ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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いつも、どこか男臭い いおか先生の小説。
今回の主人公 真二も、ページから汗の匂いが漂ってきそうな奴でした。


好きこそ恋の絶対
いおか いつき
幻冬舎 (2005.7)
ISBN : 4344806042
価格 : \540


【こんな話】
諏訪内真二は、白バイ隊から捜査課に人事異動され刑事となった25歳。配属されて最初の事件の担当検事は、先輩刑事から敵視されている 高城幹弥 (みきや) だった。しかし事件を二人で調べるうち、真二は高城と親しくなりたいと思い、休日を一緒に過ごすことに。やがて真二は、正義感あふれる高城に惹かれ始め……。

【ひとこと】
ああ、真二は高城に巡り会えて、よかったです。こういうタイプは、どうせ年上の女とかに騙されて、人生を棒に振ってしまうに決まってます。

山奥から出てきたわけでもないのに (神奈川県出身) このボクトツさ。自分にも他人にも正直で、いつもありのままの自分で勝負してる。まさに、男の中の男、という感じです。
でも、女性の目から見ると、そんなわかりやすいところがカッコ悪かったり、清廉潔白さがモノ足りなかったりするものです。
だから、真二はこっちの道を選んで正解だったと思うのです。

一方、高城はというと、これまた一見わかりにくそうで、非常に単純で可愛い人です。
仕事中は鉄仮面をかぶっていますから、表情もひんやりクールだと思うんです。でも、真二と食べたり飲んだりしてるときの高城の笑顔って、きっと乙女っぽいんでしょうねぇ。
高城がニヤっと笑ったり、フッと笑ったり、吹き出したりするたびに、その表情を思い浮かべては嬉しがる私でした。しかも、仮面をはがしたら関西弁なんて… おいしすぎです。

関西弁まる出しで取り乱してる様子は、30歳を前にして早くも 「オヤジ」 の素質ありです。
ここのイラストが笑えます。奈良さん、ナイス!

しかし、真二の前向きなこと。もう、こっちが恥ずかしい?。
好きになったら即行動、どんなふうに落とそうか、なんてこれっぽっちも考えません。
酔っぱらってべろんべろん状態のまま、高城のマンションに乗り込んでいったかと思うと、話が済んだとたん、寝ちゃうし。
起きたら起きたで、ちょっとお茶でも飲んでからにすりゃいいのに、いきなり 「好きです」 って…。
この恥ずかしさはねぇ、女性には耐えられません、きっと。

だ・け・ど! 高城だから大丈夫。ホントはとっても動揺してるのに、平気な風を装ってるところが、なんとなく艶っぽくてよござんす。
でも、高城はどの辺りから、真二のこと好きだったんでしょうね。乙女な彼のことだから、
「俺が今一番会いたいのが高城さん」
のセリフにやられちゃったのかもしれません。これ、居酒屋さんでの会話のひとコマなんですけど、よくよく読んでみると、高城が誘導尋問して、真二に言わせてるようなもんですね。検事ならではの高等テクなんでしょうか。

ゴツゴツしてるのに、とっても甘いお話でした。
他の登場人物も、いい人ばかりで、読んでいてホッとできます。
(★★★★☆)


「俺、犬だったらよかったのに」
可愛いなぁ、真二。
それと、ベッドを動かそうとしてる高城もv
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舞台の上から告白… そんな王道的結末を期待してたんだけど(笑)

傲慢な愛は台詞にのせて
いおか いつき
プランタン出版 (2005.5)
ISBN : 4829622849
価格 : \560


【こんな話】
亮は、ずっと憧れていた人気俳優・高岡大志の舞台脚本を書くことに。しかし、大志の強い視線に戸惑った様子が "誘ってる" と誤解され、濃厚なキスをされてしまって…(カバー裏より抜粋)

【ひとこと】
結城亮は、脚本家のタマゴ。新鋭劇団で演出家をつとめる兄・秋司の下で、助手として働いています。
秋司は、亮の自慢のお兄さんで、その逆もまたしかり。この話もそんなふたりの描写から始まり、秋司が亮に、次の芝居の脚本を書いてみないか、と持ちかけるシーンへとつながります。
そのせいか、カバー裏で 「傲慢な俳優×ウブな脚本家の…」 と見ていたにもかかわらず、ああ兄弟モノだったんだ! とひとり合点したまま読み始めることになりました(笑)
(p.25のイラストを見るまで、てっきり表紙で抱き合ってるのは秋司と亮だと思ってた)

