情されたら、よし!背高くなるぞ! って頑張っちゃいますよ、誰だって。

そんな態度は、宗次郎が社会人になっても続きます。
「やっぱり おまえじゃ駄目なんだよ 宗次郎」 って。
だけど、そんなふうに言ったって、いざ宗次郎が女の子と歩いてるのを目撃すれば、ほらね 面白くないんですよ。

ここからの脚本家は好きです、ちょっとだけ私もほだされた。
本人はまだまだ女王様のつもりなんだけど、とっくにプライドなんか剥がれてて、傍から見るとかなりカッコ悪いのです。そこが逆に素敵。
そして、宗次郎がホントいい子です (涙)


■我が家は楽し
バツイチ同士の元同級生がくっつく話。
片方は、高校生の息子がいるんですが (別居) この子がっ!
登場シーンでは、思わず 「おぉ!」 と拍手しました。好きっ!
高1にして、妙に色気ありで、相当ワルガキ? と思ったら○×△□… まぁ、お楽しみに。
私は、こっちがメインになってくれても、一向に構わなかったというか、むしろそのほうがよかったとさえ思います。

…って、ぜんぜんこの話の感想になってない。


■照る日曇る日
■暗いトンネルの向こう

引き継ぎもしないで辞めていった元課長と、部下になるはずだった社員。リバです。
寂しいオヤジです、課長。仕事もあっちもヤリ手の人だったのに、お偉いさんの息子に手を出したばっかりに、クビになっちゃったんです。
ひゅるる?、これだけで哀愁ただようでしょう? で、仕事も見つからないで、パチンコなんかしてる。
どんなオヤジが好き? と訊かれたら、私は迷わず、こういうオヤジが好きと答えます、ほっとけない、面倒みてあげたい。
実生活でも私、そのうちこんなのに引っかかりそうです(笑えない)

一方、部下のほうは、すごく真面目クンです。その印象が強すぎたのか、課長に惚れこんじゃう様子とかが、どうもしっくり来なかったんですよね。だって
「下心で ぐちゃぐちゃですよ」
なんて、100年たっても言いそうにないキャラなんだもの。

でも、このふたり。もし、これからも付き合っていくとしたら、一生 「受」 「攻」 代わりばんこやってそう。それも、1回ずつきっちり交代で。カレンダーに印とかもつけそうだ。


■靴下の穴
■苺の染み

29歳チーフ×バイト君。
29歳でこんな苦み走った男がいたら、見てみたいです。私は勝手に、37歳の設定で読みました。
で、そのチーフは既婚、一男あり。でも、話の途中で奥さんに逃げられてしまうんですけどね。
体育会系っぽい面倒見のよさなんでしょうか、遅刻常習犯のバイト君を、朝むかえに来てくれたりします。

もともとゲイだったバイト君は、そんなチーフに惹かれていき、そしてポロっと胸の内を告白。
ノンケだったチーフ (この辺りから店長に昇格・以下店長) も、最初はちょこっと譲歩したつもりが、どんどん放っておけなくなって…

店長が 「おいで」 っていうシーンがあるんです。この台詞から、エッチになだれこむわけなんですが、この 「おいで」 が異常にエロくて困りました、ふぅ…
でも、この店長だったら、この日には寝ないかなぁとも思うのです、私。

「靴下」 はバイト君の、「苺」 は店長の視点。というほどでもないのだけど、それぞれのモノローグ入り。


■おねがいちょっとだまってて
同じビルに勤める恋人同士。片方は結婚していて、もう片方はいつ関係を終わりにしようか迷ってる状態。
そして、それをからかってくるバーテンさんがひとり。このバーテンさんは 「受」 の隣りの部屋に住んでます。
ストーリーは他愛もないんだけど、悩む 「受」 の話を聞いてあげるうちに、ついつい 「受」 に迫っちゃうバーテンさんが滑稽で素敵です (35歳くらい希望)


■おまけマンガ (誰がお前を… の番外)
↑上の話のバーテンさんのお店で、「誰がお前を…」 の兄・兼太郎がくだを巻く話。
兼太郎の語りで、弟と脚本家の温泉エッチがドラマさながらに再現されます。
この人の声、私はどうしても柳沢慎吾の声で聞こえちゃうんですけど。
誰か、彼を幸せにしてあげてくださいな。
(★★★★☆)

ユギさんのマンガは 「目は口ほどにものを言う」 という感じですね。視線が語ってる。

本を読みながら居眠りしてしまった秀に、座布団をかけてあげる勇太。
優しくしてもらうことなんて、あまりなかっただろうに、それでもちゃんと人に優しくしてあげられる勇太は偉いね。(口絵)


