ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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大好きな紺野さん、「2」も合わせて。


可愛いひと
可愛いひと
posted with 簡単リンクくん at 2005. 5. 1

紺野けい子
ビブロス (2000.10)
ISBN : 4835211081
価格 : \590


【こんな話】
純情で可愛い篠田センパイと、クールな後輩 池内くんの甘々ラブストーリー。
恋愛じゃなくていい…、遊んでくれるだけでいい…。
けなげに池内を想う篠田センパイが、「可愛いひと」です。
言い寄られて涼しい顔を装ってるふうな池内も、実はメロメロで…

【ひとこと】
エロ度は高めです。そういうシーンも、結構はっきり描いてあります。
だから、気軽に「おすすめです!」とは言えないんですけど。
でもね、無駄にいやらしくないのが紺野さんのいいところ。表情が上手に描かれているからでしょうか、登場人物の気持ちがよくわかるから、エッチなシーンもなんだか深い。

篠田センパイが可愛いのはもちろんだけど、センパイの言動にどぎまぎしてる池内もなんともいえずキュートです。
センパイについつい意地悪したり、キツく当たったりするのも、「可愛いから虐めちゃう」みたいな気持ちなんでしょ、きっと。

「2」でケンカして、センパイがベッドの上で泣いちゃうところ。
あそこのセンパイが、いちばん「可愛い」かな。大泣きです、わぁぁぁん!って。
でも、その後の仲直りの話は、なんともいえずおかしいですよ。
新宿二丁目を目指して新宿駅東口に仁王立ちするセンパイが(大笑)

センパイが「学校でエッチ」したがる話もお気に入りです。
学校でエッチしたい理由って、なんだと思いますか。
私は少し感激しちゃいました、ぜひ読んで確かめてください。

(↓知りたい方はコチラを)
卒業して、いちばん懐かしく思い出すのは、長い時間を過ごした教室でのできごとに違いないと、篠田センパイ。
でも、センパイと池内は学年が違うから、教室の想い出には「池内が出てこない」のが悲しいんですって。だから、教室でエッチしたい…。ね、可愛い、乙女ちっく。
(好き度 ★★★★★)

サブキャラもいいですよ?。
辛い恋愛をしてるシンなんて、ほんとカッコいい。
ホモにしとくのはもったいない。
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私は、デメキンが飼いたいです。


水槽の中、熱帯魚は恋をする
うえだ 真由 /
新書館 (2004.10)
ISBN : 4403520979
価格 : \588



【こんな話】
大学の駐車場。苦学生の睦(むつみ)は、同じ学部の桂真(けいま)のBMWに傷をつけてしまった。19万という修理費用に衝撃を受ける睦だが、桂真が請求した額は、それよりもはるかに少ない額だった。
ただ、その代わり、桂真の留守中、「アロワナの世話」を引き受けることに。
クールで人付き合いをあまりしない、しかも"男女かまわず誰とでも寝る"などと噂されている桂真だけに、最初は構えていた睦だったが…
(注:アロワナは、アマゾンに生息する肉食の魚)

【ひとこと】
桂真にとって、誰かと寝るときは、さびしいとき、孤独に耐えられなくなったとき。一度でも寝たら、すなわち弱い自分をさらけ出してしまった相手とは、二度と会わない…
そんな悲しいことってないでしょう。
マンションのだだっぴろい部屋で、ひとり水槽の中のアロワナを見つめながら、
「俺と似てる」とでも思ってたのだろうけど、あまりにもさびしすぎます。

そんな桂真の、クール(といえば聞こえはいいけど)で、人を寄せ付けない雰囲気にめげず、繰り返し繰り返し、親切に接してあげた睦。
ふたりの、かみ合っているようないないような、スカスカした会話の部分がとても好きです。
気遣ってあげる反面、言いたいことはちゃんと言う。そんな睦の様子が、桂真の心を開いたんだよね。
だけど、アロワナが弱りはじめたときは、もうどうしようかと。
恐ろしくてページがめくれませんでした。睦と一緒に、オロオロしてた感じ(笑)

