ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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家に帰ってよく見たら、ラヴァーズ文庫でびっくり。
てっきり、プラチナ文庫かと。




【こんな話】
世界のセレブ御用達のホテル・山水館で働く、新米従業員の天野 心 (こころ・26歳)。
長い研修が終わり、いよいよお客様の世話をする日がやってきた。
しかし、大企業の日本支社長・野矢慎二郎に気に入られ、経験もないのに、部屋付きのお世話係に指名されてしまい…

【ひとこと】
森本さんだから許せる、アホらしい… でも面白いからいいか、そんなお話です。

このお話の舞台となる 山水館は、人里はなれた山奥にひっそりと位置しながら、世界中からセレブが訪れるという、知る人ぞ知る 高級ホテルです。
客室のひとつひとつが離れになっていて、ほかのお客さんと顔を合わせる心配もなく、宿泊客には付きっきりでサービスする "部屋付き" という制度があって…。
ね、BL的に、なんだかとっても都合のよい雰囲気でしょ?

そこへやってきたのが、野矢慎二郎。
若干23歳にして、アパレルメーカーの日本支社長。
大学は飛び級で卒業、勉強もスポーツもそつなくこなし、7?8カ国語を操り、仕事も… とにかくすごい人物です。
が! 行動や話し方 (話す内容も) は、高校生 いや 中学生並みです。
「?だもん」 だの 「?でしょ」 だの 「?ですよーだ!」 だの… あれ、中学生どころか小学生?
心なんて、「ココちゃん」 なんて呼ばれちゃいます。心がいくら可愛いたって、もう26歳だよ!

その、ココちゃん。
一目で慎二郎に気に入られ、部屋付きに指名されてしまいます。
慎二郎とのちょっとした駆け引きで、業務用の丁寧な言葉ではなく、普通の… いわゆるタメグチで喋らされる羽目になるココちゃんですが、ちょっと崩れすぎかな。外見の可愛さとは裏腹、かなり品が悪いです。
そのギャップが面白いといえばそうなんです。でも、もう少し、26歳の青年らしさのようなものがあってもよかったと思います。

あとは、ご想像のとおり (笑)
部屋付きのココちゃんは 24時間お客様のものなので、慎二郎は好き放題。
お酒飲まされたり、あんな目にあったり、こんな目にあったり、大変です。
こういったバカバカしい話 (いい意味) をイヤミなく書けるのは、森本さんの才能でしょうね。
慎二郎には、最後まで呆れっぱなしですが、不思議と憎めない男です。アホすぎて?

最後、すんなりハッピーエンドかと思ったら、いきなり天然になったココちゃんがけっこう手強かったです。
ああ、楽しかった。

あ! ひとつだけ。
このホテル、山奥なのに地平線が見えるの。不思議じゃない?
(★★★☆☆)


タカツキさんがお仕事を休まれるとのことで、この本は応援する気持ちで買いました。
表紙買いするイラストレーターさんのひとりなので、話を聞いたときはショックでした。
どうかゆっくり休んで、また復帰してくださると嬉しいです。

読んでくださってありがとう


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「花嫁」 シリーズの完結編、三男カップルです。
画像がなかったので、写真撮ってみたんですけど (写真が大きいよ…)


花嫁にくびったけ
森本 あき / 森本 あき著
プランタン出版 (2005.1)
ISBN : 4829622687
価格 : \580



シリーズあらすじ&1作目感想
2作目感想■■

さて、完結編は、西園寺地王と春名柚の三男カップルです。表紙の地王が、今までの5割増しくらい素敵です。

柚が中学を卒業するまで手を出さない、そう決めたのは、地王だったか、椿と柊だったか…
でも、必死に地王がガマンしてるのに、柚のほうからバンバン誘ってきます。誘いかたがまた罪で 「したいの? したくないの?」 って涙目でにじり寄ってくるもんだから、地王もどうしていいかわからない。その混乱ぶりが笑えます。本人が 「したい」 って言ってんだから、すりゃいいじゃんと思うんだけど。