夢のころ、夢の町で。
菅野 彰
徳間書店 (2005.6)
ISBN : 4199003029
価格 : \540



【こんな話】
大学生の秀に当たり屋として出会った、十歳の岸和田の思い出、養子にしたいと秀が父親の元に通った一年間、そして晴れて勇太を息子に迎え、親子の絆を結んだ四年間の京都時代…。勇太にとって、つらくも鮮やかな幸いの日々を描く、「晴天!」の原点。

【ひとこと】
勇太が当たり屋をした話も、秀が苦労して勇太を引き取った話も、さも知ったような気になっていました。でもそれは、思ったよりもずっと壮絶で、少しも美談なんかではなかったことに、ショックを受けました。

大学生なのに、秀はなんでまた、父親になるなんて言い出したんだろう。そんなことができると思っていたんだろうか。
「誰も自分みたいになってほしくない」
そんな理由だけで、あそこまで頑張れるんだろうか。ずっとそう思っていました。

そうしたら、お好み焼き屋さんのババア (by 勇太) がヒントをくれました。

バ 「まともに育ちよったら そんな でけもせんこと 言うたりはせんわな」

きっと秀は、少年の父親になることがどんなに無謀で難しいことかも判断できないくらい、ギリギリまで追い詰められていたんでしょうね。
そして、自分も父親というものを知らなかったからこそ、漠然と、でも強く 「父親にならなければ」 と思ったのかもしれません。

一方、勇太。
岸和田の勇太は、私が考えていたよりも、純な少年でした。確かに生活は荒れていたけれど、心の中までは荒んでいなかったんだなぁと。
その証拠に、他の子は秀を避けるようになったけど、勇太は文句を言いながらも秀の話を聞いたり、一緒にお弁当食べたりしていましたもんね。
それでも、勇太はなかなか、岸和田から 「外」 へ出ようとはしませんでしたが。

私はてっきり、勇太がヤクザの子分よろしく 「俺はここで生きなあかん」 とでも決めているのかと思っていました。
でも、ホントはお母さんが帰って来るのを待っていたんですよね。帰って来るといいなぁ、ではなくて、来ることになっていた。
だから、岸和田を出るわけには行かなかったのです。でも…。
秀の話を聞いて、もう母親を待つ必要もないと気づいたときの勇太が、もっと子どもらしく大泣きしてくれたらまだよかったです。

「俺が驚いたんは、俺が、おかんを…… あの女を待っとったことや……っ」

こんなふうにしか言えない勇太が憐れでした。

人間関係の薄い環境で育つと、かえって密な関係は落ち着かずに不安なのでしょうか。
せっかくふたりで暮らすようになったのに、秀ってば、非行に走った息子におろおろする母親みたいです。沈黙が怖いのか、ずっと喋ってる。
勇太は勇太で、秀が祇園で人探しをしているのを見ただけで不安になってしまいます。秀の関心が、ちょっと他へ向いただけで、自分が置いていかれたような気持ちになってしまったのでしょう。
お膳立ては整っても、なかなか幸せにはなれないもんなんだなぁ、と不思議な気がしました。

でも、このふたり。
秀は勇太のこと、自分より弱い存在で守ってあげなくちゃって思ってて、
勇太は秀のこと、俺がついててやらんとどないなってまうんや、って。
だから、ちょうどいいんです、きっと。
秀が探していたのは、自分が守りたい人、なおかつ、守ってくれる人だったのかもしれません。

(★★★★★)


勇太はしかたなく秀についてきたような顔をしつつも、内心はすっごく新生活に期待を抱いていたんですよね。
だから、学生アパートがあまりに貧乏ったらしくて、まず失望。
さらに、引っ越し先の一軒家がしょぼいのにも、ガックリ。
こういうところ、いかにも関西人だなぁ。

フェアのお楽しみ、栞もあと1枚。
トリは、「純情テロリスト」 のおふたりね(文末の写真ご参照)

東山道転墜異聞 1 中村春菊
中村 春菊
角川書店 (2005.6) (2005.7)
ISBN : 4048538500/4048538586
価格 : \588



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義母に跡継ぎの座を奪われ、城を、そして国を追われた若君・修里 (しゅり) は、旅の途中で最愛の側近・平九郎を亡くしてしまう。しかしその後、追っ手に囲まれたところを、平九郎の弟・郡司に助けられる。
そうして、粗っぽいが実は優しい浪人の郡司と、世間にまるで疎い修里との、騒々しい暮らしが始まったが、義母は修里が生きていると知り、さらなる追っ手を仕掛けてくる。