(以下ネタバレします)

睦と桂真には、2回の別れが。
1回目の別れは、まだ睦に「借金を返す」という枷(かせ)があったから、程なくよりは戻ったけれど、2回目、寝てしまった後のふたりの別れ際が、せつないです。
そして、それでも睦が戻ってきてくれて、ぜったい嬉しいはずなのに桂真がまた頑なで…。
桂真が「忘れてほしいんだよ」って言ったところで、絶望的な気持ちになりませんでしたか>読んだかた(^^)

だけども、ハッピーエンドです。そこのイラストも、なんともいえず幸せな感じなんです(p.161)

その後のお話、「水の底から、空を見上げれば…」も入っています。
タイトルの "空を見上げ" ているのは、桂真です。
やっと、水槽の外に目を向け始めた、桂真が愛しいです。
かなーり焦れったいけど、あたたかい気持ちになれますよ。
(★★★★☆)

「げぼくなぼく」の語呂の悪さが気になる…

妖魔なオレ様と下僕な僕
椹野 道流
イースト・プレス (2002.10)
ISBN : 4872573102
価格 : \893



【こんな話】
大学入試に失敗して凹んでいるところに、バイトをクビ、さらに車に轢き逃げされた足立正路(まさみち)は、まさに路上で死のうとしていた。
と、そこへ現れたひとりの男。それが、妖魔 司野(しの)との出会いだった。
司野によれば、正路の血はおいしく、金色の「気」をもっているという。そして、その身と心を捧げるなら(=下僕)命を助けてくれる、と。

下僕の生活は、司野と同居し、料理以外の家事をし(お料理は司野がする)、予備校が終わったら、司野が経営する骨董屋のお手伝い。
そして、ときどき、司野に血をあげる…はずだったんだけど、それがいつしか…

【ひとこと】
司野は千年も生きていて、すごく強い、そして怖い。だけど妖魔だから、人間の"情"っていうのがどうもわからないみたいで、正路の行動や態度にいちいちとまどっちゃう。そこが、子どもっぽくてかわいいんです。
正路のことを、邪見に乱暴に扱ってるつもりでも、実はそれが結局のところ"親切"になってることに、司野はまだ気がつきません。

1冊目、手首から血を吸わせて(飲ませて?)あげる代わりに、司野に抱かれることになった正路が、その複雑な思いを一生懸命司野に伝えようとするシーンが好きです。
だってそうだよね、正路は司野のことが好きになってきているのに、司野はわかってるんだかわからないんだか…。こういう愛情の一方通行が、もし現実にあったらさびしいな、と思いました。
この時点での、司野の気持ちはどうなんだろう、私にもよくわかりません。

そして「2」でも、正路は司野にああでもない、こうでもないと自分の気持ちを説明することになるんだけど、司野の気持ちにようやく変化が現れてきて(というか、司野もだんだん正路のペースに巻き込まれていく)、あたたかい気持ちで読みました。まだ、ラブラブというにはほど遠いけど。
巻末の司野視点の話もよかった。短編だけど、これなくしては「2」は成り立たない、そんな重要なお話です。

会話部分が、じれったいほど丁寧に書かれていると思いました。
「メス花」もそうでした。
椹野さんの文章を読むと、読者は登場人物を愛さずにはいられなくなるんじゃないでしょうか。
(★★★★★)



どこを見ても評判がよかったので、安心して読みました。
で、やっぱり楽しかった、ほのぼのしました。


ゆっくり走ろう
榎田 尤利
徳間書店 (2004.8)
ISBN : 4199003169
価格 : \560



【こんな話】
里見廣之(さとみひろゆき)は自動車メーカーのエリート社員。
営業指導のために、小さな営業所へ赴任することになった。が、バカ真面目な里見は、人付き合いの加減を知らず、衝突するわ無視されるわで、周囲から浮いてしまう。そんな里見に、あたたかく親身に接してくれる男がいた。
それが、営業成績断トツトップのカンちゃん こと 立浪寛一(たつなみかんいち)だった。

