ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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玄間 (げんま) と氷見 (ひみ) の話。





氷見は、もともとは玄間の父親に仕える紙様でした。
父の死後、和記に呼びつけられ
「親子丼 (どんぶり) でもいいなら 成間に仕えていた紙様を お前にやってもいいけど?」
と持ちかけられます。

ここの和記、ずいぶん若いです。
でも、着物の着方も、ポーズも、物腰も、お酒飲んでるところも、1巻の初登場のシーンそのまんま。
上のセリフも、今の和記とほとんど変わらないでしょう?
和記の過去については、まだ何も知らないけれど、ずっとこんなふうに人形師として同じような毎日を過ごしてきたのかな、と少し寂しい気持ちになりました。

話を戻して。
氷見を手に入れた玄間は、いやがる氷見を毎夜毎夜、苛め放題です。
玄間の表情は冷たいし、氷見の嫌がる様子が気の毒で、見てられないのですが、不思議とカバー裏にあるような "調教" とか "服従" とか、そんな感じには思えませんでした。

玄間は子どもの頃から、氷見を知っていたんですね。というか、ひと目見たときから 「欲しい」 と思っていた。
玄間はその 「欲しい」 という感情を 「好き」 に置き換えているけれど、本当はどうなんでしょう。私には、そこのところがよくわかりませんでした。
実は、少年玄間は氷見に粘膜接触 (キス) で傷を治してもらったのが原因で、父親から家を追い出されているんです。
氷見を欲しいという気持ちそのものは純粋でも、父への恨みが加わって、歪んだ愛になってしまったのかもしれませんね。

でも、いなくなった氷見をやっとさがしあてたときの玄間は、素でとっても穏やかで可愛かったです。

「でも親父とはヤリまくってたんだろ?」
「してません!」


のコマが好きです。
最初のほうは、儚くて、この世のものではない雰囲気を漂わせていた氷見が、このあたりはただの可愛い受けキャラになっています。
いちいち顔赤くしてて、面白い。

氷見はどうなるの?
ハッピーエンドとは知りつつ、秋までなんて待てません。
(★★★☆☆)


阿沙利が、隠れ蓑 (みの) を使って、すぅ?っと現れてすぅ?っと消えるところ、絵で初めて見ました。
このマンガに出てくる人たちって、顔はキレイなのに、中身はかなり乱暴で少々品がない人が多いでしょう。
阿沙利も、口の悪いところがツボです。
阿沙利と和記の会話は、1巻のときから好き。

そしてそして、きっとみんな穴があくほど見つめてしまったと思うのが、近衛が4歳の琴葉を餌付けしてる図。
近衛はどこまでもカッコよく、琴葉もどこまでもかわいいのですが、餌が最中です (笑)

読んでくださってありがとう

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そういえば、このマンガの1巻は 「イケメンたちの明るく楽しい下宿モノ」 と、勝手に勘違いして買ったのでした…
それはさておき、雷蔵くん、頑張ったね。


4403661181是 ─ZE─ 2
志水 ゆき

新書館 ディアプラスコミックス
2005-08-30


今回は、雷蔵と紺がメイン。
「言霊様宣言」 した雷蔵と、紺の距離がぐっと縮まる… というか、ガッチリピッタリくっついちゃうまでのお話です。
(連載は追っかけていないので、トンチキな感想でも許してね)

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近衛たちも、阿沙利たちも、あんなだから、紺たちもなんとなくうまくいくんだと思っていました。
でも、紺には "好き" という感覚がよくわからなかった。
雷蔵にとって、これは寂しいです。
義務とか指命だけで、傍にいたり、寝たりするんじゃ、ちっとも嬉しくないものね。
雷蔵のことだから、紺が "好き" って自覚するまで、ずっと待ってるんだろうなぁと思うと、余計にかわいそうでした。