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この2冊に収められている作品は、いちばん古いもので98年。
私は、この頃の中村先生をほとんど知りません。時代ものということもあるのでしょうが、今の絵と比べると、やや色っぽい雰囲気が漂っているような気がします。
修里がアルバイト (笑) してるところなんて、すっごく可愛らしいです。

まず1巻は、修里が、側近・平九郎の死後、その弟の郡司と出会うところから。
もともと郡司は、"お尋ね者の若君の世話" なんていう面倒なことは、背負い込まないタイプだと思うんです。
でも、修里の身の上話を聞くうちに、自分が反発しながらも心の中では一目おいていた兄のことを思い出し、修里をそばに置こうと決心します。
7割は、同情と親切心、あとの3割は、修里の世話をすることで、新しい自分でも見つけてみるか、とでも思ったんじゃないでしょうか。「やってやろうじゃん、兄貴!」 みたいな。

そんなふたりの息は、ピッタリです。お互い、素直な性格ではないので、「ありがとう」 「どういたしまして」 といったやり取りはなかなか見れませんが、郡司が命がけで修里を守り、修里が感謝の気持ちを伝えようと頑張る様子は、じんわりと心にしみます。
お坊ちゃんで何もしたことのない修里が、郡司へのプレゼントを買うために、仕事をするエピソード (前述のアルバイト) が好き。

さて。郡司は、修里に3回キスしてるんですよ。

まず1回目は、出会ったその日。
あんまり修里が 「平九郎平九郎」 とうるさいもので、ちょっと苛めてやれ、と。でも修里に泣かれて、すぐに反省。

2回目は、寝顔を見てたら可愛くてたまらなくなって、ちょこっと。プレゼントをもらった日の晩ですね。で、そのあと、しきりに照れる。

3回目は、プチ家出から戻ってきた修里の顔を見てホッとしたら、もう衝動的に…。
感極まって、郡司は泣いちゃうのです。

いいなぁ。不器用な郡司が見せる、弱ったな… って表情がたまらないのです。
そうそう、クマ (人間) も、いい味出してましたね。←この人のファン、多いのでは?


2巻はさかのぼって、平九郎が修里のお世話係に就いたころの話。
やんちゃな修里が、ものすごく可愛い! 平九郎だからこそ、わがままも言うし、面倒もかけるんですよね。手習いの時間、修里が墨をまき散らしちゃうんですけど、平九郎に片付けろと言われて

修里 「ならばお主、その墨を飲め!! さすれば言う通りにするわ!!」 って (笑)

この辺り、すっごく面白可愛いので、ぜひぜひ。

もちろん可愛いだけじゃなくて、平九郎と修里が強い絆で結ばれるまでの様々なできごとが、せつなかったり嬉しかったり。
昔も今も、中村先生のマンガって、どんな変人が出てきても、どんな鬼畜な展開になっても、人情に訴えるエピソードがちゃんと盛り込まれているんですね。
いい作品でした。
(★★★★+0.5)


同時収録の 「あかいなみだ」 は、昭和初期… もう少し前でしょうか。
悲しいお話でした。実をいうと、私は少し怖かったです。

まるで哲学書のよう。


愛がなければやってられない 菅野彰
菅野 彰
新書館 (1999.4)
ISBN : 4403520081
価格 : \560


人気漫画家の由也と、編集者の耕介。
耕介は由也の担当編集者で、そして、はとこ同士。子どもの頃からずっと一緒で、お互い想いを寄せ合ってきたのが、やっと結ばれた… という話ではあるんです。
でも、そうなったふたりが、幸せいっぱいか… といえば、まったくそんなことはなくて。

耕介としては、年上なのに頼りなくて泣き虫な由也を、ずっと自分が守ってきた、と思っていたんですね。由也のことは、すべてこの自分が知ってると思っていた。
でも、ちょっとつついてみたら、いつのまにか女性にプロポーズしていたり、他の男性と付き合っていたことが発覚したりで、耕介はおおいに脱力してしまいます。
自分の知らない由也を前に、耕介は困惑というよりは、憤りを感じてしまうんですよね。仕事ではいつもズケズケと物を言う耕介も、これに関してはどうも調子が狂ってしまって、悪夢を見たり、由也にあたったり。
ふたり一緒にいて、それなりに甘い雰囲気はあったりするんだけど、耕介がいっぱいいっぱいなのに対して、由也はのらりくらりしてばかりで、読んでいてもスッキリしないものがありました。

