ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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私の周りの42歳とはずいぶん違う。


デキる男

海老原 由里・ふゆの 仁子原作
ビブロス (2004.11)
ISBN : 4835216733
価格 : \590



【こんな話】
養父母のもとで育てられた叶内北斗は、20歳を機に "足長おじさん"の白鷺洲雄彦(さぎしま たけひこ)に会うことになった。この日をずっと夢見てきた北斗の気持ちを知ってか知らいでか、アメリカの大企業の超エグゼクティブである白鷺洲は、北斗に手を出してきて…。同名小説のマンガ化。

【ひとこと】
小説を読んだのがずいぶん前なので、マンガで初めて読むような気持ちで読み始めました。読むうちに、ああ北斗が気の毒で可愛かったんだっけ、と徐々に思い出してきたのですが…。
これ、マンガだけ読むと、ちょっと心理描写がぼやけちゃうかなぁ、と思いました。北斗の白鷺洲に対する想いの変化とか、白鷺洲の考えてることとか、もっともっと知りたいかたは小説を読むことをお薦めします。

トラックバックさせていただいたごまくりさん(マイプライベートBL)も書いてらっしゃるように、笑ったり泣いたり怒ったりしている北斗がとっても可愛いです。北斗は、ホテルのベルボーイをしているんですが、冒頭部分で(足長おじさんだとは知らず)白鷺洲を客として迎えるシーンなんて特に。あとは、いよいよご対面?のシーンとか、終盤ちょっと危険な目に遭うところとか、彼の純な気持ちが伝わってきます。

一方、白鷺洲ですが、小説よりも傲岸不遜度はやや低めです。もっと手強かったような気がする(笑)
会ったこともない子どもに、遠く離れた地からずっと援助を送り、果ては自分の後継者として育てる。通ってる大学も辞めさせて、独自のカリキュラムで学ばせちゃうんです。もうこれは、ひとつのプロジェクトともいってもいいですよね。
こんなとんでもないことを考える白鷺洲も、北斗と生活をともにするうちに、だんだんと変化していくわけですが、白鷺洲の目つきが優しくて、そしてときに寂しそうで、本当に素敵です。

小説を読んだときに、かなり邪魔くさかったスティーブが、不思議なものでマンガではすんなり受け入れられました。むしろ、ちょっと大人げない感じが可愛かったりして。アンディも、なんだか夢から出てきた少年のように描かれていて、これならアリかな、と。
ヘンな話ですが、こんなふうに読者にも心境の変化が訪れるのだから、原作者にとってマンガ化というのは、おいしい話でもあるのかなと考えを改めました(今まで、まったく逆だと思っていたので)

描き下ろしの「デキちゃった男」では、数年後の面々が。
スティーブがますますヘンな人になっているようです(笑)
そして、アンディも分別のある大人になりました。でも、アンディにはちょっとお間抜けでいてほしい私です。そして、これっぽっちも変わらない白鷺洲と、最初新キャラかと思っちゃった北斗…。北斗もすっかりエグゼクティブ予備軍になっちゃったのね、少しさびしいわ。
(★★★+0.5)
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