ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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あれもこれも、気になってしかたなかった7巻。
予想通り、激動の7巻でした。
ひゃー、びっくりした。




BL界において、35歳といえばすっかりオヤジだけど、宮城は大丈夫ですね。
うん、この "35歳" は、正しいと思います。


■純情テロリスト

「いつのまにか 俺が 忍中心に動いているのだ」

ふふ、いつのまにかって…。
とっくの昔にそうだったじゃないの。
早く素直になれればよかったんだけど、やはり17歳の差となると、「理性」 だとか 「犯罪」 とかいう言葉が脳裏をよぎるのはしかたありません。

でも、あの大事な先生の命日を忘れてしまった。
これは、宮城にとって、相当な打撃でした。
"ああ、今週末はお墓参りだったっけ" くらいの忘れ方ならまだしも、カレンダーのマル印を見て、一瞬 何の日かわからなかったのです。

…で、変装?(笑)

宮城に対する忍の態度が、ちょっと今までと違ったかな。
悪態をつきながらも、口から出る言葉が素直で熱い!
そんな涙涙の告白に あっけにとられる宮城が "変装" なのがまたよし。

そして、先生の墓前で。
さすが文学者だけあって、ロマンチストです、宮城。
なんだか、純テロじゃないみたいなひとときをありがとう。

宮城も忍も、心はとっても乙女なのね。そして、インテリ (忍はインテリ予備軍)
ああ見えても、忍はけっこう大人なところもあるので、ふたりの精神年齢は同じくらいかしら。
ヤキモチはほどほどにして、お幸せに… あれ、まだ続くのかしら。

気になった会話が一カ所。
宮 「上條は ホモなんだ」
忍 「やっぱり お前ら そーなのか!!」
宮 「はァ!? 俺はホモじゃねーぞ!!」


自覚なし?


■純情ロマンチカ

こんにちは、元・角センパイの恋を応援する会 会長のリリカです…
「角先輩って、攻めかな、受けかな」 なんて話をした、あの頃が懐かしいですね>Aさん
んでもって、あなたが正解でした。彼は、攻めでした。

って、そんなことより!
本当にびっくりしました。
前から、ウサギさんのこと あれこれよく知っていて、あやしいところはあったにせよ、こんな行動をとるとは。
寝ている美咲の口にいやらしく指を入れて、そのあとウサギさんに電話するのを見て、てっきり何か別のネタで脅すのかと思ったくらいです。

なー 美咲。 この人 俺にくれない?

このシーン、ウサギさんがされるがままなのが、印象的です。
彼にとって、美咲に強姦まがいのことをした… というのは、NGワードなんですね。
図星をつかれて放心状態の彼を見たら、美咲もそりゃ不安になるというもの。

別に俺 ウサギさんの事 嫌いってひと言も言ったことねーし

こういうセリフが、上手だなぁと思うのです。
美咲の中に、ウサギさんに対する また違った感情が生まれたでしょうか。

今回の 余裕のなくなっているウサギさんは、『純情ミニマム』 で見た 天使のようなウサギさんに近いイメージで、少し安心しました。
(★★★★☆)

どさくさに紛れていたけど、ウサギ兄からも告白されてましたね、美咲。
角センパイはひとりでも大丈夫そうなので、今度はこっちを応援しようかな。

読んでくださってありがとう

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ウサギさんて、外的要因さえなければ、あの 『純情ミニマム』 で見た天使のような少年のままかも…


純情ロマンチカ 6

中村 春菊著
角川書店 (2005.11.1)
ISBN : 4048539078
価格 : \588


■純ロマ
宇佐見兄・春彦の登場で、話がおもしろくなりました。
美咲に興味をもったところに、それが "秋彦の特別" と聞かされ、春彦のなかには ある特別な感情が芽生えたようです。
でも、その特別な感情というのがどういうものなのか、よくわかりません。

単純に美咲への愛情なのか、秋彦 (以下 こんがらがっちゃうのでウサギさんと書きます) に対する当てつけ混じりなのか、はたまた、美咲はただの小道具に過ぎないのか…。
ただ、春彦がそんなに悪い人だとは思えないんですよね。
私の手でなんとかしてあげたい… そんなふうに、乙女心をくすぐる人でもあります。<春彦

ウサギさんが、宇佐見邸から美咲を連れて帰るシーンで、春彦が 「秋彦…」 とつぶやきます。
ここの横顔が気になってしかたありません。
いったい何を考えているのでしょう。