それにしても、最後の最後まで、耕介にとっては酷なことばかりでした。
特にせつなかったのは、由也が元恋人に会いに行くのを、追いかけるところ。昔の男と話している由也は、いつものどうしようもない雰囲気とは違って、耕介が見たこともない、優しくてしっかりした大人の男だったんです。

その後、耕介に会った由也は、こう言います。

 こうちゃん(耕介)のことはずっと好きだったよ。
 子どものころから、ずっと変わらないのはわかってた…
 こうちゃんのこと、一番大事に思う気持ち。
 誰と、抱き合っても。


でも、いくら好きでも、恋人同士になるとは思わなかったから 「別のとこで、他の男を好きになった」 って言うんですよ。この感情は、なかなか理解しにくくて、耕介もちっとも納得いってないのだけど 「ごめんね」 「好きだよ」 って言われてしまうと、それでもしかたないのかなぁと、またしてもギリギリまで追い詰められてしまう彼なのでした。
最後のほうの耕介は、言うこときかない子どもみたいで、すごく可愛かったです。

6年も前の本です。
編集が、ヘタレな作家の尻を叩く様子は、「晴天シリーズ」 の大河と秀に少し似ています。
幸せがすぐそこにあるのに、それに甘えなかったり、あえて、辛い選択肢をとってみたりするところも、なんとなく似ていました。
(★★★★☆)


「晴天シリーズ」 の感想を書こうとしても、なかなか進まなくて、ひと休みしようと思ってこれを読みました。でも、ひと休みどころか、もっと考え込むことになってしまいました。
菅野先生の作品は深い。

新シリーズです。

キスは大事にさりげなく 崎谷はるひ
崎谷 はるひ
角川書店 (2005.7)
ISBN : 4044468117
価格 : \620


【こんな話】
日本画の大家である祖父と、鄙びた田舎で静かに暮らしていた一ノ宮藍(あい)は、突然の祖父の死で降りかかってきた莫大な相続税に、すべてを失うことになってしまう。しかし、途方にくれる藍の前に現れた志澤グループの後継者・志澤知靖は、祖父同士が旧知の仲だったと告げ、藍は祖父の作品とともに彼に引き取られることになった。
だが、与えられた身に余る贅沢に戸惑う藍は、衝動的にその体を志澤に差し出そうとしてしまうが…!?
(カバー裏より)

【ひとこと】
社会人×学生のトシの差ものは好きなのですが、藍は学校に通っていない風変わりな子でした。(以下ネタバレ)
中学のとき、祖父の絵が原因でいじめに遭い、怒った祖父が辞めさせてしまったのです。おまけに、外出もろくにせず、年寄りとふたりきりで暮らしていたというのだから、薄気味の悪い話です。

そんな藍が、いきなり 「遺産相続はどうしますか」 なんていう局面に立たされたって、決断できるわけがありません。志澤みたいにいい人 (なのかな?) に巡り会えて、本当によかったと思います… が、いざ同居生活が始まってみると、どうも志澤も、藍のことを囲いがちになってるんですよね。
「君はもっと勉強したほうがいい」 とか言いながら、やってることがぜんぜん違う志澤知靖・34歳。
どっちかといえば、友人の弥刀 (みと) みたいなタイプと同居したほうがよかったですよ。付き合う相手だって、ぜったい弥刀のほうがよかった…

しかし、学校に行かないというだけで、ここまで物知らずになれるものでしょうか。なんだか、かわいそうでかわいそうで…。特に、エッチの最中の p.295?6 のところなんて、どうしようもなく不憫に思いました。

ただ、田舎に戻る前までは、頼りないながらも一応19歳の青年という感じがしたのに、志澤に連れ戻されたら急に子どもっぽくなっちゃったのは、納得いきませんでした。

さて、シリーズものということで、いろいろとお楽しみが残っています。私的に期待しているのは、中・高時代の志澤と弥刀のエピソードです。付き合いが20年以上なら、志澤が引き取られた頃のことも知ってるってことですものね。
あとは、志澤の義弟とか、絡んでくると面白いかなと。頭も性格もキレ気味の、とびきりの美青年でありますように…。
(★★★☆☆)


「お宝鑑定団」に出るといいですね、藍は。

ありえない!(笑)

花嫁は奪われる
鹿住 槙
角川書店 (2005.7)
ISBN : 4044371164
価格 : \500


【こんな話】
結婚式当日に、姉が失踪!
相手は、大企業の御曹子・玖珂圭一郎。今さら式をキャンセルするわけにもいかず、俊哉が花嫁の代役を務めることになった。しかし、諸事情から、式後もそのまま圭一郎と同居、彼のお世話をすることになってしまって…。

