ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

これが噂の…。
続編が出たらまとめて、と思っていましたが、なかなかなのでこの辺で。


プラクティス
ひちわ ゆか 著
ビブロス (2004.9)
ISBN : 4835216261
価格 : \893


【こんな話】
出張先のホテル。朝、芳史 (よしふみ) が目を覚ますと、横には見知らぬ男が眠っていた。しかも、裸で。
ようやく思い出したのは、前の晩、この男と飲んだということ。しかし、その先は…。
咄嗟に、ホテル代を置いて逃げだそうとする芳史だったが、男は 「もう一度逢ってくれるのなら」 と言うのだった。

【ひとこと】
歯科医×サラリーマン。
泥酔した芳史が、一夜を共にしてしまった男 澤田。
この男、私の好きなタイプだと思うんです、確実に。
そんな奴が、身も心も弱り切った男をほだしていく話も、好きなはずなんです。
でも、なぜかドキドキもワクワクもしませんでした。
もしかしたら、芳史の反応や言動が、私の萌え基準からはずれていたのでしょうか。

芳史、思考と行動が一致してませんね。
生真面目かと思いきや、冗談まじりで渡された変てこな下着をちゃんとつけてきちゃうし、コトに及んだときのセリフ… この変貌っぷりがなんとなくイヤでした。
弱々しさが可愛い人と、ただ憐れな人といると思うのですが、芳史は後者かな。
ただ、お金を置いて立ち去ろうとしながらも、澤田に申し訳ないことをしたと反省していたところはしおらしくてよかったです。

それに、澤田が歯科医だとわかったときも、なんでそんなに怒るの!?
もうかなり懇意に、心もカラダもうち解けてからのことだったでしょう。
あ?、そうだったのか! って、笑って済ませるだけの余裕がほしかったです。

さて、続編。
飲み屋さんでお手伝いをする芳史。
ああ、もうちょっとここ詳しくお願いしたかったです。少しだけ、好きになりました。
根っから素直な人なんですよね。

素直で純だからこそ、澤田との関係が周りにバレたらどうしよう、と思いはじめたら、思考は 「困る困る」 としか巡らなくて、ぎくしゃくした行動しかとれない。
ここ、かなりイラつきましたけど、こういう無駄なことに気をまわすのって読んでるぶんには楽しいです。


澤田 「…誰かいるんですか」
芳史 「今日は誰もいない」
澤田 「そう。今日は、ね。 でもいつもは誰かいるわけだ」


ここの澤田のセリフ。
いいですねぇ、やっぱり澤田のことは好きなんだわ、私。
(★★+0.5)


続編では、芳史に萌えを見つけさせてください。
スポンサーサイト

SMです、奥さん!


キャンディ
ひちわ ゆか
ビブロス (2003.10)
ISBN : 483521496X
価格 : \893




【こんな話】
ごく普通の会社員・嘉島匠は、誰にも知られたくない恥ずかしい秘密を、仕事相手の上杉に知られてしまう。その時から、上杉の甘い拘束が始まった。いけないと思いながら、いつか彼を好きになり…。 (bk1内容説明より)

【ひとこと】
表紙の「受けの困った顔がかわいい♪」(イラスト 松本テマリ)なんて思ってよく見たら、手首縛られてるんですね、ふふ。
この世界は詳しくないので、勉強になりました。何がいちばんって、ご主人様から離れているときも、調教され続けているということ。いろんな方法があるもんだなぁ?と。

過激な主従関係の合間に、上杉がのぞかせる優しさがたまりませんでした。
お風呂上がり、"痣や傷をつけたくない" とか "あんまり激しいのは好きじゃない" とか、いろいろと打ち明けるシーンが好きです。
"(もっと激しいのを)してほしいなら考えてみるけど…"ってところ、なんだか可愛いですよね。

そして、なんといっても匠がせつないです。
上杉を好きになってしまったことにとまどい、それが本当の気持ちなのか、SMクラブに確かめに行くんですが、それが上杉にバレてしまうんです。
上杉に激怒されたときの匠の気持ちがね、もう悲しいです、痛いです。ちゃんと説明しなよ?!って叫びそうになりました。
でも、この続きを読むと、このとき上杉はもっと悲しかったんだなぁってわかるんですけどね。

路頭に迷う匠を、上杉が迎えにくるシーンは、テマリさんのイラストも手伝って、胸にしみます。でも、ふたりの想いが通い合っても、結局やることは同じなんだもんなぁ。
なんだかなぁ。奥が深いんだか、考えなしなんだか。

同時収録の「Sweet pain」は、その後のふたり。
相手を気遣いすぎる匠と、ガラにもなく不安症の上杉のお話です。
"よくそんなそっけない態度が取れるよ" で始まる、上杉のぼやき(?)がまたまた可愛いです。強気な攻めがぶつくさ愚痴るのって、好きなのかもしれません、私。

もうひとつ、「MILK」という、上杉のお兄さん(先生)×生徒の話も入ってます。
教え子のあつむクンは、志願奴隷なんですけど、痛い以上に恥ずかしいことさせられてるような気がします。
これはねぇ?、なんか読んでてこっちが恥ずかしかったです、面白かったけど…。

この世界に嫌悪感がある人には、おすすめできません。でも、私みたいに「なんか怖いな」程度の気持ちだったら、ちょこっと立ち読みなさってみては。
(★★★★☆)

あ、これを書かなければ。
SMクラブのバイト君が気になってしかたないんですけど。
続編、というかバイト君の話なんてないですよね?
Copyright © 小夜すがら 其ノ壱. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。