ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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待ってました? の木下けい子さんの新刊。





高校時代からの親友、友坂と野田 (左 メガネ)。
野田には、とっかえひっかえ彼女がいて、それどころか、いまも複数の女の子と付き合っていて、それをたしなめるのが友坂。
そんな関係の二人。

でも、友坂は、自分の知らない "恋愛" を野田が知っているのだと思うと、どうしても落ち着かない。
その落ち着かない気持ちが、野田への恋心だと気づくのに、それほど時間はかからなくて…

そんな話。


               ■□■□■


映画やテレビ、小説やマンガで、これが男の友情か! と思うことはよくありますが、女の友情というと、いまひとつピンときません。
私が薄情なんでしょうか、女には 「友情」 という言葉すら似合わないような気がします。

友坂と野田の間には、誰も入れない雰囲気があります。
読み終わって、この雰囲気は、野田が一方的につくっていたんだと確信しました。
野田が友坂に、自分の恋愛の話をしなかったのも、ふたりの関係に余計な登場人物を入れたくなかったからじゃないでしょうか。
無意識だからしかたないけど、野田はずるい。


そーでもないぜ
俺は友情を大事にするんだぜ
だから 友坂の方が大事よ?
(by 野田)

このセリフには、きっと愛はなくて、言葉どおり友情オンリーなんですが、妙な色気を野田が放出しているせいで (←私的感想) 友坂は困ってしまいます。
「大事」 って言われて嬉しいような、余計に悲しいような。
なんともいえなくせつないシーンです。


そして、友坂の気持ちが野田にバレるときがきます。
ここの野田の行動が、よくわかりませんでした。
なんであんなに追求したのか。
「好き」 とでも言わせたかった?

友坂には、野田と寝る気なんかなかったはずです。
でも、野田が誘うから…
野田はどうして誘ったんでしょうか。
同情ではないけど、かといって愛情でもないし、なんとなく "セックスしないと" って思ったのかな。
今夜 野田と寝ないと、この先、友だちでいることも難しくなってしまうとでも思ったんでしょうか。
そんな気がしました。


友坂のバイト先の店長さんが、ゲイなんです。
てっきり、いい加減な奴と思っていたこの人が、実に深い人でした。
今まで店長に気を許していなかった友坂が、店長に心を開く瞬間っていうのかな、
この人なら自分の気持ちを理解してくれる… と、新しい世界(ゲイの世界?)に一歩踏み出す瞬間っていうのかな、
そのシーンが印象に残りました。
セリフはないけど、泣けます。


その後。
「?(5)」 での開き直った友坂が、とっても可愛くて、でもこんな状態いつまで保つんだろうと思っていたら、野田…
せっかく友坂が頑張ってるのに、なんで手首なんか触るのよ。

なんで… どきっとしたんだろ (by 野田)

これが、恋だといいんですけど。
覚悟を決めてほしいです>野田
続きが楽しみ。
(★★★★+0.5)


なんか、野田への不満だけで終わっちゃった… (笑)
会って一喝入れたいな、野田。

読んでくださってありがとう


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やっぱり恋はタイミングなんでしょうか…


ボクとオレのかわいいあのコ
木下 けい子
大洋図書 (2005.10)
ISBN : 4813050158
価格 : \630



左から、高木(ボク) ・合田くん (ごうだ) ・ 細川 (オレ) です。
3人は、高校のときの同級生、そして、高木も細川も合田くんのことが大好き。
そう、ふたりはライバルなのです。

おそらく、3人とも大学は別のところへ進学、高木は大学院、細川は親の会社へ就職。
合田くんはというと、就職した会社が倒産してしまったそうで、求職中。
繁華街で、キャバレーの呼び込みをしていたところ、高木たちに再会します。

たぶん、大学に行ってるときは、高木と細川は普通に仲よしで、たまに合田も交えて会う… そんな関係じゃなかったのかなぁ。
しかし、かわいい合田くんを前に、再び火花バチバチの彼らです。