【ひとこと】
あらすじを読んだときは、てっきり御曹子が 「お姉さんの代わりに、君がカラダで償うんだ!」 とかなんとか言ってきて、軟禁されてしまうんだろうと思って (期待して) いました。でも、実際は、俊哉のほうから 「なんでもします!」 と詰め寄るんですよね。
もし "最初から、お姉さんでなく俊哉が目当てだった" なんて結末だったらどうしよう…と思っていたら、本当にその通りになってしまって、大笑いしました。

私の大好きな、社会人×学生なのに、あまりワクワクしなかったのは、御曹子があまりにも冷たくてそっけなかったからかな。せっかく念願かなって、俊哉と暮らせることになったのに、ずいぶんじゃないですか。口数は少ないし、笑わないし、それに同居1日目から襲っちゃうし!
あとから聞けば、休暇中になんとかしたかった(笑)とかで、食事中にムッツリしてたのも 「ニヤけそうになるのを堪えるのに必死だった」 らしいけれど、こんなやり方して俊哉に嫌われなくてラッキーだと思わなくちゃ>御曹子
でも御曹子、土下座して謝ったり、寝顔をこっそり見に行ったりして可愛いところもあるので、許します。

それにしても、まんまとほだされちゃった俊哉はお気の毒でした。
好きな女の子とか、いなかったのかなぁ。短い同居生活の中で、御曹子のどこを好きになったのか考えたけど、土下座が効いたとしか思えませんね。それとも、やっぱりカラダか…。

そんな俊哉が可愛かったシーンは、御曹子の留守に寝室に入り込んで、ひとりヘンな気持ちになっちゃってたところ。あとは、御曹子に夜這いをかけたあと、詰め寄って
「今日、女の人と会ってきたんだ。俺を一人にして」
って言うところと。
でも、可愛いけど、やっぱり可哀想かなぁ、餌食になっちゃって(笑)
(★★★☆☆)


もし、結婚式の夜に、俊哉が御曹子のところに泊まっていたら、おとうさんとおかあさんは心中してたかもしれませんよね…

「基本的には親切な人なんだよね、あんたって」


FLESH & BLOOD 8
松岡 なつき
徳間書店 (2005.6)
ISBN : 4199003568
価格 : \540




ついに、ビセンテに捕らわれてしまった海斗。
ビセンテにしてみれば、夢にまで見た再会です。さすがにもう 「イングランドの海賊どもから救ってやった」 という気持ちはないにせよ、海斗にここまで冷たくされるとは思わなかったのでは。

考えれば考えるほど、ビセンテは気の毒です。
出会う順番が、ちょっと違っただけで、ここまで憎まれてしまって。あのとき、浜辺にルーファス達が来なければ、今ごろ一緒に航海していたかもしれないのに。

もしかしたら、海斗は忘れてるのかもしれないけれど、"素" の海斗を知っているのは、ビセンテだけなんですよね。「21世紀から来た」 とビセンテに話したあと、海斗は誰にも (リリー以外) その話をしていないのだから。
そんなことも手伝って、ビセンテなら、ジェフリー以上に、海斗の心情を理解してくれるかもしれない、と少し期待してしまいます。

それにしても、ビセンテ、頑張ってましたね (ナイジェルにしたことは許せないけど)
エスコバル神父から、海斗を庇うビセンテの必死な様子は、ジェフリーと同じくらいカッコよかったし、自分のベッドに、海斗がちょっと腰掛けただけで、すっかり幸せ気分になってしまうビセンテはとってもかわいかったです。
海斗もジェフリーに再会する頃は、ビセンテと別れるのが少し寂しいと思うくらいには心を許しているのではないでしょうか。

さて、今回はジェフリーとナイジェルのあいだに、小さなさざ波が立ちました。
海の男の約束って、そんなに固いものなんでしょうか。
私は、このふたりが決別するくらいなら、海斗はビセンテの下に行くか、いっそイギリスにひとりで帰ってくれてもいいのです。だから、ナイジェルに 「もう元に戻れないのか」 と訊かれて 、ジェフリーが 「そうだ」 と応えたのには、ショックでした。本気で言ってるのか、と。
「お前にだけ我慢を強いるのは 不公平だった」 という傲慢な物言いも気に入らないし "(ナイジェルに) 冷たく背を向けることだけが 残された道" って…
8巻目にして、はじめてこの人に嫌悪感をもちました。