【ひとこと】
八百屋さんを手伝うカンちゃんのイラストが好きです。
表紙もいいけど、p.11のカンちゃんがとても。

さて、里見は本当に真面目で、バカていねいな様子には笑わせてもらいました。
そんな里見が、ほとんど抵抗なくカンちゃんを受け入れたのにもびっくりしました。でも、抵抗なんかしてる暇がないほど、厳しい状況に追い込まれていたんだものね。辛い思いをしてる里見を、やさしく(厳しく)ささえるカンちゃんがまた、すごく素敵なんですよ。
書き下ろしの「これは大人の恋だから」は、BLにはある意味お決まりの"意地を張ってすれ違う"パターンです。苦手なんだ、私こういうの。
カンちゃんを信じて頑張って読んだけど、落ち込むふたり(特にカンちゃん)が痛々しくて、もうどうかなりそうでした(笑)
羽賀という、本当にここまで当て馬らしい当て馬は珍しいという感じの男が出てきますが、わりといい男だと思いますよ。里見は、羽賀と付き合ってもうまくいったんじゃないかな(^^)うん。
(★★★★☆)

あ、ひとつだけ。
オビに「車という名の密室で 大人の恋は暴走する」ってあるんだけど、暴走なんて!
なんともジェントルな素敵な恋のお話です。


旧ブログのトラックバック2件
月と凌霄花
B-Life.SS

シリアスとギャグのバランスが絶妙です。


風の行方
風の行方
posted with 簡単リンクくん at 2005. 5. 1

国枝彩香
ビブロス (2004.10)
ISBN : 4835216601
価格 : \590



物理教師の健人(けんと)×美術教師の映(あきら)のお話で、2年前に出た『未来の記憶』の続編です。
ふたりの出会いについては、『未来の…』を読んでいただきたいのですが、少しご説明しますね。

【今までのいきさつ】
健人が(女性に)プロポーズし、こてんぱにフラれる一部始終を見ていた男、それが映。
その普通じゃない色気に誘われるまま、健人は映と寝てしまった!
目が覚めると、もう映はいなかったが、出勤してみたら、新任の美術教師とやらが映で…。
(ちなみに、健人がプロポーズした女性も、同じ高校の保健のセンセ)
まぁ、↑結構泣かせる展開なんかもあって、ふたりはラブラブになったわけなんです。

で、今回は、映の過去や内に秘めた想いが明らかになっていきます。
それを知った健人が、とまどいつつも、あらためて映と向かいあうことで、映への想いを深めていき、それを受けて映も、健人への信頼を深めていく…、ラブラブで幸せ?なお話です。

映のママ(あえて「ママ」)が出てきたり、健人のジジがお葬式あげちゃったり(生きてんのに!)、一学期の修了式にみんなにカミングアウトしちゃったり、今回も波瀾万丈、笑えます。
特に、いざカミングアウト!ってときの映の顔がおかしいんです、アハハ。

その続きは、ぜひ読んでくださ?い。
そんな暇ねーよ!というかたは、そのままこちらをお読みくださいませ。

【最後は…】
修了式が終わって夏休み、なんと映は健人の家にお引っ越し(=嫁入り?)しちゃうんだよね。
ジジは相変わらず難色示してるけど、ババには少しだけわかってもらえたみたいで。
新婚初夜のおまけミニマンガ(短いけど濃くて面白い)もついてます。
「声出して行こーぜ」には大笑いしました。
(★★★★★)

メス花シリーズ4冊目です。やっぱり面白かった!
だけど、それよりも勉強になりました。全国の主婦の皆さんは、これ読むといいと思います。
誰からも愛される「嫁」が、この本の中にいます(笑)