そんな合田くんには (合田本人は自覚なし) どうやら好きな人 (♂) がいるようで…
その男、志塚っていうんですが、くは?っ いいオトコですよ、もう。
面白いのは、高木も細川も、志塚のことをあんまりライバル視してないこと。 ふたりして 「コイツには勝てないな」 って思っちゃってるところがかわいかったです。
ふふ、そんくらい志塚はカッコいいのだ v love

でもね、志塚には気になる人 (やはり♂) がいたのです。
合田くん、失恋です。
そこで、高木と細川の "合田くんを慰める作戦" のスタート。
ふたりとも、すごく優しい。
弱ってるところにつけこむようなことはしないし (←細川はやりそうなのに) むりやり元気出させたりしないで、ゆ?っくり合田くんのペースに合わせていて、高木&細川には申し訳ないけど、 「理想のオトコ友だち」 って感じでした。

やばっ、気がついたらキスしてた! って感じの高木くんと、確信犯の細川くん。
ふたりのキスシーンが絵になってます、すてき。

(ひと息おいて、さらにネタバレ)

あ?あ、私は 細川くんのほうが好きなんだけど!!
合田くんが、だんだん高木くんのこと好きになっていくにつれて、私はどんどん凹んでしまいました。
だって細川くん、合田くんに自分の気持ち伝えてないんだもん?。

でも、いろいろ考えて、これがベストだったのかなと諦めがつきました。

〔諦め その1〕
細川が失恋しても 絵になるけど、高木が失恋したら 気の毒で目も当てられない。

〔諦め その2〕
細川は失恋しても、高木と友人関係を保っていけそう (事実そうなってる)。
でも、高木が失恋したら、二度と細川 (と合田くん) の前に姿を現さないような気がする。

〔諦め その3〕
すなわち、細川が失恋しても、この3人の友情は保たれるけれど、高木が失恋した場合、3人の関係は崩れてしまう。

だから、これでよかったんだ、きっと。

それに、細川は合田くんのこと、たしかに守ってくれるけど甘やかしてばっかりだものね。
でも高木は、励まして、一緒に行こうって引っぱってくれる。
ここが、ふたりの違うところ。
合田くんは無意識に、自分にとってプラスなほうを選んだのかもしれません。
(★★★★★)


高木は、いつか細川の優しさに気づくかしら。
あんなこと相談しにくるくらいだから (描き下ろし) 今のところはま?ったくわかってないんだろうけど。

去年読んだときは、まぁ好きかな、という程度だったんですが、読み直してみたら新しい発見もありました。


泣き虫なリトル

木下けい子
大洋図書 (2004.2)
ISBN : 481300959X
価格 : \630



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泣き虫なリトル
秘密
ライカ(BL色薄)
君は僕のもの(連作)
僕は君のもの(〃)
花男(非BL?)

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絵のタッチがそうさせるのか、どうしても登場人物が低血圧でちょっと醒めた人間に見えてきます(笑) 好きなのは 「君は僕のもの」と「僕は君のもの」 。

生徒会長・ひーちゃん(名前わからず)と、(たぶん)生徒会メンバーの司は幼なじみ。威張りんぼのひーちゃんは、司のことを鼻であしらって、やりたい放題やってきたつもりでいたけれど、それは大きな勘違いで、逆に司にいうこときかされてしまって…という話。

これも絵の効果か、ふたりがちょっとすれ違って、意地張ったり、見栄張ったりしてからくっつくまでが、実にさらりと低温度に描かれていて心地よいです。もし、これが誰か違うマンガ家さんの絵だったら… とあれこれ想像してみてわかったのですが、ストーリーそのものは特にほのぼのしてないですよね、これ。

ひーちゃんも司もスゴむと恐いんだけど、核の部分は子どもっぽい、そのギャップがかわいいです。お互い、赤面しちゃったりして、微笑ましいったらありません。だけど、たまに妙に色っぽかったりして。
司のほうが、心持ち強いです。たぶん、中身は昔と変わってないんだろうけど、ひーちゃんに対する駆け引きだけは上手になったみたいです。
(★★★☆☆)

「僕は君のもの」の扉絵、カラーで見たかったなぁ。
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