でも、結局は、ジェフリーのほうがナイジェルと離れたくなかったんですね。
一日も早く、3人が再会できますように。

(★★★+0.5)

今までのイラストを眺めていて思ったんですが、1巻の海斗 (柄シャツ) ってチンピラみたいですね。

をかし、うつくし、なまめかし。


王朝月下繚乱ロマンセ
秋月 こお
徳間書店 (2005.6)
ISBN : 4199003525
価格 : \600



2冊目の外伝です。

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 王朝月下繚乱ロマンセ
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タイトルどおり、雅やかなこのお話は、お花見の席での3人 ─ 業平と千寿、そして国経 ─ の会話で幕を開けます。
相変わらず、業平は千寿と国経をかわりばんこにからかって楽しんでいます。ちょっとだけ、国経も言うようになったかな。傍目にはわかりにくいけれど、ふたりがちゃんと仲良くしているようでひと安心。

さて、千寿の出自が明らかになった今、できるなら先のことは考えたくない諸兄にとってショッキングなできごとが起こります。皇太后から千寿に、お花見の誘いがあったのです。もし皇太后に気に入られでもしたら、さっさと召されてしまうのでは… と、意気消沈の諸兄に、さらに追い打ちをかけるように業平が詠んだのが

月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身ひとつは元の身にして

という胸の詰まるような歌でした。
ただこの場面、諸兄だけじゃなくて、歌を詠んだ業平もとても哀しそうなのです。で、それを複雑な思いで見ている国経もことさら不憫です。

朱雀院でのお花見でも、業平はまたこの歌を詠むのですが、諸兄ってば、皇太后の前で泣いてしまうのです。現代人では考えられないことです、上司や同僚の前で、恋人と引き離されるかもしれない、と涙をこぼすなんて。
でも、これに関しては、いささか業平の策略もあったんですよねぇ。ひとりでくよくよしてないで、もう公衆の面前でぶちまけてしまえよ! と。
ここからのやりとりが、また雅なのでございます (内緒)

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 王朝十六夜ロマンセ
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国経のおじさん所有の別荘に、4人で遊びに行くお話。
この話には、3つの柱があります。

柱1 : 千寿、鷹匠の子・アシカビに会う
柱2 : 国経、千寿への嫉妬を認める

せっかく4人水入らずなのに、業平がちゃっかり女官なんて連れて来るもんだから、国経は面白くないし、千寿も諸兄もまったくもって理解不可能。周りの目をごまかすためのカモフラージュだというのが、私たちにはわかっても、あのボケっとした3人にはわからないんですよね…
ひょんなことから、自分の本心を吐露することになった国経と、なんだか嬉しそうにデレっとしている業平。この話のクライマックスは、きっとここだと思います。

柱3 : 諸兄、少し大人になる

諸兄ときたら、ひとりっ娘の父親みたいで、千寿じゃなくてもいい加減イライラします。でも、カラダを張って、千寿のためにアシカビを獲得したことで、ひと皮むけた… と思いたいのですが、その様子がまた鈍くさい。ホント、憎めないお人です。

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 雷神絵巻
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業平、龍神を召喚す。
業平にとっての鬼門、不思議な双子ちゃん・瑠璃王と延珠が登場します。

日照り続きというので、帝のご機嫌とりにでもなれば… と、業平と国経が雨乞いの舞いを舞うのですが、演目が 『唐紅ロマンセ』 でふたりが一生懸命に練習した 「納曾利」 なのです。
ここで業平が国経に 「そなたが相手だと 心地よう舞えた」 って言うんですよ。国経のこと、からかって遊んでばっかりと思うと、こういうことサラっと言うのよね。本物の業平も、こんなふうに根っから恋愛体質だったんでしょうか。

双子の話と聞いて、最初はどうでもよかった私。でも、業平と国経が好きな人にとっては、このうえもなく素敵な話です。

(今さらながらネタバレ) 業平が体を張って、雷から国経を守ったかと思うと、今度は国経が業平をかばって、雷獣の前に立ちふさがる… ああ、やっぱりこのふたりは、しっかり愛し合っているんだなぁって、とっても嬉しかったです。
(★★★★☆)


「過ぎにし春の思い出を おぬしは歌にして残せる。 羨ましい才だ」
諸兄の業平に向けたセリフです。
写真もなにもなかった時代、人と別れるときの喪失感は、今とは比べようもないほど大きかったのではないでしょうか。

「花嫁」 シリーズの完結編、三男カップルです。
画像がなかったので、写真撮ってみたんですけど (写真が大きいよ…)