夜空に月、我等にツキ
椹野 道流
二見書房 (2004.10)
ISBN : 4576041487
価格 : \560


【こんな話】
前作で、勘当されたまんまの江南。そんな彼と両親との関係をなんとか修復したいと考えた篤臣は、年末年始を利用し、日本に帰国する。
しかし、江南の母がぎっくり腰でダウン。篤臣たちが、店(江南の実家はちゃんこ屋)を手伝うことに。
手際よく手伝いをこなす篤臣に比べ、江南のなんと役に立たないこと…
そんなとき、酔っぱらったお客さん(オバサン)が篤臣にからんだのに腹を立てた江南は激怒!客に手を出してしまう。
そんな江南に、江南の父もまた激昂。またしても、「出てけ?」
さて、"江南親子仲直り作戦" はどうなる?

【ひとこと】
主婦として、ただただ篤臣を尊敬しました。
なんと、かいがいしいこと。私にはできない!
篤臣の力を借りなかったら、たぶん江南はず?っと勘当されっぱなしだったに違いない。
江南の母チエがぎっくり腰になっちゃったのは、神様のイキな計らいだったんですよね、きっと♪
ラブ度は低め、やきもきさせられっぱなしだし、人気シリーズの数冊目だからこそありえる展開かなと思いました。でも、シリーズってこんなもんじゃないのかしら?
もう、このシリーズはこれでおしまいでもいいです>椹野センセ

書き下ろしの「愛する人よ、その指で」は、ふたりのクリスマスのお話。
もはや、ラブラブの域を超えましたね、コイツら。
男同士でケーキカット…、そんなことがしたかったんだね、江南。
江南のやることなすこと、もうロマンチストなんだか、ただの変人なんだか、よくわからないけど、篤臣が幸せだったらなんでもいいかな。
ショッピング中、ケーキを前にブツブツ言ってる江南がすごくかわいかったです。

チエや江南本人から、江南の学生時代の話を聞かされて、篤臣が嫉妬するくだりが何カ所か出てくるんですが、なんだか私も同じような気持ちになりました。
江南が好きすぎて、私も篤臣と同化してしまいました。仕事ではキレ者なのに、実はあちこち抜けてる… 江南のそんなダメさ加減がツボです、大好き。
(★★★★★)



(昨日の続きです)
メス花シリーズ、今日は3冊目。

耳にメロディー、唇にキス
椹野 道流
二見書房 (2003.7)
ISBN : 4576031155
価格 : \560


【こんな話】
結局、江南の赴任(留学?)先のシアトルに着いてきちゃった篤臣。大丈夫、法医学教室の仕事をやめたわけではなく、休職。
法的には認められないながらも、結婚式も挙げたのだが、幸せいっぱいの生活を送っていたふたりに、思わぬ訃報が。篤臣の父が亡くなったのだ。
一時帰国することにした篤臣に、江南は自分も帰国し、篤臣の母に自分たちの関係を話すことにしたのだが…。

【ひとこと】
ふたりが自分たちの両親にカミングアウトする話です。
詳しくは書きませんが、篤臣の家庭環境と、私のそれがとてもよく似ているせいか、篤臣の母の怒りや動揺、そこからの気持ちの変化が、痛いくらいに伝わってきてせつなかったです。

江南が、温泉の強姦事件のことまで白状したのには、少しびっくり。
でも、どん底まで落ちて、這い上がって、またちょっと落ちて、そうしてやっと結婚式を挙げるところまでたどり着いたという事実が、最終的にはお母さんの心を動かしたんじゃないでしょうか。
男らしいです?、江南が。

一方、江南の両親、というか父がまた危険人物で…
彼らを説得するところも感動の場面には違いないのですが、ちょっと笑ってしまいます。
ここは書かないでおくので、ぜひ読んでくださいね。