そして、紺が拉致されるという事件が。
犯人は、紺の本来の 「言霊師」 (の家族)。 紺には、すでに 「言霊師」 がいたのです。
拉致されたとはいえ、紺にとっては、やっと自分が必要とされる場面。
でも、助けてくれと言われても、その人物にはもう血が通ってなくて、紺にはどうしようもありませんでした。

それでも、紺は助けてあげたかったんですよね。
ここの紺が、かわいそうでした。
いつもの、自暴自棄で悪態ばっかりついている紺だったら、「紙」 としての仕事なんて引き受けないか、無表情にさらっと片付けてしまうか、どっちかだったたろうに、すごく悲しそうにしてる紺に泣けました。

そんなとき、紺が思い出すのはやっぱり雷蔵でした。
紺にはわからなかっただけで、たぶん雷蔵が 「言霊様宣言」 したときから (もしかしたら、一緒にTシャツ買いに行ったときくらいから?) 紺は雷蔵のこと好きだったのかもしれません。きっとそう。

雷蔵は、思ったことをぜんぶ言葉にするでしょう?
話は下手くそっぽいけど、相手が 「?」 って顔したら、わかってもらえるまでちゃんと話す。
これって、「言霊師」 の素質じゅうぶんだと思うけど。
いつかはちゃんと 「言霊」 が使えるようになるといいです、そうしたらもっと幸せになれる。

しかし! 心は通い合っても! アッチのほうまではなかなか!
いろいろとおかしかったです。
紺が顔を赤らめるたびに、ページをめくる手が止まる私でした。なんて可愛いんだー!
なんだか言葉づかいも、急に可愛くなっちゃって、ふふ。
welcome には、かなり笑いました…

雷蔵くんの若くて青い感じも、グーです。
トランクス1枚姿なんて、特に。

そして、念願の 「初」 のシーンはというと、とっても綺麗でした。
ふたりの表情がたまんない。
よかったね。


さて、その他の人たち。
和記は、過去に何があったんでしょう。
考えてみれば、この人だけひとりぼっちです。
笑顔の似合う人だけに、悲しいです。
「面倒くさくなってきてさー」 なんて言ってほしくなかった。

近衛と琴葉は、今回は脇。
なんだか近衛だけ、ちっとも 「紙」 っぽくないです。
ほかの 「紙様」 と違って、儚い感じがしない。厚紙? 段ボール?(笑)

そして、阿沙利と彰伊。
彼らが一緒にいると、そこだけ別世界ですね。
結界張られているような…
描き下ろしの最後、意外なくらい穏やかなふたりの表情に大満足。
(★★★★+0.5)


近衛のズボンが…

「今年発行されたBL本の中で良かったもの」です。
ストーリーがどうの、というよりも、雰囲気が好きな一冊。5つの話が入っています。
装丁もピンクでかわいい。


レシピ

ビブロス (2004.8)



★レシピ
モデルを辞めてカフェ「RECIPE」をオープンしたカイヤ、そして、彼の世話になっている中学生、洸(こう)の話。洸がかわいくてたまらないカイヤが、じりじりと、自分の手を汚さずに(?)洸の気持ちを自分に向けさせていくのです。
カイヤは洸のこと、かなり苛めるんだけど(←精神的にね) "それも愛なの?"なんてヤボなことは言いっこなし。かなり危ないですが、愛はあります。
洸がやっと「好き」っていったのに、なおも冷たい態度をとるカイヤは、ちょっとゾクっとします、カッコいいです。でも、これから洸、いったいどんなことやらされちゃうの!? …と期待が高まったところで終わってます(笑) そこが、この話をより一層不気味にしてるような気も。

★死んでもいい
「レシピ」の洸の叔父 侑仁×潤一の話。叔父といってもまだ大学生で、潤一より6つ年下。その侑仁が、精力を搾り取られて、病院に運ばれちゃったりします。ここがメインでしょう、やっぱり。
エロいわりには、ストーリーは純でかわいらしいです。