花嫁にくびったけ
森本 あき / 森本 あき著
プランタン出版 (2005.1)
ISBN : 4829622687
価格 : \580



シリーズあらすじ&1作目感想
2作目感想■■

さて、完結編は、西園寺地王と春名柚の三男カップルです。表紙の地王が、今までの5割増しくらい素敵です。

柚が中学を卒業するまで手を出さない、そう決めたのは、地王だったか、椿と柊だったか…
でも、必死に地王がガマンしてるのに、柚のほうからバンバン誘ってきます。誘いかたがまた罪で 「したいの? したくないの?」 って涙目でにじり寄ってくるもんだから、地王もどうしていいかわからない。その混乱ぶりが笑えます。本人が 「したい」 って言ってんだから、すりゃいいじゃんと思うんだけど。

しかたなく、春名兄弟はひとまず日本へ帰国することになります。そして、地王は自分に自信をもつために、修行に…
本当のところはよくわかりませんが、この三男カップルがいちばん前向きに、自分たちの幸せを追求していますね。柚はもちろん、地王のことも可愛いヤツとしか思っていなかったので、ひたすら感心しました。

そして、最後は香港で100万ドルの夜景デートですって、うらやましい。
再会シーンのイラスト(p.183)なんて、ハリウッド映画みたいです。椿も言ってるけど、兄弟のなかでは、実は地王がいちばんジェントルマンで、こういう雰囲気が似合ってると思います。将来、大物になるのも、地王かも。

最初、口絵を見たとき、なんでこんな和風旅館でエッチしてるんだろうと思ったら、そっか、地王は温泉をもっているのでした。旅館の番頭さんもやってます (ちなみに、天王は油田で、海王は金鉱を所有)
(★★★★☆)

温泉旅館には、椿の間・柊の間・柚の間があって、いうまでもなくそれぞれのカップル専用。この本は、地王と柚の初エッチで締めくくってあるんですが、せっかくの完結編だから、他のカップルの温泉でのラブラブっぷりも少し読んでみたかったなぁ。

「花嫁」 シリーズ第2弾、次男カップルです。
1作目の感想で、長男の椿のことをしつこく意地っ張りよばわりしちゃったんだけど、次男本のタイトルも 「いじっぱり」 でした?。


花嫁はいじっぱり
森本 あき
プランタン出版 (2004.7)
ISBN : 4829622466
価格 : \560


このシリーズのアバウトなあらすじ&1作目の感想はこちら

西園寺海王と春名柊の次男カップルのお話です。これは、少しイライラしました。
好きなのに好き!って言えない、感謝してるのにありがとう!って笑えない、寂しいのに甘えられない… 柊はそんな子です。そんな柊に、海王のなんて忍耐強いこと、痛々しいです。

せっかくのプレゼントを突っぱねられたり、わけもわからずひっぱたかれたり (←ここ、酷い) 相当ダメージ受けてるはずなんだけど、海王はいつも 「柊、柊」 って笑顔なんですよね。泣けます。
かなり焦らされますが、誤解が解けてラブラブになるところは、なかなかよいです、うん。焦らされた甲斐もあるってもんです。

さて、他の4人はどうしてるかというと…。
長男の天王と椿は、すっかり落ち着いて、しっとりしたカップルになってます。
三男カップルは、地王が少し尻に敷かれてる感じ? この本の柚って、しっかりしてるんです。周りが思っているほど、柚は天然でもバカでもないみたいで。
最後には 「地王としたい!」 と宣言 (何を?ってアレを)
地王のほうがたじたじで、この問題は3作目へと続くのでした。
(★★★☆☆)

南の島に続いて、今回はドイツのお城が舞台です。
でも、お城が出てくるのが中盤なので、いまひとつロマンチック街道効果が発揮されなかったというか。
どうせこんな話なんだから (失礼) 脈略は無視して、最初からいきなりお城でもよかったのにな。

御曹子3兄弟×花屋3兄弟の 「花嫁」 シリーズ第1弾。
長男は長男同士、次男は次男同士… と、とってもわかりやすい。


花嫁を手に入れろ!!
森本 あき / 森本 あき著
プランタン出版 (2004.1)
ISBN : 4829622296
価格 : \580



【こんな話】
亡き両親の残した花屋を頑張って切り盛りする、椿・柊・柚の3兄弟。しかし、ある日突然、商店街に現れたヘリコプターにさらわれてしまった!
目を覚ませば、そこはどこぞの南の島。椿たちに一目惚れ、そして誘拐を謀ったという、大富豪 西園寺家の天王・海王・地王は、椿たちを軟禁する作戦に出て…