しかたなく、春名兄弟はひとまず日本へ帰国することになります。そして、地王は自分に自信をもつために、修行に…
本当のところはよくわかりませんが、この三男カップルがいちばん前向きに、自分たちの幸せを追求していますね。柚はもちろん、地王のことも可愛いヤツとしか思っていなかったので、ひたすら感心しました。

そして、最後は香港で100万ドルの夜景デートですって、うらやましい。
再会シーンのイラスト(p.183)なんて、ハリウッド映画みたいです。椿も言ってるけど、兄弟のなかでは、実は地王がいちばんジェントルマンで、こういう雰囲気が似合ってると思います。将来、大物になるのも、地王かも。

最初、口絵を見たとき、なんでこんな和風旅館でエッチしてるんだろうと思ったら、そっか、地王は温泉をもっているのでした。旅館の番頭さんもやってます (ちなみに、天王は油田で、海王は金鉱を所有)
(★★★★☆)

温泉旅館には、椿の間・柊の間・柚の間があって、いうまでもなくそれぞれのカップル専用。この本は、地王と柚の初エッチで締めくくってあるんですが、せっかくの完結編だから、他のカップルの温泉でのラブラブっぷりも少し読んでみたかったなぁ。

「花嫁」 シリーズ第2弾、次男カップルです。
1作目の感想で、長男の椿のことをしつこく意地っ張りよばわりしちゃったんだけど、次男本のタイトルも 「いじっぱり」 でした?。


花嫁はいじっぱり
森本 あき
プランタン出版 (2004.7)
ISBN : 4829622466
価格 : \560


このシリーズのアバウトなあらすじ&1作目の感想はこちら

西園寺海王と春名柊の次男カップルのお話です。これは、少しイライラしました。
好きなのに好き!って言えない、感謝してるのにありがとう!って笑えない、寂しいのに甘えられない… 柊はそんな子です。そんな柊に、海王のなんて忍耐強いこと、痛々しいです。

せっかくのプレゼントを突っぱねられたり、わけもわからずひっぱたかれたり (←ここ、酷い) 相当ダメージ受けてるはずなんだけど、海王はいつも 「柊、柊」 って笑顔なんですよね。泣けます。
かなり焦らされますが、誤解が解けてラブラブになるところは、なかなかよいです、うん。焦らされた甲斐もあるってもんです。

さて、他の4人はどうしてるかというと…。
長男の天王と椿は、すっかり落ち着いて、しっとりしたカップルになってます。
三男カップルは、地王が少し尻に敷かれてる感じ? この本の柚って、しっかりしてるんです。周りが思っているほど、柚は天然でもバカでもないみたいで。
最後には 「地王としたい!」 と宣言 (何を?ってアレを)
地王のほうがたじたじで、この問題は3作目へと続くのでした。
(★★★☆☆)

南の島に続いて、今回はドイツのお城が舞台です。
でも、お城が出てくるのが中盤なので、いまひとつロマンチック街道効果が発揮されなかったというか。
どうせこんな話なんだから (失礼) 脈略は無視して、最初からいきなりお城でもよかったのにな。

御曹子3兄弟×花屋3兄弟の 「花嫁」 シリーズ第1弾。
長男は長男同士、次男は次男同士… と、とってもわかりやすい。


花嫁を手に入れろ!!
森本 あき / 森本 あき著
プランタン出版 (2004.1)
ISBN : 4829622296
価格 : \580



【こんな話】
亡き両親の残した花屋を頑張って切り盛りする、椿・柊・柚の3兄弟。しかし、ある日突然、商店街に現れたヘリコプターにさらわれてしまった!
目を覚ませば、そこはどこぞの南の島。椿たちに一目惚れ、そして誘拐を謀ったという、大富豪 西園寺家の天王・海王・地王は、椿たちを軟禁する作戦に出て…

【ひとこと】
いいですねぇ、おとぎBL。
「春名家の三美人は、西園寺がもらった! 文句があるなら、本家まで!」
こんなふざけたセリフに、すっかりハートはわし掴み状態です。

