ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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シャイノベルズって、表紙がつるつるのときと、そうでないときとあるのね。
私は、非つるつる派 (この本は、つるつる)
それにしても、樹さんのイラストがかわいい。
中身もかわいかったですよ、オビには 「鬼畜」 ってあったけど。


嘘と本音としょっぱいキス
桜木 ライカ著
大洋図書 (2005.10)
ISBN : 4813011128
価格 : \903


【こんな話】
幼なじみで、家がお隣り同士の聖 (ひじり) と宗典 (むねのり) 。
一緒の高校に進学したのはいいけれど、最近 宗典の様子がどうもおかしい。
聖のことを、徹底的に避けるのだ。今まで、どんなときも離れたことなんてなかったのにどうして!?
こうなったら聖も意地で、宗典の姿を見かけるたびに、ストーカーよろしく 声をかけたり追いかけたりするんだけど、敵も相当手強いようで…
でも、宗典だって、何も好きこのんでそうしているわけではなく、それなりに理由があったのでした。

【ひとこと】
同じ恋愛モノでも、少女マンガにはあまり見かけない設定のひとつに、
「近づくとめちゃくちゃにしてしまいそうだから距離を置く」 というのがありますよね。
宗典の心境もこれ。

今までが、一緒に遊んで、ご飯を食べて、お風呂に入って、寝て… と、密着状態だっただけに、余計に意識過剰になってしまうんでしょうか。
夢の中で、艶っぽい聖に誘われるがままに欲望を果たしてしまう宗典が、情けなくてかわいいです。

しかし、聖を避けまくっていた宗典にライバルが!
副担任の宮城先生です。
この人、すごく危ないんですよ。先生のくせに、本気でライバルなんです。
(私は、樹さんのイラストを見るまで、ただのキモいオヤジだと思ってたんですが、案外ステキでしたね・笑)

毎日のように、聖と宮城がベタベタしているところを見せつけられて、宗典もギリギリだったんでしょう。
聖のしかけた、ちょっとした言葉のいたずらにカーッとなった宗典は、聖のことを乱暴に犯してしまうのです。
ここの宗典は、少し怖かった。乱暴だから怖いんじゃなくて、まるで何かに取り憑かれているようだったから。

このあと、宮城が聖をなぐさめるシーンが、猛烈に好きです。
しつこいようですが、それまで宮城は "キモい奴" でしかなかったのに。
聖がベソかいてるのもかわいいし、本当にいいシーンですね (笑)

宮城の 「したよ」 が、もうたまらないです。
人として、教職者としてどうよ!? って感じなんですけどね。

そして。
ハッピーエンドです、ご心配なく。
宮城先生はちょっとお気の毒だけど、後半またちょっと危ない奴に成り下がっているので、こうなるのが彼のためでもあるかも。
最後はちょっと性格変わってましたね、ハハハ…
(★★★☆☆)


この方の文章は、テンポがよすぎて、それが少々しんどくなるときがあります。
リズム感はあるんだけど、もう少し詳しく説明してほしいなぁと、思うことも。
短編 「GAME de × game」 が特に。これ面白いだけに、残念でした。
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このかたの原稿が「真っ赤になって返ってくる」って、編集さんのチカラって結構強いのね、なんて思ってしまいました。


あいつの腕まで徒歩1分

桜木ライカ
大洋図書 (2005.4.25)
ISBN : 4813010504
価格 : \903



【こんな話】
朋彦は大学生。住み込みでマンションの管理人をしている親に仕事を押しつけられ、便利屋としてマンション内を駆け回る日々だ。そんな朋彦が気になってしかたのない男が、602号室の月村。この男、外見は別として、態度が悪く、顔を合わせれば腹の立つことばかりなのに、なぜか世話を焼きたくなってしまうのだ。しかし…。
(社会人×大学生)

【ひとこと】
奥さまたちのウワサによれば、月村は30歳ちょっと手前で、エリートサラリーマン風情。クールでシャイなところが魅力的らしいのですが、話を読む限り、どうもアタマ悪くてどんくさい男に思えてしかたないです。言葉が足りないから、カタコトの外人さんみたいなときもありました…よね?(そう思うのは私だけ?)
熱を出して朋彦に介抱されるあたりは、病気ということで、まぁ許します。でも、女性同伴で帰宅したところで朋彦に出くわしたときの様子とか、なんとも情けなくて。自分が連れてきた女性が原因で、朋彦とケンカになってるんだから、普通はあいだに入ってとめるだろうに、それをニヤけながら見てたんですよ。女が怒って帰るのも引き留めなかったし、あの状況でどう欲情したのか、朋彦にキスなんかしちゃって。
そして、そのあと、強姦未遂(笑)が2回でしょう? ここの月村の言動がまた、盛ってる高校男子みたいでいただけません。とてもじゃないけどエリートとは。

でも、よくよく考えてみたら、朋彦もいったい月村のどういうところがよくて好きになったんでしょう。家を出て、友だちのところに転がり込んだ理由も、わかるようなわからないような。月村のことで不安定になってたといっても、とてもバーで働くような子じゃなかったし、カラダを売るなんてところまで話がいっちゃったのにはちょっとびっくりでした。

最後、助けに来てくれた月村は、少しはマシだったかな。マスターや加賀に、こてんぱにやられるかと思ったけれど、意外に強かったですね(笑)
ただ、その後の朋彦と月村のやり取りを見ると、やっぱり先行き不安です。いまは一緒に住んでいても、そのうち月村が女を連れてきたりしそうです。それに、ふたりの関係が、周囲にバレたときも、なんだか頼りにならなそうだなぁ、月村って。
(★★★☆☆)

どうにもわからないのが、朋彦の友人 林田です。組の使いっ走りでもやってるんでしょうか、この子。
朋彦にあんな仕事紹介して、許せませんよ…。
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