考えてみると、周りから普通に(むしろ祝福されたりして)受け入れられてしまうカップルの話とか、ふたを開けたら職場(学校)じゅうホモばっかだったみたいな話が多いなか、こういった暗い部分が書かれているのはそんなに多くないですよね。
どっちがいいとか、そんなことはもちろんなくて、エンターテイメント性の問題で、好きずきだと思います。私も、両方好きですし(^^)
このシリーズも、笑いの部分と甘い部分と、そんなシリアスな部分がうまく混ざり合って、いい作品になってます(偉そうに)

さて、このふたり、書き下ろしの『恋はすばやく 愛はあせらず』では、新婚旅行に出かけます。
これ、ゼッタイ読んで読んで! もう、この旅行が、イヤになるほどラブラブです、やってられません。
篤臣が、完璧にお嫁さんになってるのが見どころかしら。
江南の後ろ姿を見つめながら、「やっぱり結婚してよかったかも」なんてぼんやり考えちゃう篤臣って…。
(★★★★★)

4冊目に続く。

今日は、先月4冊目が出たばかりの「メス花」シリーズについて。

右手にメス、左手に花束
椹野 道流
二見書房 (2000.10)
ISBN : 4576006592
価格 : \580


読みたい読みたいと思っていたけど、肝心の1冊目がなかなか見つからないし、ネットでもそこそこ日数がかかるようなので見送っていたところ、古本屋で発見。
現在、『右手にメス、左手に花束』と2冊目の『君の体温、僕の心音』まで読んだところですが…
あ?、読んでよかった。私、こういうのが好きなんです?。
(以下、少しネタバレ)

【こんな話】
医大の同級生として出会った、永福篤臣(あつおみ・卒業後は法医学教室の助手に)と江南耕介(卒業後は外科医に)は、10年のすったもんだの末、恋人同士となる。(1冊目)
しかし、江南に米留学の話がもちあがる。江南は篤臣に一緒に「アメリカに来てほしい」と言うが…
って、こんな雑なあらすじだったら、書かないほうがマシかしら。

【ひとこと】
私、同性との恋愛に興味のなかった人間が、どういう心境の変化を経てその道に入っていったか、その過程が丁寧に書かれている話は無条件に好きなんです。
このシリーズもそう。
先に、江南が篤臣のことを好きになって、あろうことか強姦してしまい、その挙げ句、絶交を言い渡されちゃうわけです。最初は、かんかんに怒って、何があっても許さない!てな強固な態度だった篤臣が、江南のことを受け入れるまで悩んで悩んで悩み抜くんだけど、そこがっ!もうっ!(T_T)
そして、悩んだ末、篤臣はまた江南のところへ行き、お互いの気持ちをきちんと確かめ合うのね。そのシーンが、もう泣けて泣けて、わーん、思い出しても泣いちゃうよ?。
ここまでが1冊目。
(★★★★★)

2冊目は、うってかわってラブラブラブラブ
ある事件が起こって、またまた修羅場が訪れるけど、それをバネにいっそう強く結びつくふたり。
読んでるほうもホント幸せになれます。
抵抗しながらも完全に「彼女・花嫁」になっちゃってる篤臣が可愛いったら。
(★★★★★)

3冊目は、カミングアウトの章。

今日はこれ、俳優(アクト)と家政夫(メイド)シリーズの完結編『結婚狂騒曲 <第2楽章>』です。
今日は、【こんな話】は端折って、ダラダラと書いてみます。

結婚狂騒曲 第2楽章
魔鬼 砂夜花
二見書房 (2004.10)
ISBN : 4576041738
価格 : \560


知らない方のために、設定を書くと、

・稔(みのり) 普通の高校生、江坂(↓)の家政夫 兼 恋人
・江坂  人気俳優、片づけられない男、車オタク
・鳥羽  マネージャー、"バイ"だけど女のほうがいいらしい
・桐澤  江坂の付き人
・舞香  江坂の妹、曲者

