ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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30歳をオヤジと呼ぶには、私の年齢が微妙すぎるのです…


誰がおまえを好きだと言った

山田ユギ
竹書房 (2005.7)
ISBN : 4812462045
価格 : \590



■誰がお前を好きだと言った
幼なじみの弟×30過ぎ脚本家。
イヤな奴です、脚本家。
高校のとき、同級生の弟・宗次郎 (当時 小学生) から告白されてから15年くらい?のらりくらり保留してるのです。そのたび、いい加減な条件を出して逃げているんですよ。
でも 「背が伸びたら考えてやる」 って言ってるときの顔… これ罪だよねぇ。こんな優しい表情されたら、よし!背高くなるぞ! って頑張っちゃいますよ、誰だって。

そんな態度は、宗次郎が社会人になっても続きます。
「やっぱり おまえじゃ駄目なんだよ 宗次郎」 って。
だけど、そんなふうに言ったって、いざ宗次郎が女の子と歩いてるのを目撃すれば、ほらね 面白くないんですよ。

ここからの脚本家は好きです、ちょっとだけ私もほだされた。
本人はまだまだ女王様のつもりなんだけど、とっくにプライドなんか剥がれてて、傍から見るとかなりカッコ悪いのです。そこが逆に素敵。
そして、宗次郎がホントいい子です (涙)


■我が家は楽し
バツイチ同士の元同級生がくっつく話。
片方は、高校生の息子がいるんですが (別居) この子がっ!
登場シーンでは、思わず 「おぉ!」 と拍手しました。好きっ!
高1にして、妙に色気ありで、相当ワルガキ? と思ったら○×△□… まぁ、お楽しみに。
私は、こっちがメインになってくれても、一向に構わなかったというか、むしろそのほうがよかったとさえ思います。

…って、ぜんぜんこの話の感想になってない。


■照る日曇る日
■暗いトンネルの向こう

引き継ぎもしないで辞めていった元課長と、部下になるはずだった社員。リバです。
寂しいオヤジです、課長。仕事もあっちもヤリ手の人だったのに、お偉いさんの息子に手を出したばっかりに、クビになっちゃったんです。
ひゅるる?、これだけで哀愁ただようでしょう? で、仕事も見つからないで、パチンコなんかしてる。
どんなオヤジが好き? と訊かれたら、私は迷わず、こういうオヤジが好きと答えます、ほっとけない、面倒みてあげたい。
実生活でも私、そのうちこんなのに引っかかりそうです(笑えない)

一方、部下のほうは、すごく真面目クンです。その印象が強すぎたのか、課長に惚れこんじゃう様子とかが、どうもしっくり来なかったんですよね。だって
「下心で ぐちゃぐちゃですよ」
なんて、100年たっても言いそうにないキャラなんだもの。

でも、このふたり。もし、これからも付き合っていくとしたら、一生 「受」 「攻」 代わりばんこやってそう。それも、1回ずつきっちり交代で。カレンダーに印とかもつけそうだ。


■靴下の穴
■苺の染み

29歳チーフ×バイト君。
29歳でこんな苦み走った男がいたら、見てみたいです。私は勝手に、37歳の設定で読みました。
で、そのチーフは既婚、一男あり。でも、話の途中で奥さんに逃げられてしまうんですけどね。
体育会系っぽい面倒見のよさなんでしょうか、遅刻常習犯のバイト君を、朝むかえに来てくれたりします。

もともとゲイだったバイト君は、そんなチーフに惹かれていき、そしてポロっと胸の内を告白。
ノンケだったチーフ (この辺りから店長に昇格・以下店長) も、最初はちょこっと譲歩したつもりが、どんどん放っておけなくなって…

店長が 「おいで」 っていうシーンがあるんです。この台詞から、エッチになだれこむわけなんですが、この 「おいで」 が異常にエロくて困りました、ふぅ…
でも、この店長だったら、この日には寝ないかなぁとも思うのです、私。

「靴下」 はバイト君の、「苺」 は店長の視点。というほどでもないのだけど、それぞれのモノローグ入り。


■おねがいちょっとだまってて
同じビルに勤める恋人同士。片方は結婚していて、もう片方はいつ関係を終わりにしようか迷ってる状態。
そして、それをからかってくるバーテンさんがひとり。このバーテンさんは 「受」 の隣りの部屋に住んでます。
ストーリーは他愛もないんだけど、悩む 「受」 の話を聞いてあげるうちに、ついつい 「受」 に迫っちゃうバーテンさんが滑稽で素敵です (35歳くらい希望)


■おまけマンガ (誰がお前を… の番外)
↑上の話のバーテンさんのお店で、「誰がお前を…」 の兄・兼太郎がくだを巻く話。
兼太郎の語りで、弟と脚本家の温泉エッチがドラマさながらに再現されます。
この人の声、私はどうしても柳沢慎吾の声で聞こえちゃうんですけど。
誰か、彼を幸せにしてあげてくださいな。
(★★★★☆)

ユギさんのマンガは 「目は口ほどにものを言う」 という感じですね。視線が語ってる。
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このかたの描く、悩める青少年はいいですね。


どうして涙が出るのかな

山田ユギ
幻冬舎コミックス (2004.6)
ISBN : 4344804171
価格 : \620



【こんな話】
泉谷は普通の中学2年生。
ある日、同級生の早川に突然キスされて仰天。
じぶんのことを好きだという早川に、腹が立つやら気になるやら。
しかし、泉谷があれこれ考えをめぐらせているうちに、早川は、転校していってしまった。
その後、ふたりは高校で再会することになるが、程なく早川は再び姿を消してしまい…。

【ひとこと】
泉谷をさんざん煽っておきながら、なんのことわりもなく目の前から消えてしまう早川。
泉谷にしてみれば、タヌキに化かされてるようなもんです。
いくら家庭の事情があったにしても、泉谷の気持ちの変化に気づかなかったにしても、早川の行動はあまりにひどいんじゃないの? そう思いました。
でも、よくよく考えてみたら、高校生の「好き」って、こんな感じですよね。
大学生や社会人なら、遠くまで会いに行くこともできるけど、高校生にはお金も自由もない。しかも、男の子だったら余計あっさりでも仕方ないのかもしれない。
大人の強引な愛(特にBL)に慣れきってしまったせいで、なかなかそれに気づきませんでしたよ…。

タイトルは「どうして涙が出るのかな」だけど、泉谷が泣く気持ちも、早川が泣く気持ちも、「どうして」どころか、痛いほど伝わってきます。
いちばん好きな涙は、早川の舞台を見て、泉谷が流す涙かな。

社会人になって、泉谷も強くなりました。
会いに来てくれた早川に、「帰れ」だの「(会社に)来たら絶交」なんて強気なことが言えるのも、早川のこと、信じてあげられるようになったからだよね。
よかった。幸せになってください。
エピローグ、よかったです。

あ、表紙も素敵です?。(ふたりの)結婚式…だよね?
早川じゃなくて、泉谷が花くわえてるのが嘘っぽくてオツです。
口絵は、この服装この立ち位置のまま、泣いてる早川の鼻を泉谷がふいてあげてる絵なんですけど、これもまたよし!
ちょっとバンデージ(@何でやねん!)を思い出しますね。
(★★★★★)

エッチは最後にほんのチラっと出てくるだけなので、苦手なかたもどうぞ。

ところで、竹脇 蓮くんが気になるのは私だけですか。
氷帝学園の忍足侑士をまっ白くしたようなこの人。
滝口が、同学園テニス部の部長に見えてしかたありませんでした(笑)


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