ボーイズラブの小説やマンガの感想です.★3つが「面白い」であとはプラスマイナスアルファかな.お気軽にどうぞ.

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頼光くんには、後光が射してる。
注: 頼光は苗字です。


頼光くんごめん
梅太郎
新書館 (2005.10)


塾講師の夏木は酔った勢いで、デリバリーに来たコンビニ店員・頼光にキスをしてしまう。
その後も頼光は、夏木の世話を焼き続け、夏木もなんとなく居心地のよさを味わっていたのだが、頼光が高校生であることが発覚。
さすがに10代はまずいと逃げ腰になる夏木に、頼光は真っ正面から思いをぶつけてくる。
そんなある日、夏木の元彼・榊が現れて…


頼光くんが、聖職者のような男の子なのです。
9人きょうだいの三男で、父親がやっているコンビニを手伝っているのですが、すべてに投げやりな夏木に、頼光くんはとっても優しいんです。
夏木の乾いた生活も、頼光くんのおかげですっかりうるおって、夏木もそれに甘えてしまいそうになるんだけど、まさか高校生とは思ってなくて。

一生懸命な恋愛はしたくないという夏木に、頼光くんが根気よく説得しするんですが、こんな高校生 いえ こんな男性に一生かかっても出会えるチャンスは少ないと思います。
昔の彼が出てきたって、そいつがケンカ売ってきたって、まったく動じないんですから。

家に帰れば、弟や妹の面倒をみる優しいおにいちゃんで、どこから見ても悪いところがない頼光くん。
だけど、私は夏木のほうが好きかな。
夏木は、頼光家からコンちゃんと呼ばれてるんですよ。なぜかって、単にコンビニで コン○ームを買ったから。たったそれだけなのに、お気の毒♪

でも、フラフラしていた夏木も、頼光くんの優しさや誠実さにふれたおかげで、榊にも流されないですみましたね。
頼光くんの言葉を信じ、過去の思いを断ちきって榊に別れを告げる夏木が好きです。そばで見ていたら、抱きついちゃいたくなるような気持ちでした。
(★★★★☆)


                     ■□■□■


頼光くんの弟
梅太郎
新書館 (2005.12)


頼光家の四男・政樹は、たまにファミレスで会う男・ユキとカラダだけの関係を続けていた。
よくできた兄・政文 (便宜上、以下 頼光くん) のせいで、どこに行っても 「頼光政文の弟」 と呼ばれていた政樹は、ユキといるときだけ、頼光政樹というひとりの人間になれたのだ。
しかしある日、政樹の学校にユキが教師として赴任してきて…。


あー、やっぱり。
できすぎた兄をもつ弟は大変なのです。
でも、兄ちゃんなんか! と思いながらも、政樹は頼光くんのことが好きなんです。
だから余計に悩む。

ユキとの付き合いは、互いのフルネームも家庭環境も職業 (学校) も明かさない、カラダだけの関係。
てっきりユキも、そんな関係を望んでいるのかと思ったら、ユキの気持ちは真剣だったんですね。
政樹もユキのこと、すっごく好きだったのに、自分の素性を話してしまうと 兄へのコンプレックスまで知られてしまうことが怖くて、自分の気持ちから逃げていたのでした。

人を寄せつけない政樹を、ユキが学校まで追っかけてきたっていうのが素敵じゃないですか!
ユキ 改め 鳥山数行 に、もう私はどうしたらいいの! って感じでした。
頼光くん (「ごめん」の) のキスも相当キタんですけど、この先生にはもう!

みんなは政樹のこと 「頼光くんの弟」 って呼ぶけれど、先生は頼光くんのことを 「政樹のお兄さん」 って言うんですよ。
優しいでしょう、素敵でしょう?
(★★★★☆)


『頼光くんの弟』 に収録されている 「雨が連れてくる」 という作品。
以前、前編だけ読んだ記憶があります。怖いんです、これ。
優しい幽霊のお話なんですが、どんなに優しい気持ちで現れてくれても、おばけは怖いです…
私も将来、化けて出るときには気をつけなくては (笑)
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