★ぼくのすきなおじさん
「死んでも?」で侑仁が運び込まれた病院の先生 春原蓮爾×少年。少年の素性は、読んでのお楽しみ。春原医院は蓮爾の兄が経営してるんですが、外見だけだととても堅気とは思えません。院長室も、すっごいヘンだし、事務長さんもヘン。そして、院長と蓮爾のあいだにもうひとり兄弟がいて、この人も…(苦笑)
最後の少年のセリフがかわいくて好きです。

★ぼくの大すきなおじさん
上の続き。このふたり、20歳以上違うんです。20歳と40歳ならまだしも、13歳と30代っていう設定そのものは、あんまり好きじゃありません。でも、この話にはそれほど嫌悪感ないのはなぜだろう。春原3兄弟がギャグ入ってるからかな。

★デコレーション
レシピのおまけストーリー。ひゃー、怖っ。ピアスの話です。こうやってするんですね(笑)

読むというより、眺めてるだけでいい本。
(★★★★★)




是 ─ZE─ 1
是 ─ZE─ 1

志水ゆき
新書館 (2005.1)


身寄りをなくした雷蔵の新しい住まい、それは、紙様とそれを使う言霊師たちが暮らす屋敷だった。人形師の和記(わき)を筆頭に、3人の「紙」と2人の言霊師。言霊師のいない紺を好きになってしまった雷蔵は、彼の言霊師になることを決意する。

…というのが、主人公である雷蔵くんを軸としたストーリーで、サブストーリーとして大物っぽい言霊師&紙様のカップルが登場しています。まだ1巻なので、どんな雰囲気のマンガになるのかもよくわかりません。シリアスかギャグか、シュールな雰囲気でいくのか。
なんだか書くことがないので、キャラ語りなどしてみます。(ディアプラスに連載している分は読んでいないので、ズレたことを書いていたらごめんなさい)

まず、人形師の和記さん。
やはり、この屋敷では権威があります。まだよくわからない人ではあるけれど、飄々としたふうに見えて、実はなんだか淋しそうな人という印象。

そして、近衛×琴葉(近衛が神様)。
私は、近衛がいちばん好きです。カッコつけずにまっすぐに生きてるような気がします。彼は、呪い屋さん(一応仕事)もしていて、その仕事ぶりをぜひ読んでみたいです。琴葉は…、この1巻では「甘いものが好き」ということしかわかりませんでした(笑) このふたりは、お互いをとっても大事にしあっている感じで、これからが楽しみ。

次に、櫻花&紅緒(紅緒が紙様)。
「&」じゃなくて「×」でいいの? ふたりとも女性ですぅ。このカップルの存在意義について考えたかたも多いのではないでしょうか(笑)

さて、これからどうなるのかな?の、雷蔵と紺(紺が紙様)。
自暴自棄になっている紺と、優しくて世話好きな雷蔵、すごくいいコンビだと思います。素直じゃなかったり、なかなか心を開いてくれない子には、あきらめずにどんどん当たって砕けろ!方式がいちばん効くじゃないですか。紺は、普通の人間にはちょっと荷が重いだろうけど、ちょっと天然入ってる雷蔵なら、しつこいくらい圧しまくって、紺の心を溶かしてあげられるんじゃないかな。雷蔵、すごくいいコなんですよ。子どもはこんなふうに育てたいね(なんの話だ・笑)

最後に、サブで登場した、彰伊×阿沙利(阿沙利が神様)。
阿沙利は、もともと彰伊のおじいさんの紙様だったらしいです。彰伊が、言霊師として悩んで行き詰まっていたところを、阿沙利が「傍にいてやる」と声をかけてあげたのがふたりの出逢い。今後、もっと掘り下げて語られるんだと思いますが、興味津々です。彰伊って、メガネかけてるのも手伝って、もっと冷血でエロい男なのかと思っていました。だけど、もしかしたらかなり気弱?寂しがり屋? ちょっと可愛い感じだったんですけど。
(★★★+0.5)
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