この5人だけでいいか。
設定はおいしいはずなんです。社会人と学生のカップルはツボだし、家政婦モノもかなり好き。だけど、それほど引き込まれなかったのは、まず、稔の性格が好きになれなかったから。
稔にしてみれば、家政夫だけでもじゅうぶんヘンなのに、いきなり、それも無理矢理、恋人にさせられて、納得いかないのはわかるし、反抗するのも無理はないと思う。
でも、江坂への愛を自覚してからも、なんだかんだいって、反抗的な態度をとり続けるのには、やや興醒めでした。まあ、Hのときだけは素直だから、読んでてほのぼのしたけどね

次に、ストーリー。ひっちゃかめっちゃかな展開は好きだけど、キャラの気持ちがどうもわかりにくい。特に舞香。そのテンションと、変さ加減についていけませんでした。
BLにおける女性キャラの扱いって、やっぱり難しいんだなぁ。
江坂のフェロモン垂れ流しがどうのこうのっていう状態も、今ひとつ状況がつかめなかったのは私だけ? 実をいうと、4?5巻は話の流れすら、よくわからなかったり…(苦笑)
1巻ではインパクト絶大だった鳥羽さんも、な?んかそれほどでもなかったし、桐澤だってもっと絡んできてほしかったな(ホモじゃなくてもいいから)

だけど、やっぱり5冊読破したってことは、やっぱり好きなのかなぁ。
江坂はラブリーでした。「稔、稔」って、稔のことがほんとに大好きで。あんなに愛されてんのに、稔ってばさ?
と、話が堂々巡りになっちゃいそうなので、この辺でおしまい。

あ、これだけ言わせて。最後の一行の「ればいいのに」を、「れますように」にしてくれたら、読後感がもっと爽やかだったかも。
(シリーズ全体 ★★★☆☆)

※ご参考? "俳優と家政婦" シリーズ
1 バイトは家政夫!?(★★★★☆)
2 恋人は俳優(★★★★★)
3 醜聞!? 宣伝!?(★★★☆☆)
4 結婚狂騒曲<第1楽章>(★★☆☆☆)
5 結婚狂騒曲<第2楽章>(★★★☆☆)

今日は、昨日の続きで『前途は多難 ? メールボーイ』です。
いよいよ、"らしく"なってきた(笑)

前途は多難
前途は多難
posted with 簡単リンクくん at 2005. 4.24
伊郷 ルウ
講談社 (2004.10)
ISBN : 4062557541
価格 : \662


【こんな話】
とまどいつつも、柏崎と付き合うことにした貴巳。
だけど、関口先輩には襲われそうになるわ、滑り止めの会社には不合格だわ、骨にヒビは入るわ…の災難続きで、いったいどうなる?
表紙のイラストが、そのまま本の中身、といった感じです(^^)

【ひとこと】
以下、ネタバレします。
私、貴巳には、関口先輩のほうが合ってると思うんですよ。
たまたま柏崎が、貴巳のバイト先の上司だっただけで、もし代わりに関口が課長だったら、ぜったい関口とデキてたはず!
まあ、そんなことを私が言ってもしかたないし、その証拠に、貴巳と柏崎はすっかりラブラブです。することもちゃんとしています、おめでとう(醒)
関口先輩もねぇ…、せっかく一緒にお泊まりするチャンスだったのに、酒癖悪くて最低?。いっそ、最低ついでに、最後までやっちゃえばよかったのに(おい)
そんなこんなで、貴巳にはいろいろな災難が降りかかるわけだけど、その都度それなりに解決して、でもって柏崎先輩とイチャイチャして…そのパターンを繰り返して、この本は終わります。
だから、ストーリー的には、あまり進展はありません。貴巳と柏崎がしっかりくっついた、それに尽きます。

一方、私のお気に入り 芦野は、ますますわかりません(>_<)
そして、新キャラ 清瀬教授はノンケなのか?(違うだろうね)
年末に、次作が出るそうです。柏崎の、汚れた過去に期待!
願わくばこのシリーズが、某シリーズのように延々と続くことなく、4?5冊でサクっと完結することを祈ります。
(★★★★☆)