西園寺 天王(27) → 春名 椿(21?)
     海王(23) →     柊(高2)
     地王(18) →     柚(中3)
     
御曹子サイドからの愛は、それぞれ春名家の長男・次男・三男に注がれているので、争奪戦とかはありません。しかも次男&三男は、さらわれたというのに、ほとんど抵抗もなく、最初からいいムードなのです。ただひとり、意地っ張りな椿だけが、なかなか堕ちません。

でも、そこはおとぎBL。
とんとん拍子に、そして、私の思いどおりに話は進んでいきます。
次男・三男カップルは、まだつきあってはいないものの、イチャイチャベタベタしっぱなし。椿だけがひとりでじたばたしています。
それでも、脱出に失敗して助けられたり、そうこうしているうちに、優しい天王に… ね!(まったくもってご想像どおり)

さて、この本のメインカップルについて。

花屋3兄弟のなかでは、私は椿がいちばん好き。
優しくて、奥手で、ド天然で、自分は弟たちのことを守ってるつもりでも、実は守られてるのは自分のほうだったりします。意地を張ってたぶん、素直になってからはやたらにしおらしくなっちゃって、柚より子どもっぽかったですね。

天王は、27歳のわりには、ちょびちょびしてるというか、ちょっと軽めの大学生の雰囲気です。タカツキノボルさんの描く天王はすっごく素敵なんだけど、私の中ではどうも優男っぽいんだよなぁ?。
(★★★★☆)

設定だとか、人物背景だとか、あれこれ考えずに、素直に楽しめる人はぜひどうぞ。

蛇口をひねると、水の代わりに虫が出てくる… もうずいぶん前の話ですが、知り合いが赴任した国は、そんなところだったそうです。

外交官の恋のお相手
森本 あき著
リーフ出版 (2005.5)
ISBN : 443405838X
価格 : \893


【こんな話】
外務省に入って早々、上司の機嫌をそこねた桧山 鈴(りん)は、中東の名もない国にとばされてしまった。暑いし、仕事はろくにないし、いくら日本が恋しくても帰れない。落ち込む鈴だったが、ある日、職場に日本語を話す青年が訪ねてくる。久しぶりの日本語に、鈴は大興奮。しかし、男は記憶喪失だった。鈴は彼を竜馬と名付け、家に置いてあげることにしたのだが…。

【ひとこと】
鈴がとばされた国は、日本とはまだ国交がないところ。仕事は、国王に「ぜひとも我が国と国交を結びませんか」 と、ご機嫌伺いに行くくらいのものです。同僚も現地職員もいないんだから、日本語どころか英語でだって喋る機会がないかもしれません。出張だったらまだしも、いつ帰れるかもわからない、ひょっとしたら定年までここにいなくちゃならない、となったら、もう気が狂ってしまうかも。
上司を怒らせて、たった3日後に辞令が下るとは思いませんが、こういうことってきっとあるんでしょうねぇ。怖い。

実は、この話、ネタバレなしでは何も書けません。
でも、中東の国+記憶喪失の人… と来たら、なんとな?く分かっちゃいますよね。まぁ、そんな話です(笑)

(以下ネタバレ 空欄は反転)

記憶喪失の男・竜馬は、その国の第13皇子だったのでした。
でも、分かっちゃいますよね、なんて書いときながら、私は竜馬が記憶喪失のふりをしてるとは思いませんでした。本当に記憶を失っていて、ある日記憶が戻ってひとまず宮殿へ戻って、そのあとでちゃんとまた鈴を迎えに来てくれるのかなぁ、なんて予想してました。

鈴が赴任してきたとき、車から降りてきた鈴があんまりかわいいので、竜馬は部屋に逃げ帰っちゃったんだそうです。かわいすぎてビックリしたってこと? ちょっと不可解ですけど、このエピソードは気に入ってます。そして、そのあと半年も、物陰から鈴のことを見て、チャンスを狙っていたなんて、いかにもお坊ちゃまぽくて、そこも好きです。
(★★★☆☆)
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