ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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究極の三角関係の築き方…




マキは、教師の水口に勧められた塾で、春路 (以下 ハルジ) と知り合いカラダの関係をもつ。
しかし、水口とハルジが過去に、そして今もつながっていることを察し…


                 ■□■□■

「春路は 昔 オレが教えたから」
「何を?」
「数学」
「アンタ 英語の先生じゃん」


マキがハルジに声をかけたのは、男に興味があったというよりは セックスそのものをもっと知りたい と思ったから。
そして、予想外にもマキはハルジに強く惹かれていくわけですが、スキという感情をもつ前に、水口との過去に気づいてしまいます。
それが、上の会話。マキは、人の心が見える子なのです。もうそれが悲しい。

関係を続けるうちに、マキとハルジのあいだには、恋愛ではない 「情」 が生まれます。
でも、それを恋愛ではないと決めつけているのはハルジだけで、マキはいつでもしっかりハルジのことを見つめていましたね。
ハルジが "(自分が) マキを好きになることはない、それをマキも知っている" なんていうこと自体、マキの愛情を感じていた証拠だと思うんだけど、あくまでも乾いた関係を続けるふたりには息が詰まりました。

そして、マキがきっかけとなって、ハルジと水口は再会することに。
このときのハルジは、今までの彼となんだか雰囲気が違って、こんなハルジはマキも見たことなかったんじゃないかと思うと、面白くありませんでした。

ハルジはともかく、水口は私ちょっと許せないな。
水口は、マキからハルジのことを聞かされなければ、何もアクションを起こさなかったと思うから。


ハルジと水口は、実はキスをしたことがなくて、よりを戻して初めてキスをします。

ふたりはキスをするとき、そこにマキの存在を感じて
ふたりが一緒にいる限り、マキも一緒にいる。


これって、究極の三角関係じゃない?
ふたりの幸せを願いつつ、自分もともにいることができるって、別の意味でまたしあわせかも。
ハルジと水口も、マキの存在があるからこそ今度は失敗しないんだと思うし。

なんだかマキって、カリスマキューピッドみたい。


最後は、マキとレニの話 「カンジョウカイロ」。
このレニとの出会いとその後の話は、『フェイクファー』 というコミックスに収録されています。
レニがルームメイトとして、マキをひっかけたのがきっかけです。

オンライン書店ビーケーワン:フェイクファー

レニはマキと寝ながら、マキとのセックスに潜んでいるほかの男の存在 (つまりハルジのこと) を感じるのですが、この話を読んだとき、実はレニの気持ちが理解できませんでした。
ハルジの存在に妬いているように見えるのに、マキにずいぶん冷たいし。
でも、今回の 「カンジョウカイロ」 で、やっぱり妬いてたんだって確信がもててホッとしました。
レニのことはなぜだか、嫌いになれません。

『フェイクファー』 を読んでいないと、あれ?と思う箇所があると思います。
ぜひ読んでください、レニをより深く理解するために (笑)
(★★★★☆) 


そして、『フェイクファー』 を買ったあなたは、あとがきを読んで今度は 『スリークォーター』 が読みたくなります…
わらしべ長者?
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