【ひとこと】
いいですねぇ、おとぎBL。
「春名家の三美人は、西園寺がもらった! 文句があるなら、本家まで!」
こんなふざけたセリフに、すっかりハートはわし掴み状態です。

西園寺 天王(27) → 春名 椿(21?)
     海王(23) →     柊(高2)
     地王(18) →     柚(中3)
     
御曹子サイドからの愛は、それぞれ春名家の長男・次男・三男に注がれているので、争奪戦とかはありません。しかも次男&三男は、さらわれたというのに、ほとんど抵抗もなく、最初からいいムードなのです。ただひとり、意地っ張りな椿だけが、なかなか堕ちません。

でも、そこはおとぎBL。
とんとん拍子に、そして、私の思いどおりに話は進んでいきます。
次男・三男カップルは、まだつきあってはいないものの、イチャイチャベタベタしっぱなし。椿だけがひとりでじたばたしています。
それでも、脱出に失敗して助けられたり、そうこうしているうちに、優しい天王に… ね!(まったくもってご想像どおり)

さて、この本のメインカップルについて。

花屋3兄弟のなかでは、私は椿がいちばん好き。
優しくて、奥手で、ド天然で、自分は弟たちのことを守ってるつもりでも、実は守られてるのは自分のほうだったりします。意地を張ってたぶん、素直になってからはやたらにしおらしくなっちゃって、柚より子どもっぽかったですね。

天王は、27歳のわりには、ちょびちょびしてるというか、ちょっと軽めの大学生の雰囲気です。タカツキノボルさんの描く天王はすっごく素敵なんだけど、私の中ではどうも優男っぽいんだよなぁ?。
(★★★★☆)

設定だとか、人物背景だとか、あれこれ考えずに、素直に楽しめる人はぜひどうぞ。

青少年は、悩んで悩んで大きくなるのです。


カッコ悪くてカッコイイ君
麻生 海(原作 : 久我 有加)
新書館 (2005.5)
ISBN : 4403661114
価格 : \580


【こんな話】
幸久は、大好きで大切な幼なじみの崇に、急に距離を置かれてとまどっていた。理由も教えてくれない、そばにも寄らない。
崇との間にできた、たった1メートルの壁に、幸久はズキンとしたり、イラッとしたりするが…!?
(カバー裏より抜粋)

【ひとこと】
大好きな崇が自分のことを避けている…
心当たりもないし、訊いても教えてくれない。幸久は、がっくりと落ち込んでしまいます。
なのに、蓋を開けてみれば、

崇 「俺がお前より (背が) 高なるまでは 近くに寄るんを避けたかった」

って…。
でも、そこで 「しょうもなっ」 と一蹴してしまわないのが、高校生やね。
成長期における2?3cmの差なんて、大人から見ればどうってことないんだけど、本人にとっては大問題。
「人間は中身で勝負できる」 という当たり前なことに、まだ気づかないから、髪の毛がほんの一束ハネてたり、ちょっとまぶたが腫れぼったいだけで、学校に行きたくない! そんなお年頃なのです。

これを小説で読んだら、じれったくて耐えられなかったかもしれません。
でも、マンガだと、ふたりがかわいくてしかたないです。
特にかわいかったのが、幸久の泣き言。

もし、崇に好きな女の子ができたとしても 「休みの日は、5回に1ぺん」 だってその子に譲りたくないし 「昼休みも、1週間に1ぺん」 でも譲りたくない。
崇が、小さくてかわいい子がタイプと聞けば、「背なんか、伸びんかったら良かった」 と。
崇に詰め寄りつつ、感極まって 「もう嫌や… 俺こんな泣き落としばっか」 と泣くところは、ぐっときますね。
ここ、すごく久我先生のキャラっぽい。

崇は "男は黙って なんとやら" タイプで余計なことはしゃべらない子だし、幸久はマイナス思考でどんどん悪いほうに考えちゃうもんだから、ちょこちょこと問題は起こります。
でも、いつの日かオジサンになって、まだふたり一緒にいたなら

「俺ら しょうもないことで 悩んどったんやなぁ」

って笑いあえるよね、きっと。

プールサイドで、崇が幸久の手をひっぱって座らせるところが、私的にツボでした。
(★★★+0.5)


子ども時代、私も大阪で過ごしました。同居人も親友も、大阪の人間です。
なんでしょうね、あの強烈なキャラクターは。
もし大阪が首都だったら、お国柄もまったく違ってたのかな、考えると面白いやら、怖いやら…
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