その、美咲を奪還するところでは、激怒してるウサギさんや必死なウサギさん、慌てるウサギさんを堪能しました。春彦が出るようになってからのウサギさんて、今までには見せてくれなかったいい表情をしますよね。
いちばん好きなのは、美咲が春彦に連れ去られるところを目撃したときの表情。
ウサギさんがこんな表情をするってこと、美咲にも知ってほしいな。
自信もって、ウサギさんのこと好きでいてね。

■純エゴ
今回は、ほんのちょこっと。
「純情ミニマム」 にあった、ヒロさんの実家に行く話とか、できればマンガで読みたかったなぁ。
そのドラマを聞いて思ったんですが、このふたりの物語って、マンガっぽくないですね。
動きが少なくて、部屋の中で、のんびりまったり進行していくお話が、ヒロと野分にはぴったりな気がします。
それでもいいの、描いてください。>中村先生

■純テロ
こればっかりは続きが気になって、立ち読みしたり、他人様の日記で情報を仕入れたりしています。
忍の 「アンタは… ズルい…」 に、うんうんそうだよね? と大きくうなづいてしまう。
でも、オトナの事情に縛られる宮城の気持ちも、どうかわかってあげてください。

「俺は 思っていた以上に 忍にハマっているのだ」

ね、もうわかってるみたいだから。
(★★★★☆)


あとがきに、7巻には角が出ます と書いてあるのですが、ということは、雑誌ではいま角が活躍中なのでしょうか。
やっほー! おめでたいですね。
ずっと愛を注いできた甲斐がありました。
数少ない登場シーンに、いつもほわ? v っとなってます。
今回は、p.70
「昨日はイチゴ、サンキュ」 と言うだけで、この凶悪なまでのカッコよさはどうだろうね…

でもでも、出るというからには、角センパイも恋をするわけですよね、お相手はもしやっ!
彼は、私の中では 受け なんですけれど。

「純情」シリーズの番外。ミニマムサイズで登場するのは、小学生のウサギさんとヒロさん、美咲です。
ヒロさん好きに、特にオススメ。


4048538764純情ミニマム[ドラマCD付き]
中村 春菊

角川書店
2005-09-01



【マンガ その1】
ちっちゃなウサギさんと、ちっちゃなヒロさんのお話。
ヒロさん視点なので、最初から最後までなんだかせわしないです。

ほんとにね、ヒロさんて子どものときから、ぜんぜん変わってないのね。
落ち着きがないっていうか、常にひとりで自問自答してるっていうか…
そう! 生き急いでる感じ? (笑)
(でも、お坊ちゃま学校の制服姿は、とても可愛い)

そんなふうに、子どものときからまったく変わらないヒロさんとは対照的に、ずいぶん黒ずんでしまったウサギさん…
子どものウサギさんは、天使か、はたまた妖精かという可憐さで、向こうが透けて見えるみたい。
書きためた小説をヒロさんに見られたときの、バツの悪そうな顔… このときの愛らしいウサギさんは、いったいどこへ行ってしまったの?


【マンガ その2】
美咲9歳、孝浩19歳のときのお話。
一生懸命働いて、ときどき失敗して、小さいのに頑張ってる美咲は、いまの美咲とそんなに変わりません。やはり、可愛いのひとこと。。
それと、お兄ちゃん。私、お兄ちゃん好きなので、嬉しかったです。
19歳にしては、怒ったり泣いたりと感情に素直すぎるところがいいです。もっと本編にも、ちょくちょく出てほしいな。



【CDの感想】
このシリーズ、ドラマを聞くのは初めて。

ウサギと美咲
ミニマム本編とちょこっとリンクした小話です。
エッチがないので、ほのぼの?です。あれ、ほのぼのしてるのは、ウサギさんだけか。
ウサギさんは、思ったよりも大人で、色気がありました。
そして、美咲は美咲、そのまんまで。

ちょこっと本編ドラマが聞いてみたくなりました 、危ないっ!