さて、美形の仲良し兄弟に、俳優が絡んできて、どんな嫉妬劇が繰り広げられるのかとドキドキしていたら、意外におとなしい一本筋のストーリーです。
もっと秋司が、オレの弟に何をする!てなタイプだと思っていたんです。でも、それどころか亮と大志の仲を応援していましたもんね。
なのに、大志の傲慢なアプローチに、亮がなかなかなびかなかったのは、"大志のように別世界に住む人間に、俺なんか相手にしてもらえるわけがない" という気後れが大きな原因だったわけですが…

…それにしては、亮の行動にどうしてもわかんなかったところが。
屋上でパンを食べている亮のところに、大志が来てキスするシーン。ここの亮って、なんでこんなに可愛いのよ。自分から、背中に手を回したりして、最初酔っぱらってるのかと思いましたよー。
ちょっと意気消沈していた自分を、探しにきてくれて嬉しかったのはわかるんだけど、どうも納得いかないなぁ。だって、この寸前まではこんなに素直じゃなかったし、このあともまた元の頑なな亮に戻っちゃったでしょう? うーん。
といいつつ、実はこのあたりは結構好きで何度も読み返していたりします。そして、いつまでもこだわり続ける私です。
(★★★☆☆)

女優のひびきさんがイイ。話の進行上、いいように使われて終わっちゃったのが残念です。
あとは廉くん。亮は、大志のことを兄にも話さずに悶々としてたけど、廉くんに相談したらよかったのにな。

近所の本屋さんは、人気のコミックスを20?30ページくらいコピーして綴じたものを「ご自由にお読みください」って吊してあるんです。が、普通のマンガに混じって、「ラブミースルーザナイト」(紺野けい子さん)とか「コイ茶」がぶら下がってるんですよ。これってどうなんですか。私、立ち読みしている人を見るたびに、もうドキドキヒヤヒヤして死んじゃいそうになるんですけど。


覚悟をきめろ!
いおか いつき
リーフ出版 (2005.2)
ISBN : 4434056506
価格 : \893



【こんな話】
大学卒業後、地元に戻って8年。史貴は自治会の後押しで、参院選に出馬することになった。そこへ、大手新聞社で記者を務める、親友の哲平が取材に現れる。史貴は幼い頃から、哲平に特別な感情を抱いていたのだが、実は哲平も同じ気持ちだったのだ。
お互いの心のうちを隠し続けていたふたりは、再会してもその対面を崩さなかったが…。

【ひとこと】
もちろんボーイズラブなのですが、素人が選挙に立候補して当選するまでの行程や、対立候補との駆け引き、甘い罠などがテンポよく書かれていて、とても楽しめました。
でも、史貴が哲平のことをずっと好きだったのはいいとして、哲平のほうも史貴を好きだったという事実が、最初のほうでさらっと明かされちゃってるんです。もう、あっけないほど、さらっと。これ、もう少しあとまで、とっておいてほしかったなぁ?。

史貴は、高校時代に生徒会長として活躍したり、地元の水質汚染問題にとりくんだり、と頭はいいし、実力もある男です。だけど多分、周りから盛り上げてもらわなければ、自分に自信をもてないタイプだと思うんです。だから今回も、哲平や水野(よさげな奴)が傍で支えてくれなかったら、きっと落選してたと思います。

それにしても、哲平に乱暴されながら愛を確信しちゃってる史貴が、ちょっと不気味に見えたのは私だけですか。
幼なじみの愛(しかも同性)に支えられて、選挙戦を勝ち抜いた男なんて、どこか頼りなげで、国会議員なんてできるの??って思ったりもするけど、これからも哲平がついててくれるなら大丈夫かな。哲平、いい男ですもんね。自分の立場も忘れて突っ走るところが、男らしくて素敵でした。
(★★★★☆)

お気の毒な久本くんは、その後どうなったんでしょう。
最後に、お詫びのハガキ1枚くらい出してほしかったです。
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