「メールボーイ」シリーズ1作目です。長くなりそうな予感…(笑)

メールボーイ
メールボーイ
posted with 簡単リンクくん at 2005. 4.19
伊郷 ルウ
講談社 (2004.7)
ISBN : 4062557436
価格 : \662



【こんな話】
高蔵貴巳は、就職を控えた大学4年生。
最終面接を残すのみとなった第一志望の会社で、郵便仕分けのバイトに張り切っていた彼だが、なんと社内の男性(しかも複数)から、愛を告白されてしまう。
男が男と付き合うなんて、まったく理解できないし、また理解したくもない貴巳の行く末は…。

【ひとこと】
メールボーイっていえば、やっぱりマイケル・J・フォックスを思い出してしまう私は、やっぱりトシなのかしら。

さてこの話。貴巳に言い寄ってくる男は3人います。

柏崎課長:穏やかタイプ(今んとこ・笑) 34歳
関口先輩:体育会系 やや強引 35歳  
芦野医師(医務室勤務):メガネ 鬼畜系(多分) 30歳未満

いい大人が、貴巳をめぐって、火花バチバチの様子はかなり笑えます。
とりあえず、柏崎を応援しながら読んでたんですが、あまりの早まった行動に、えーっ違うだろ!と、ちょっと引いてしまいました。
いくら芦野にライバル宣言されたからって、それを利用した懐柔作戦みたいなのはどうかな、と。
おまけに、いきなりキスするかな…。
だけど、貴巳はそれでクラクラ?っていっちゃったんだよねぇ…
ゲイをあれだけ嫌悪してたくせに ─いや実はそうでもなかったのかな─ なんかいつのまにか子犬のように手なずけられちゃってさ。
さあ、これからどうなることやら。
(★★★☆☆)

私的には、芦野が好みです。

「ふれていたい」の悪役 衛藤先輩の汚名返上ストーリー。

いけすかない
いけすかない
posted with 簡単リンクくん at 2005. 4.19
榊 花月
新書館 (2004.10)
ISBN : 4403520952
価格 : \588



【こんな話】
衛藤国春 21歳。カッコいいけど、すんごいわがまま。恋人は男女問わず、しかも複数。自分の都合でいいように遊んで、飽きたらサヨナラ。
だけどある日、恋人のなかのひとり 夕雨(ゆう♂)にふられて、初めての失恋を体験することに。
遊び相手なんて他にもいるさ…と強がってはみたものの、実は結構本気で惚れてたのかもしれないな…なんて、ガラにもなく悩む衛藤の前に、ちょっとだけ夕雨に似てる青年・彗(すい)が現れて…。

【ひとこと】
「ふれていたい」では、本当にイヤな男だったんですよ、衛藤。
だから最初は、まあ読んでやろうじゃないの、くらいの気持ちでした(笑)
でも、すっかり凹んで、しかもちょっと反省してたりもする衛藤が、すごくしおらしいじゃないですか。
前の恋人に似てる彗とは、ちょっとからかうだけのつもりが、思いもかけず同居することになってしまうんだけど、あの遊び人の衛藤が、彗には手ひとつ出さないで仲よく暮らしてる様子が、もうなんとも微笑ましくて、ほんとに同じ衛藤ですかーって感じです。

でも、彗が雑貨屋さんで働くエピソードは、ちょっと間延びした感じがしました。彗の兄がもっと早く登場してもよかったような。変態兄との対決で、衛藤がやられ役に徹したのは立派だったけど、こてんぱにやっつけてほしかった!と思ったのは私だけではないはず。

やっと結ばれたところからラストにかけてのふたり、特に衛藤がいいです、可愛い。
いろいろあって(ほんと深刻)やっとこハッピーエンド。読んでよかった。
(★★★★☆)

「ふれていたい」の夕雨もかわいくて、おすすめ。夕雨のお相手は、夕雨より10才年上、29歳の翻訳家さんです。
Copyright © 小夜すがら 其ノ壱. all rights reserved.
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