ヒロさんと野分
あはは!
やっぱりヒロさんが、騒々しい (笑)
ヒロさんが実家に帰るのに、野分が着いてくることになって…
野分、これが素なんですよね、ボケてるのでも狙ってるのでもなくて。可愛いわ。
それに、神奈さんの声がピッタリです。

ヒロさんの声は、イトケンちゃん。
この人の声だと、ちょっとエロ過ぎない? と思ったけど、そんなことなかった。
馬鹿っぽくて、とってもよかった (=褒め言葉)

「おまけ」 での、ヒロさんと野分の体温差が面白すぎ。
本っ当、笑った!
(★★★★☆)


本は薄かったけど、コストパフォーマンスは高いかな。


フェアのお楽しみ、栞もあと1枚。
トリは、「純情テロリスト」 のおふたりね(文末の写真ご参照)

東山道転墜異聞 1 中村春菊
中村 春菊
角川書店 (2005.6) (2005.7)
ISBN : 4048538500/4048538586
価格 : \588



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義母に跡継ぎの座を奪われ、城を、そして国を追われた若君・修里 (しゅり) は、旅の途中で最愛の側近・平九郎を亡くしてしまう。しかしその後、追っ手に囲まれたところを、平九郎の弟・郡司に助けられる。
そうして、粗っぽいが実は優しい浪人の郡司と、世間にまるで疎い修里との、騒々しい暮らしが始まったが、義母は修里が生きていると知り、さらなる追っ手を仕掛けてくる。

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この2冊に収められている作品は、いちばん古いもので98年。
私は、この頃の中村先生をほとんど知りません。時代ものということもあるのでしょうが、今の絵と比べると、やや色っぽい雰囲気が漂っているような気がします。
修里がアルバイト (笑) してるところなんて、すっごく可愛らしいです。

まず1巻は、修里が、側近・平九郎の死後、その弟の郡司と出会うところから。
もともと郡司は、"お尋ね者の若君の世話" なんていう面倒なことは、背負い込まないタイプだと思うんです。
でも、修里の身の上話を聞くうちに、自分が反発しながらも心の中では一目おいていた兄のことを思い出し、修里をそばに置こうと決心します。
7割は、同情と親切心、あとの3割は、修里の世話をすることで、新しい自分でも見つけてみるか、とでも思ったんじゃないでしょうか。「やってやろうじゃん、兄貴!」 みたいな。

そんなふたりの息は、ピッタリです。お互い、素直な性格ではないので、「ありがとう」 「どういたしまして」 といったやり取りはなかなか見れませんが、郡司が命がけで修里を守り、修里が感謝の気持ちを伝えようと頑張る様子は、じんわりと心にしみます。
お坊ちゃんで何もしたことのない修里が、郡司へのプレゼントを買うために、仕事をするエピソード (前述のアルバイト) が好き。

さて。郡司は、修里に3回キスしてるんですよ。

まず1回目は、出会ったその日。
あんまり修里が 「平九郎平九郎」 とうるさいもので、ちょっと苛めてやれ、と。でも修里に泣かれて、すぐに反省。

2回目は、寝顔を見てたら可愛くてたまらなくなって、ちょこっと。プレゼントをもらった日の晩ですね。で、そのあと、しきりに照れる。

3回目は、プチ家出から戻ってきた修里の顔を見てホッとしたら、もう衝動的に…。
感極まって、郡司は泣いちゃうのです。

いいなぁ。不器用な郡司が見せる、弱ったな… って表情がたまらないのです。
そうそう、クマ (人間) も、いい味出してましたね。←この人のファン、多いのでは?


2巻はさかのぼって、平九郎が修里のお世話係に就いたころの話。
やんちゃな修里が、ものすごく可愛い! 平九郎だからこそ、わがままも言うし、面倒もかけるんですよね。手習いの時間、修里が墨をまき散らしちゃうんですけど、平九郎に片付けろと言われて

修里 「ならばお主、その墨を飲め!! さすれば言う通りにするわ!!」 って (笑)

この辺り、すっごく面白可愛いので、ぜひぜひ。

もちろん可愛いだけじゃなくて、平九郎と修里が強い絆で結ばれるまでの様々なできごとが、せつなかったり嬉しかったり。
昔も今も、中村先生のマンガって、どんな変人が出てきても、どんな鬼畜な展開になっても、人情に訴えるエピソードがちゃんと盛り込まれているんですね。
いい作品でした。
(★★★★+0.5)


同時収録の 「あかいなみだ」 は、昭和初期… もう少し前でしょうか。
悲しいお話でした。実をいうと、私は少し怖かったです。

栞の謎が、解けそうです。会社が違うので無理な注文だけど、Hybrid Childにもつけて欲しかった。

純情ロマンチカ5

中村春菊
角川書店 (2005.5.2)
ISBN : 4048538489
価格 : \588


今回は、「純情テロリスト」がほとんど。

ロマンチカ act.7と7.5(描き下ろし)
テロリスト act.1?3
エゴイスト act. 9.5

どのカップルも好きだけど、「純テロ」はかなり好きです。私の好きな、社会人と学生だし。宮城が好きだし。
宮城みたいに、自分の感情にいちいち説明をつけないといられない人ってかわいいです。たとえば大のオトナが、もう相手のことを好きになってるのに、「オレがアイツを好きになるわけはない」って自分に言い聞かせてる様子とかが好きなんです。あー、だから年の差モノが好きなのかな、私。

それよりも。「純エゴ」の印象で、宮城のこと、ただのヘンな人だとばかりと思ってたのに…(笑)
高校のときに好きになった人のこと、20年近くも引きずって、新しい恋もできないような男だったんですね。そこがまた。

それと、またしても、美咲がお祝いの言葉をいうところにヤラれました。



美咲の後ろは誰かな。

このマンガ、ゆずの話しか読んだことがなかったので、コミックスになってよかった。
CDにもなるんですね、この雰囲気がそのままドラマになれば素敵です。少し期待。
ゆず役が私の好きな声優さんだし。
(追記:その後、ドラマCDを購入しました。感想はこちら

Hybrid child
中村 春菊
ビブロス (2005.3)
ISBN : 4835217225
価格 : \600



時代は、幕末からそれ以降。
ハイブリッド・チャイルドとは、"持ち主の愛情度合を反映して成長する"人形のこと。
ちゃんと言葉も覚えるし、背も高くなる…、可愛いような怖いようなシロモノです。
そのハイブリッド・チャイルドと持ち主との話が二編(第一部・第二部)、
ハイブリッド・チャイルドが世に生まれたきっかけを描いた話が一編(第三部)、そして、短い描き下ろしが収録されています。

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【第一部】
大財閥の次期当主・小太郎と、ハイブリッド・チャイルドの葉月の話。
何度も何度も捨てられた葉月を、拾ってきて育てたのが小太郎。
でも、小太郎が葉月を育てているというよりは、むしろその逆。小太郎の勉強を、葉月がビシビシしごいてるといったほうがいいみたい。
ある日、葉月の様子がおかしくなったので、作り主・黒田のところへ持って行くのですが、もう古くなって内側から腐ってきていると言われてしまうのです。そして…
                   ※※※
素直じゃない小太郎と、口うるさいことを言うくせに肝心なことは口に出さない人形の葉月と。
普段は衝突ばっかりだけど、気持ちは…ね。
黒田のところで、葉月が自分が拾われたいきさつなんかを話すところが、ずっしりと重いです。

【第二部】
元藩士の瀬谷と、ハイブリッド・チャイルドの ゆず の話。
瀬谷は黒田(前述・人形の作り主)の旧友なのです。
ゆずは、↑前に出てきた葉月とは正反対で、小さくて可愛い人形。瀬谷のことが大好きで、一日も早く瀬谷と同じくらい大きくなりたいのに、ちっとも背が伸びない。どうして!?
                   ※※※
はしゃぐ ゆず、思い悩む ゆず、みんな可愛いです。
妙なことを吹き込まれ、瀬谷を誘惑しようとする ゆず と、ビビる瀬谷。春菊さんらしいこのシーン。可愛い、以外の形容詞が見つからなくてごめんなさい。
そのあと、少し悲しいことが起きて、ゆずは「どうして自分が大きくならなかったのか」結論を出します。
最初に読んだからか、この話には愛着があります。瀬谷の優しさと、やっぱり ゆずの可愛さが魅力の作品。

【第三部】
このシリーズの核となる、第二部よりも少し前の話です。
黒田と瀬谷、そして、家老に就任したばかりの月島。3人は幼なじみ。
口の悪い黒田と子どもっぽい月島がギャーギャー言い合いしているのを、瀬谷が穏やか?に見守っている、それが3人の定位置です。でも、時代が時代、ある日、戦が起こってしまって…
                   ※※※
ケンカばっかりだった黒田と瀬谷が、最後の最後にやっと分かり合えて、ひょっとしたら、運命が変わってくれるかな、と思ったんだけど。
瀬谷が、月島に似た人形を名付けもしないで、ただ傍に置いていたときの気持ちを考えると、なんともいえません。「月島の身代わりじゃない」と言いつつも、やっぱり黒田は、月島への想いを断ち切れなくて、何か自分の傍に置いておきたかったんでしょうね。でも、そのおかげで、すごく不思議で素晴らしいことが起こりました。
黒田はこれからも辛い思いをしそうだったけど、思わず、よかったね、と声をかけたくなりました。
最後の黒田の語りがどうしようもなくせつないです。

(★★★★★) 
満点。


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